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不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】港区タワマン価格、上昇トップの虎ノ門は16%超!

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


マンションマーケットが高騰する港区タワマンの年間価格上昇率を調査

株式会社マンションマーケットは4月28日、同社の運営するマンション相場などの総合情報サイト「マンションマーケット」のデータをもととした「港区タワーマンション価格上昇率ランキングトップ10」を作成し、その結果を公表しました。


昨今、首都圏の新築マンション価格は高水準にあり、中古マンションの価格も高騰してきています。タワーマンションの価格も高値で推移しており、とくに港区のタワーマンション価格における2017年の上昇率は非常に高かったことが各所で報じられました。今回の調査は、そうした注目の港区タワーマンション相場を詳しく分析したものとなっています。


・調査定義

利用データ:2018年2月20日時点

対象マンション:「マンションマーケット」掲載で港区にある地上20階以上の分譲マンション

価格上昇率:2017年1月と2018年1月の平均平米単価比較で算出


・港区タワーマンション価格上昇率ランキング

1位 虎ノ門タワーレジデンス:16.57%

2位 プレイス白金ブライトレジデンス:12.19%

3位 ウェリスタワー愛宕虎ノ門:11.88%

4位 品川Vタワー(タワー棟):11.87%

5位 キャピタルマークタワー:11.70%

6位 乃木坂パークハウス:11.28%

7位 エクサージュ海岸:10.67%

8位 パークコートタワー赤坂ザタワー:10.13%

9位 アークヒルズ仙石山レジデンス:9.83%

10位 シティタワー麻布十番:9.00%


港区のタワーマンションにおける価格上昇率が最も高かったのは「虎ノ門タワーレジデンス」で、2017年1月には1,509,095円だった平均平米単価が2018年1月には1,759,118円に上昇、唯一10%台後半の16.57%という高い上昇率を記録してトップに輝きました。


2位は「プレイス白金ブライトレジデンス」で、平均平米単価が1,163,384円から1,305,164円になり、12.19%の上昇率となっています。また3位は「ウェリスタワー愛宕虎ノ門」で、1,555,743円から1,740,491円に上昇、11.88%の価格上昇率でした。


8位までが10%を超える上昇率で、平均平米単価の最高額は9位の「アークヒルズ仙石山レジデンス」、2,109,965円から2,317,359円へという、きわめて高額な水準での9.83%におよぶ上昇になっています。


再開発が最大のキーポイント

・港区で注目の再開発

虎ノ門ヒルズ:2014年6月誕生、「マッカーサー通り」開通

虎ノ門周辺3プロジェクト:森ビルの3物件が2019年・2022年竣工予定

その他:赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業/六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業


高い価格上昇率をみせる港区のタワーマンションですが、その背景には再開発があると指摘されています。最大の再開発は「虎ノ門ヒルズ」で、同物件は2014年6月に誕生したことから、直接の建築による相場上昇の動きはすでに終了していますが、付随した開発での資産価値上昇が続いています。


代表的なポイントとして「マッカーサー通り」の開通により、新橋と虎ノ門の行き来が容易となってオフィスニーズが上昇、良好な都心アクセスという居住区の魅力向上にもつながって、一帯の物件で価格が上昇しました。同通りは、オリンピック競技場が多くあるお台場周辺のベイエリアと都心を結ぶ役割も担っており、高い注目を集めています。


また虎ノ門周辺では、森ビルが「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(いずれも仮称)の3ビル物件を建築予定としており、こちらも虎ノ門エリアの市場に影響を与えました。これらの要因から、1位と3位に同周辺エリア物件がランクインしたとみられます。


それ以外の港区における再開発では、アメリカ大使館北側に地上37階の高層オフィスビルを建築するほか、溜池山王駅に直結する地下鉄連絡通路、連絡広場を整備する予定となっている「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」と、六本木一丁目駅の西側エリアで40階建てのビルを建築、駅前広場空間や歩行者空間の都市基盤整備もあわせて進める大型複合開発の「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」があり、これらが相場にも影響してきています。


港区のタワーマンション価格は、こうした再開発事業に影響を受けるところが大きく、事業動向に注視する必要があります。上昇後の反動による価格下落懸念もあり、一般に安定した高い資産価値を有するとされるタワーマンションですが、振れ幅の大きな価格変動には注意も必要となっているようです。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


株式会社マンションマーケットによるプレスリリース(PR TIMES)

https://prtimes.jp/000000045.000014183.html


調査内容詳細案内ページ

https://mansion-market.com/

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