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2026.09.08

満室の窓口

雨漏り・浸水対策|高額修繕を防ぐ秋の予防保全と対応策


台風や秋の長雨が過ぎ、「今年も大きな被害はなかった」と安心していませんか。

室内で雨漏りが起きていなくても、建物が無傷とは限りません。強風を伴う雨や長時間の降雨によって、屋上の防水層や外壁、シーリング、雨どい、排水口などには少しずつダメージが蓄積している可能性があります。

気象庁によると、台風の発生・日本への接近・上陸はいずれも7~10月に多く、9月以降は台風によって秋雨前線の活動が活発になり、大雨につながることもあります。

そこで不動産オーナー様におすすめしたいのが、台風や長雨のシーズンを経た「秋の予防保全」です。

比較的気候が穏やかな秋のうちに建物を点検し、小さな不具合を補修しておけば、雨漏り・浸水の被害拡大を防ぎやすくなります。さらに寒冷地では、冬になると給水管の凍結や破裂、積雪など別のリスクも加わります。

「壊れてから直す」のではなく、壊れる前に状態を確認して必要な手を打つことが、突発的な高額修繕を避け、安定した賃貸経営を続けるためのポイントです。

この記事では、不動産オーナー様に向けて、秋に点検したい雨漏り・浸水対策から、冬前に行いたい予防保全、実際にトラブルが発生した際の対応方法まで詳しく解説します。


<目次>
1.雨漏り・浸水対策は発生してからでは遅い
2.なぜ雨漏り・浸水の予防保全は「秋」が重要なのか
3.秋に確認したい雨漏り・浸水対策7つ
4.「雨漏り対策」と「浸水対策」は分けて考える
5.冬を迎える前に給水管の凍結・漏水対策も確認する
6.雨漏りを放置すると賃貸経営にも影響する
7.雨漏り・浸水が発生したときの対応策
8.点検履歴を残すと予防保全の精度が高まる
9.秋の雨漏り・浸水対策チェックリスト
10.まとめ


