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不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】民泊認知度は9割超えも国内の普及困難を感じる人が過半数

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


日本法規情報が民泊に関するアンケート調査を実施

日本法規情報株式会社は4月26日、同社が運営する不動産問題・不動産トラブル相談サポートのサイト運用情報や各種調査をもとに、昨今、遊休不動産などの新たな活用法として注目を集める民泊に関し、広く一般の意識を調査するアンケートを実施、その結果をとりまとめて公開しました。


今回のアンケートは、2018年2月13日~2月27日にかけて行われたもので、男性339人、女性421人の計760人から回答を得たとされています。


・民泊認知度

聞いたことがある:94%

聞いたことがない:6%


まず、「民泊」を宿泊用に提供された一般個人宅の一部や空き別荘、マンションの空室などに対価を払って泊まることと定義し、この言葉を耳にしたことがあるかどうかを尋ねたところ、「はい」の回答者が94%と圧倒的多数を占めました。世界中で普及が進んでいることや、それを受けた日本国内の法整備、メディアにおける取り上げなど昨今の動向から、広く認知されるものになったと考えられます。


・民泊利用について

利用したことがあり今後も利用したい:3%

利用したことがあるが今後は利用しない:2%

利用したことはないが今後利用したい:22%

利用したことはなく今後も利用しない:73%


次に民泊利用について、その経験と今後の利用意向を問うと、「利用したことはなく今後も利用しない」とする人が最多の73%になりました。利用経験のある人は合計で5%にとどまり、認知の広がりに比べると、まだかなり限定的であることが分かります。すでに民泊を利用した経験がある人では、今後の利用意向は拮抗、「利用したい」と「利用したくない」がおよそ半々という結果でした。


利用経験を問わず、今後の利用意向でみると、利用したいと考えている人は合計で25%となり、4人に1人の割合になっています。


最大の魅力は安さ、不安要素は利用・提供ともなお多め

・宿泊先に民泊を選ぶ理由

安いから:34%

民泊を体験してみたかった:33%

宿泊先の土地特有の家に泊まりたかった:15%

ホテルや旅館に空きが無いから:7%

他人の目を気にしなくてよいから:5%

その他:6%


宿泊で民泊を選択する理由では、「安いから」という金銭面の理由が34%と最多になり、次いで僅差の2位に「民泊を体験してみたかったから」が33%で入っています。3位は「宿泊先の土地特有の家に泊まりたかったから」の15%でした。


リーズナブルさが大きなポイントであることはもちろんですが、2位と3位を合わせた新鮮な体験としての興味関心を理由とした人も約半数あり、こうした新たな宿泊ニーズを有する人々の動向が今後の民泊市場における注目点となるでしょう。


・民泊を利用したくない理由

旅館やホテルに泊まりたい:41%

ホストに対する不安:22%

民泊の仕組みが不明:12%

設備が不十分と思う:10%

外国人観光客が利用するもの:5%

手続きが面倒そう:3%

その他:7%


一方、民泊を利用したくない理由では、旅先では「旅館やホテルに泊まりたいから」が41%でトップとなったものの、以下は「ホストに対する不安」が22%、「民泊の仕組みが分からないから」が12%、「設備が十分でないと思うから」が10%などと続き、「手続きが面倒そう」の3%も加えると、民泊というもの自体への不安感から利用したくないと考える人が47%、約半数にのぼっていることが明らかとなりました。


・日本国内で民泊は普及するか?

はい:45%

いいえ:55%


最後に、今後日本国内で民泊が普及していくと思うか回答してもらうと、「はい」は45%、「いいえ」が55%となり、普及しにくいだろうと判断している人が、実際の普及を見込む人を上回る結果になっていました。


認知度や関心の高さに対し、普及が現実のものとなることへの期待感はやや薄く、提供側・利用側双方で、民泊サービスにおける不安要素が依然多いことなどが背景にあるとみられます。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


日本法規情報株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000006827.html

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