【金沢市神田】築38年・和室2間の2DKが劇的復活!周辺競合を制して「家賃19,000円アップ」を実現した1LDKリノベーション戦略
【物件概要】
①構造
| 鉄骨造 | ④間取り/世帯数
| 1K~3DK |
②築年数
| 築40年 | ⑤㎡数
| 39.25㎡ |
③階数
| 3階建 | ⑥入居率
| 100%
|


【課題】築38年の和室2間と「無難な賃貸」に埋もれる市場環境
1. 1986年築・2DKという時代のミスマッチと和室の壁 本物件は1986年建築、昔ながらの「2DK」の間取りでした。
室内には和室が2部屋あり、畳や柱、壁面など随所に建築当時の面影と古さが色濃く残っている状態でした。
かつては重宝された2DKですが、現代の賃貸市場においては「使い勝手が難しい」「生活感が強く出てしまう」と敬遠されがちな間取りです。特に畳の和室は、ポータルサイトでの写真映えも悪く、若い世代のターゲットからは内見の候補にすら挙がりにくいという厳しい課題を抱えていました。
当時の募集家賃は35,000円。エリア相場から見ても決して高くはない設定でしたが、それでも選ばれないという厳しい現実に直面していたのです。
2. 金沢市神田は「1LDK需要」が高まる激戦区 本物件が位置する「金沢市神田」は、金沢駅をはじめ市内中心部や主要幹線道路へのアクセスが非常に良好で、地元で働く単身の社会人はもちろん、大手企業の拠点や支店が集積する金沢エリアならではの転勤族(法人契約・個人契約)からも極めて人気が高い賃貸需要の旺盛な地域です。
この需要構造を詳しく分析したところ、単身層や若手社会人が求めている住まいの形状は、旧来の2DKではなく圧倒的に「1LDK」へシフトしていることが判明しました。
しかし、需要が旺盛であるということは、同時に供給側(ライバル物件)の競争も極めて激しいことを意味します。周辺の賃貸市場を見渡すと、大手ハウスメーカーが手掛ける築浅の1LDKアパートメントや、大手管理会社による標準的なリノベーション済1LDKが数多く立ち並んでいました。 ここで単に和室を洋室に変えて2DKのまま募集を続けても選ばれるはずがなく、かといって安易に周辺と同じような間取りに変更するだけでは、無数にある競合1LDKの波に飲み込まれ、埋もれてしまうリスクが高かったのです。
3. 「ハウスメーカー物件」と同じ土俵で戦わないための選択 大手ハウスメーカーの賃貸物件は、最新の設備や清潔感、安定した品質が担保されており、万人受けする整ったデザインが特徴です。
しかしその一方で、どの部屋に入っても似たような印象を受ける、言わば「金太郎飴」のような無難で均一化された内装になりがちという側面も持ち合わせています。
ここで本物件が一般的な改修セオリー通りに「ただ綺麗にするだけの1LDK化」を行っていたらどうなっていたでしょうか。
築年数や建物全体のスペック、ブランド力で勝るハウスメーカー物件や築浅物件と真っ向からぶつかり合い、最終的にはスペック負けして家賃を下げるしかない泥沼の「価格競争(消耗戦)」に巻き込まれていたことは明白でした。
「周辺のニーズが1LDKだから、単に1LDKへ間取り変更すれば決まる」という甘い考えは一切通用しない市場環境でした。
ターゲットである20代〜30代の単身社会人に選ばれるためには、ハウスメーカー物件とは異なるベクトルで魅力を発揮し、競合ひしめく1LDK市場の中で明確に一線を画す「独自のポジション」と「圧倒的なデザイン性・設備スペック」を確立する必要があったのです。