1.雨漏り・浸水対策は発生してからでは遅い

雨漏りというと、天井から水が落ちてきたり、壁に大きな雨染みができたりする状態を想像するかもしれません。

しかし、建物内部への雨水の侵入は、それより前から始まっているケースがあります。

例えば、外壁のわずかなひび割れや劣化したシーリング、防水層の小さな亀裂などから入り込んだ水が、建物内部を伝ってから室内に現れることがあります。

そのため、「室内に水が漏れていない=問題がない」とは限りません。


小さな劣化を放置すると修繕範囲が広がる

初期の段階で不具合を発見できれば、排水口の清掃やシーリングの部分補修、防水層の部分補修など、比較的小規模な対応で済む場合があります。

一方、水の侵入を長期間放置すると、防水部分だけではなく、下地や内装材などにも影響が広がる可能性があります。

例えば、

シーリングや防水層の劣化
↓
建物内部への水分侵入
↓
下地や内装材への影響
↓
天井・壁の雨染みやカビ
↓
原因箇所の修繕+室内の復旧工事

というように、対応しなければならない範囲が広がっていきます。

さらに賃貸住宅の場合、建物そのものだけではなく、入居者の生活にも影響します。

だからこそ、修繕費を抑えるうえで重要なのは、故障や雨漏りが明確になってから対応する「事後保全」だけではありません。

小さな劣化を早めに見つけて対応する「予防保全」が重要なのです。


2.なぜ雨漏り・浸水の予防保全は「秋」が重要なのか


建物の防水点検というと、梅雨前や台風前をイメージする方も多いでしょう。

もちろん事前点検も大切ですが、不動産オーナー様にはぜひ、台風シーズンを経験した後の秋にも点検することをおすすめします。

理由は大きく3つあります。


台風や秋の長雨によるダメージを確認できるから

台風では、通常の雨とは異なり、強い風を伴った雨が建物へ吹き付けます。

そのため普段の雨では問題が起こらない場所でも、サッシ周辺や外壁の隙間から雨水が侵入することがあります。

また、屋上やバルコニーでは飛来物によって防水層が傷ついたり、大量の落ち葉やゴミが排水口を塞いだりすることもあります。

台風後には天井・壁のシミ、サッシ周辺の水跡、屋上の水たまり、防水層の剥がれ、外壁のひび割れなどを確認することが重要とされています。

「台風の最中に雨漏りしなかったから大丈夫」と考えるのではなく、台風シーズンを経験した結果、建物にどのような変化が起きたのか

を確認することが大切です。


本格的な冬を迎える前に修繕できるから

秋に点検を行うもう一つの理由が、冬への備えです。

寒冷地では冬になると、雨や台風とは異なる建物リスクが発生します。

特に注意したいのが給水管の凍結です。

国土交通省では、最低気温が-4℃以下になるときなどは給水管の凍結に特に注意が必要としています。

外壁際に露出した給水管や、北向きの日陰、風当たりの強い場所にある給水管は凍結しやすく、凍結によって給水管が破裂すると漏水につながる可能性があります。

つまり秋は、

夏~秋に受けたダメージを修繕する時期であると同時に、冬のトラブルを防ぐ準備期間

でもあります。


緊急修繕ではなく計画修繕として判断できるから

雨漏りや漏水がすでに起きている状態では、とにかく早く対応しなければならないため、修繕内容や予算をじっくり検討する余裕がなくなります。

一方、点検によって劣化を早期発見できれば、

「すぐに直した方がよい箇所」

「冬までに対応したい箇所」

「次回の計画修繕に組み込む箇所」

というように優先順位を付けることができます。

突発的な出費ではなく、年間の修繕計画の中で費用を管理しやすくなることも、秋に予防保全を行うメリットです。


3.秋に確認したい雨漏り・浸水対策7つ

では、具体的にどこを確認すればよいのでしょうか。

特に不動産オーナー様が押さえておきたい7つのポイントを紹介します。


1.屋根・屋上の防水状態

まず確認したいのが、建物への雨水の侵入を防ぐ重要な部分である屋根や屋上です。

陸屋根のマンションやアパートの場合は、防水層に次のような異常がないか確認します。

・ひび割れ

・膨れや浮き

・剥がれ

・塗膜の劣化

・シート端部のめくれ

・雨上がりに長時間残る水たまり

・パラペットや笠木周辺の異常

台風による飛来物などで、局所的に防水層が傷ついている可能性もあります。

なお、屋根や屋上は転落事故の危険があります。

オーナー様自身で無理に確認せず、高所や危険箇所については管理会社や専門業者に点検を依頼しましょう。


2.屋上・バルコニーの排水口

秋に特に注意したいのが、落ち葉による排水口の詰まりです。

屋上やバルコニーに降った雨は、ドレンと呼ばれる排水口から排出されます。

しかし、落ち葉や枝、砂、泥、ゴミなどがたまると排水能力が落ち、大雨の際に水があふれる可能性があります。

排水不良によって水が長時間滞留すれば、防水部分への負担も大きくなります。

台風後だけではなく、落葉が増える時期にも一度確認しておきましょう。


3.雨どい

雨どいは、屋根に降った雨水を適切な場所へ排水する重要な設備です。

落ち葉が詰まっていないかだけでなく、

「台風の風でずれていないか」

「接続部分が外れていないか」

「支持金具が緩んでいないか」

「雨の日に途中から水があふれていないか」

などを確認しましょう。

自治体でも、台風への備えとして雨どいや側溝の清掃、台風通過後の点検が呼びかけられています。

防水対策というと「水を入れない」ことに目が向きますが、降った水を正常に外へ逃がすことも同じくらい重要です。


4.外壁・シーリング

