不動産投資
中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット
人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。
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2022.09.03
満室の窓口
経営している賃貸物件で空室が続くと「家賃が高いからかな」「設備が古いから、もう誰も入ってくれないかも」と不安な思いが頭をよぎります。
今回のコラムではリフォームをする前に意識して行うべきことと、競合物件との差異化が図れるリフォームを紹介します。
もちろん、低費用でできるリフォームばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
空室が続くからといって、すぐにリフォームをするべきではありません。
「え?リフォームの紹介じゃないの」と驚かれる方もいるかと思いますが、まずリフォームをする前にすべきことがあります。
とはいっても家賃を下げるということではありません。
空室対策にばかり目が行ってしまい家賃を下げてでも空室を埋めようとすることもありますが、賃貸物件では収益を上げることが大切です。
いくら空室が埋まっても収入が上がらなければ経営は苦しくなってしまうでしょう。
そこで大切なのは、募集内容のチェックと不動産会社への営業です。
WEBサイトでの募集内容に未記載や誤記があれば訂正しましょう。
リフォームをした後は、写真の掲載内容も確認します。
次は、募集を依頼している不動産会社への営業です。
空室を埋めるためには不動産会社の営業力が大切になってきますので、こまめに顔を出してお願いしておくと良いでしょう。
この2つを行ってからリフォームをすると空室対策への効果が期待できます。
「とにかくリフォームをすれば良い」と考えているのであれば、それは間違いです。
リフォームに予算を掛けられるのであればそれでも良いのですが、限られた予算内で最大の効果を上げるためには、ピンポイントでリフォームをすると良いでしょう。
そこで、入居者がどのような設備を求めているのかを知るために、毎年ランキングで発表される
「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」
「この設備がなければ入居が決まらない」
が参考になります。
例えば、
・室内洗濯機置き場や独立洗面台
・追い炊き機能
・無料インターネット
・エントランスのオートロック
などは、毎年上位にランキングされるので、人気のある設備だということがわかります。
もちろん、単身者、ファミリー層、時代背景によって人気の設備は若干変わりますが、あまり大きな差がないことがわかります。
では、ランキングも参考にしながら、低予算でできるリフォームを紹介します。
単身者、ファミリー層ともに人気のある設備です。
特に複数人で住んでいると毎回お湯を入れ替えるのは大変なので、入居の決め手になるといっても良いでしょう。
(費用:30万円前後~)
テレワークなどで在宅時間が長くなった今日では、ファミリー層だけでなく単身者にも人気の設備です。
特に女性の一人暮らしや子どもがいる家庭では入居の条件となる設備と思われます。
(費用:5万円前後~)
ショッピングセンターや駅のトイレでも温水洗浄便座が多くなってきたため、家のトイレも温水洗浄便座が当たり前と考えている人も多くいます。
単身者、ファミリー層ともに人気の設備です。
(費用:7万円前後~)
単身者、ファミリー層ともに人気の設備ですが、用意されている物件がまだ少ないので競合物件との差異化となります。
ファミリー層だけでなく、花粉症の人や一人暮らしの女性にも人気の設備です。
(費用:13万円前後~)
部屋の一部を変えるだけで雰囲気が変わります。
部屋ごとにアクセントを変えるのも入居希望者の目を引きます。
オシャレなカフェ風や和のテイストを取り入れるなど人気のクロスを入れるだけで効果が上がります。
(費用:1万円前後~ 4.5畳の部屋の一面のみの場合)
設備ではないので、ランキングには入っていませんが、フローリングはオシャレで掃除が楽なため、若い単身者やファミリー層を中心に人気があります。
入居者層によって検討しても良いでしょう。
クッションフロアにすると費用を抑えることも可能です。
(費用:14万円前後~ 6畳の場合)
工夫次第で費用対効果の高いリフォームは、たくさんあります。
まずは、どのような人に入居して欲しいのかターゲットを絞って、そのターゲットに合ったリフォームを行うようにしましょう。
上記以外にも
・ペットのための設備を加えてペット可にする
・備え付けの家具や家電、無料インターネットの設置
などは、競合物件との差異化が図れるだけでなく入居者にとって魅力的であれば、家賃を下げずに空室対策も可能です。
(画像は写真ACより)
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