外壁は一見すると問題がないように見えても、細かなひび割れや目地部分の劣化が進んでいる場合があります。

特にチェックしたいのが、窓まわり、外壁目地、配管まわりなどに施工されているシーリングです。

シーリングにひび割れや剥離、隙間が生じていると、強風を伴った雨が吹き付けた際に雨水の侵入口となることがあります。

入居者から、「普通の雨では大丈夫なのに、台風のときだけ窓際が濡れる」

という連絡があった場合には、窓そのものだけでなく、周囲の外壁やシーリングも含めて原因を調査しましょう。


5.バルコニー・共用廊下

バルコニーや外廊下も、雨水が直接入り込む場所です。

床面の防水状態だけでなく、排水口、水の流れ、サッシ下部、外壁との接合部分なども確認します。

また、賃貸住宅の場合、専用バルコニーはオーナーや管理会社が普段確認しにくい場所でもあります。

台風や大雨の前後には入居者へ、

「排水口周辺のゴミや落ち葉を取り除く」

「バルコニーに置いている飛散しやすい物を片付ける」

「水が流れにくい、雨漏りしているなどの異常があれば連絡する」

と案内しておくと、トラブルの早期発見につながります。


6.サッシ・配管などの貫通部

建物には、エアコン配管や電気配線、換気設備など、外壁を貫通している部分があります。

こうした部分の周囲に施工されているシーリングが劣化すると、雨水が入り込む可能性があります。

室内に現れた雨漏りの位置と、実際に水が侵入している場所が一致するとは限りません。

そのため、「ここから漏れているはず」と自己判断してコーキング材を追加するのではなく、雨漏りが繰り返される場合は専門業者による原因調査を行うことが重要です。


7.建物周辺・側溝・排水ます

「雨漏り」と同時に忘れてはいけないのが「浸水」です。

特に、1階住戸、半地下住戸、地下室、地下駐車場、低い位置にあるエントランスなどを持つ物件では、敷地周辺の水の流れも確認しましょう。

側溝や排水ますに泥や落ち葉がたまっていると、大雨時に正常に排水できない可能性があります。

また、物件そのものに異常がなくても、周辺道路や河川の状況によって浸水するケースがあります。

国のハザードマップポータルサイトでは、住所から洪水・内水・高潮などの災害リスクを確認できます。

所有物件がどのような水害リスクを抱えているか、一度確認しておくことも予防保全の一つです。


4.「雨漏り対策」と「浸水対策」は分けて考える

雨漏りと浸水はどちらも建物に水が入るトラブルですが、発生経路が異なります。

雨漏りは、屋根・屋上・外壁・窓まわりなど、主に建物の上部や外装部分から雨水が侵入する現象です。

浸水は、大雨によって道路や敷地に水がたまり、玄関や地下部分など低い位置から建物内部へ水が入るケースが中心です。

そのため対策も異なります。

雨漏り対策では、屋根・防水層・シーリングなどの「建物を水から守る機能」を維持することが重要です。

浸水対策では、それに加えて、敷地内排水の確保、低い位置にある開口部の確認、止水板の準備、地下設備の位置確認、ハザードマップによるリスク把握などを検討する必要があります。

特に過去に浸水履歴がある物件では、「前回どこから水が入り、どこまで被害が及んだか」を記録しておくと、次回の対策を立てやすくなります。


5.冬を迎える前に給水管の凍結・漏水対策も確認する

秋の点検では、雨への備えだけではなく、冬への備えも同時に行いましょう。

寒冷地などで特に気を付けたいのが、給水管の凍結です。

国土交通省では、最低気温が-4℃以下になる場合のほか、長期間水道を使用しない場合などにも注意を呼びかけています。

凍結しやすいのは、外壁際に露出している配管や、北向きの日陰、風当たりが強い場所などです。

予防方法として、給水管に保温材を巻いて外気と直接触れにくくすることや、設備によっては管内の水をあらかじめ抜く方法が示されています。

賃貸物件では、特に次のような点を秋のうちに確認しておくとよいでしょう。

・屋外やパイプスペース内の配管に保温材が施工されているか

・保温材が破れたり外れたりしていないか

・外部水栓の凍結対策はできているか

・冬季に長期間空室になる部屋の管理方法は決まっているか

・元栓・止水栓の場所を管理会社が把握しているか

・凍結・破裂時に依頼する設備業者が決まっているか

なお、凍結した配管に熱湯をかけると破損する恐れがあります。

国土交通省では、凍結箇所にタオルなどを巻いてぬるま湯をかける方法を案内しています。

また、配管が破裂した場合は元栓を閉め、指定給水装置工事事業者などへ修理を依頼することが必要です。

秋に防水設備と給水設備を一緒に点検しておけば、冬になってから慌てて修繕業者を探すリスクを減らせます。


6.雨漏りを放置すると賃貸経営にも影響する

雨漏りや浸水は、建物の修繕費だけの問題ではありません。

賃貸物件の場合、その建物で入居者が生活しています。

対応が遅れれば、天井・壁・床などの内装被害だけでなく、カビや臭いが発生したり、入居者の家具・家電などに被害が及んだりすることがあります。

さらに、長期間居住環境に支障が出れば、入居者対応や賃料にも影響する可能性があります。

民法第606条では、賃貸人は原則として、賃貸物を使用・収益するために必要な修繕を行う義務を負うとされています。

ただし、賃借人の責任によって修繕が必要になった場合は例外です。

また民法第611条では、借主の責任ではない事情によって賃貸物の一部が使用・収益できなくなった場合、その使用できなくなった部分の割合に応じて賃料が減額されることが定められています。

国土交通省も、民間賃貸住宅における賃借物の一部使用不能と賃料減額について資料を公表しています。

実際の責任範囲や賃料減額の有無・程度については、雨漏りの原因や被害状況、契約内容などによって異なります。

重要なのは、問題が起きてから責任の所在を考えるのではなく、早期発見・早期対応によって被害そのものを小さくすることです。

これは入居者満足度の維持だけでなく、安定した物件経営にもつながります。


7.雨漏り・浸水が発生したときの対応策

どれだけ予防保全を行っても、自然災害による雨漏りや浸水を完全に防げるとは限りません。

いざというときに慌てないためにも、対応手順をあらかじめ整理しておきましょう。


1.入居者と建物の安全を最優先にする

最初に確認するのは人の安全です。

大量の水が電気設備やコンセント、照明器具、分電盤などの周囲まで達している場合、感電などの危険があります。

無理に触れず、必要に応じて電気設備の専門業者などへ相談してください。

また、台風や強風が続いている最中にオーナー様自身が屋根や屋上へ上って確認するのは危険です。

建物の点検は天候が回復し、安全が確保されてから行いましょう。


2.写真・動画で状況を記録する

応急処置を行う前後に、可能な範囲で被害状況を記録します。

室内の雨染みや浸水箇所だけでなく、

「いつ発生したか」

「雨の強さや風向きはどうだったか」

「どの場所から水が出ていたか」

「雨が弱くなると止まったのか」

といった情報も残しておくと、原因調査に役立つことがあります。

外壁や屋上などに目視できる異常があれば、安全な位置から写真を残しておきましょう。

保険会社へ相談する際などにも、被害発生時の記録が必要になる場合があります。


3.可能な範囲で被害拡大を防ぐ

室内の雨漏りであれば、バケツなどで水を受ける、濡れて困る家具や家電を移動するなど、安全な範囲で応急処置を行います。

一方、給水管からの漏水であれば、止水が有効な場合があります。

水が出ているからといって、すべてが雨漏りとは限りません。

雨の日に発生していても、給水管・排水管からの漏水や結露など、別の原因が隠れている場合もあります。


4.管理会社・専門業者へ速やかに連絡する

次に、管理会社や修繕業者へ連絡します。

その際は単に、

「雨漏りしています」

と伝えるだけではなく、

「○階の○号室で、○時ごろから天井のこの位置より水が落ちている」

など、できるだけ具体的に状況を共有しましょう。

写真や動画があれば併せて送ることで、必要な応急処置や訪問時の準備を判断しやすくなります。


5.原因を特定してから本修繕を行う

雨漏り修繕で重要なのは、水が出ている場所だけを直して終わらせないことです。

例えば窓の上から雨漏りしていたとしても、原因が窓周辺にあるとは限りません。

上階のバルコニーや外壁、防水層、シーリング、配管貫通部などから侵入した水が、建物内部を伝って別の場所に現れることがあります。

同じ場所で雨漏りが繰り返されている場合は、表面的な補修を繰り返すのではなく、原因調査を行ったうえで修繕方法を検討しましょう。


6.入居者へ対応状況を共有する

雨漏り発生時は、工事だけでなく入居者への連絡も重要です。

原因がすぐに分からないケースでも、

「現在原因を調査している」

「○日に業者が訪問予定」

「応急処置を実施し、本修繕を検討している」

など、現在の状況を共有しましょう。

何も連絡がない状態が続くと、入居者の不安や不満が大きくなりやすいためです。

迅速な初動と丁寧な情報共有をセットで考えることが重要です。


高額修繕を防ぐには「すべて直す」のではなく優先順位を付ける

「点検すると、あれもこれも直さなければならないのでは」

と心配するオーナー様もいるでしょう。

予防保全だからといって、見つかった劣化をすべて一度に修繕する必要があるとは限りません。

重要なのは、状態を把握したうえで優先順位を付けることです。


おすすめは、点検結果を次の3段階に分ける方法です。

① 今すぐ対応する

すでに雨水が侵入している、防水層が大きく剥がれている、排水が機能していないなど、被害拡大につながるものです。

② 冬までに対応する

現時点で緊急性は高くなくても、給水管の保温材の破損や排水設備の不具合など、冬季の気象条件によって悪化する可能性があるものです。

③ 計画修繕として管理する

軽微な劣化で経過観察が可能な箇所については、写真や点検日を記録し、次回点検や大規模修繕のタイミングで再確認します。

このように整理することで、必要な工事を必要なタイミングで行いやすくなります。


8.点検履歴を残すと予防保全の精度が高まる

雨漏り・浸水対策では、「点検した」という事実だけではなく、記録を残すことも重要です。

例えば、

・点検した日

・点検箇所

・劣化状況

・写真

・実施した補修

・修繕費

・次回確認する時期

などを物件ごとに記録しておきます。

特に写真は、可能であれば毎年同じ場所・同じような角度から撮影すると比較しやすくなります。

前年の写真と比べることで、

「ひび割れが広がっている」

「シーリングの隙間が大きくなっている」

「以前はなかった水たまりができている」

といった変化に気付きやすくなります。

予防保全で大切なのは、単発の点検ではありません。

建物の変化を継続的に把握する仕組みをつくることです。


9.秋の雨漏り・浸水対策チェックリスト

冬を迎える前に、次の項目を一度確認してみましょう。


屋根・防水

□ 屋根材に割れ・ずれなどがない

□ 屋上防水に浮き・剥がれ・ひび割れがない

□ 雨上がりに長時間水たまりが残らない

□ パラペット・笠木周辺に異常がない


外壁・開口部

□ 外壁に大きなひび割れがない

□ シーリングにひび割れ・剥離・隙間がない

□ サッシ周辺に雨染みや水跡がない

□ 配管・換気口などの貫通部に異常がない


排水・浸水

□ 屋上ドレンに落ち葉やゴミがたまっていない

□ バルコニーの排水口が詰まっていない

□ 雨どいに詰まり・変形・破損がない

□ 側溝・排水ますが機能している

□ 建物周囲に雨水がたまりやすい場所がない

□ 物件所在地の水害リスクを確認している


冬への備え

□ 露出した給水管の保温状態を確認した

□ 保温材に破れ・外れがない

□ 冬季の空室管理方法を決めている

□ 元栓・止水栓の場所を把握している

□ 緊急時に依頼する業者を確認している


管理体制

□ 台風後に入居者から異常報告がなかったか確認した

□ 点検箇所を写真で記録した

□ 「今すぐ・冬まで・計画修繕」に優先順位を分けた

□ 次回の点検時期を決めた

すべて問題がないかを確認するだけでも、今後の修繕計画を立てやすくなります。


10.まとめ

雨漏りや浸水は、室内に水が入ってから初めて問題になるわけではありません。

屋上防水の小さな浮き、外壁のひび割れ、シーリングの劣化、排水口の詰まりなど、表面上は小さな異常から始まることがあります。

そして、こうした劣化を放置したまま次の大雨や冬を迎えると、被害範囲が広がり、修繕費が大きくなる可能性があります。

だからこそ、不動産オーナー様にとって重要なのが秋の予防保全です。

台風や秋の長雨で建物が受けたダメージを点検し、排水設備を整え、必要な部分を補修する。

さらに寒冷地では、給水管の凍結や漏水など冬特有のリスクも合わせて確認しておく。

「大きなトラブルが起きていないから何もしない」のではなく、トラブルが起きていない今だからこそ点検することが大切です。

小さな修繕を適切なタイミングで積み重ねることは、突発的な高額修繕を防ぐだけではありません。

入居者が安心して暮らせる環境を維持し、建物を長く良好な状態に保ち、物件の資産価値を守ることにもつながります。

冬の本格的な寒さを迎える前に、まずは所有物件の屋上・外壁・排水設備・給水設備を一度確認してみてはいかがでしょうか。


「満室の窓口」では、賃貸経営に関するさまざまなお悩みをご相談いただけます。

雨漏りや建物の劣化を大きな修繕につなげないためにも、本格的な冬を迎える前に、所有物件の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

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