【施策】1LDK化×トレンドデザイン×水回り一新のトータル差別化戦略
激戦区を勝ち抜き、築古物件の潜在価値を最大限に引き出すために私たちが導き出した答えは、エリアの王道ニーズである「1LDK」への間取り変更をベースにしつつ、大手ハウスメーカーの標準的な内装とは一線を画す「高感度なデザイナーズ空間」の創出、そして現代の単身者が最も重視する「水回り設備」の徹底的な強化でした。
一目で「ここに住みたい!」と直感させる、綿密に組み立てたリノベーション戦略を解説します。
① 間取りの変更
2DKから現代のニーズに合わせた「1LDK」への大胆な間取り変更 まず最初に着手したのは、既存の和室2間とダイニングキッチン(DK)を細かく区切っていた壁や仕切り、襖などをすべて取り払い、空間をダイナミックに再構築することでした。
これにより誕生したのが、開放的なリビングダイニングキッチンを備えた現代的な「1LDK」の間取りです。和室特有の押し入れや古めかしい雰囲気を一新し、広いLDKと独立した寝室(洋室)というメリハリのある生活動線を確保しました。
家具のレイアウトが飛躍的にしやすくなったことで、ソファーやローテーブル、大型テレビ、ワークスペースなどをゆとりを持って配置できるようになり、金沢市神田エリアの主力ターゲットである地元単身社会人から転勤族まで、幅広い単身者の多様なライフスタイルに柔軟に対応できる使い勝手の良い空間を生み出しました。
②アクセントクロス
トレンドを取り入れた「アクセントクロス(グレー)」の採用 内装デザインの核として採用したのが、近年のインテリアトレンドにおいて高い人気を誇る「グレーのアクセントクロス」です。 大手ハウスメーカーの標準的な物件や一般的なリノベーション物件では、万人に嫌われないよう壁紙全体を「白(ホワイト)」一色でまとめるケースがほとんどです。
しかし、白一色の空間は清潔感がある反面、写真で見た時に平面的で記憶に残りにくく、他物件との差別化が図りにくいというデメリットがあります。 そこで本物件では、お部屋のメインとなる壁面に上質なニュアンス感を持つグレーの壁紙を効果的に配置しました。
これにより、空間全体に美しい陰影と奥行きが生まれ、洗練されたスタイリッシュな雰囲気を演出。ポータルサイトの物件一覧画像の中でも強烈な存在感を放ち、ユーザーの指を留めさせるファッショナブルなビジュアル効果を獲得しました。
③ 床材
温かみのある「木目調フロア」で居心地の良さを演出 スタイリッシュなグレーのアクセントクロスを引き立てつつ、住まいとしての安らぎと温もりを与えるために、床材には自然な木目の質感が際立つ「木目調フロア」を厳選して採用しました。
無機質になりがちなモダンインテリアに対して、温かみのある木目の要素を足し算することで、都会的でありながらもホッと落ち着ける「温もりのあるデザイナーズ空間」を完成させました。
この木目調フロアは、ナチュラル系の木製家具からブラックアイアンをあしらったインダストリアル調の家具、シンプルなホワイト家具に至るまで、どんなインテリアスタイルや色味とも美しく調和します。入居者が自分の好みの家具を持ち込んで「自分だけの理想のお部屋作り」を楽しめるフレキシビリティも大きな魅力となっています。
④水回り
競合と決定的な差をつける「水回り設備」の徹底更新 デザイン面での差別化に加え、築古物件が最も弱点とされやすい「水回り設備」を新築・築浅クラスへと全面的に刷新しました。内装の見た目だけでなく、日々の生活の利便性を飛躍的に高めることで、ハウスメーカー物件に対抗する強力なアドバンテージを構築しました。
3口タイプのシステムキッチンを新規導入 単身向け賃貸で一般的な1口・2口コンロではなく、本格的な料理も楽しめる「3口タイプのシステムキッチン」を採用。調理スペースを広く確保し、自炊派の社会人や料理好きの単身者にとって非常に魅力的でインパクトのある設備仕様としました。
使い勝手を追求した新品の独立洗面台(3面鏡タイプ) 既存の古めかしい洗面台を撤去し、新品の独立洗面台へと交換。ミラー裏に小物をすっきりと収納できる「3面鏡タイプ」を選択することで、生活感を隠しつつ身支度が快適に行える機能性をプラスしました。朝の忙しい時間帯でもストレスなく使える配慮が、内見時の大きな満足度につながります。
デザイン性をプラスしたバスリノベーション(バスリノ) 浴室についても単にキレイにするだけでなく、空間全体との統一感を持たせたアクセントパネルを施すデザインバスリノベーションを敢行。古さを一切感じさせない清潔感あふれるバスルームへと生まれ変わらせ、一日の疲れを癒やすリラックス空間へと昇華させました。
⑤ターゲット
性別・属性を問わない「タイムレス&ユニセックス」な空間設計 リノベーションにおいて洗練されたデザインや設備を追求する際、特定の趣味や属性に偏りすぎた設計はターゲットの母数を狭めてしまうリスクがあります。
特に金沢市神田エリアは、個人の単身社会人に加えて法人の転勤族など多種多様なニーズが混在するエリアです。
そのため、今回のプロジェクトでは「ユニセックス(性別不問)」かつ「タイムレス(時代に左右されない)」なトーン&マナーを徹底追及しました。 グレーと木目を基調とした洗練された空間と、ハイグレードな水回り設備の組み合わせは、男性が見ても「機能的でカッコいい」、女性が見ても「清潔感があっておしゃれで使いやすい」と感じられる絶妙なバランスを実現しています。
■BRFORE:間取り

■AFTER:間取り

■BEFORE:内装

■AFTER:内装

■BEFORE:キッチン

■AFTER:キッチン

■BEFORE:独立洗面台

■AFTER:独立洗面台

■BEFORE:浴室

■AFTER:浴室


【結果】市場の常識を覆す「家賃19,000円アップ」での満室成約
大手ハウスメーカーの競合物件がひしめく激戦区において、あえて王道の1LDK化、尖ったデザイン差別化、そして水回りのフルリノベーションを掛け合わせた結果、市場は私たちの狙い通りの素晴らしい反応を見せてくれました。
1. 築38年の常識を打ち破る「家賃35,000円から54,000円」への劇的アップ 築年数が40年近くに達しようという築古物件において、家賃を大幅に引き上げることは不動産業界の常識ではほぼ不可能です。
通常であれば年数の経過とともに賃料を下げる改修を行うのが限界とされています。
しかし、今回のターゲット分析に基づいた価値創出リノベーションにより、改修前の35,000円から一気に19,000円プラスとなる「54,000円」での募集・満室成約を実現いたしました。
この54,000円という新家賃は、周辺にある築浅のハウスメーカー物件や大手管理会社の標準的なリノベーション1LDKと同等、あるいはそれ以上の強気の価格設定でした。それでも「洗練されたグレーのアクセントクロス」「温もりあふれる木目調デザイン」「広々とした1LDKの快適な動線」に加え、「3口システムキッチンや3面鏡洗面台をはじめとする水回りの高い機能性」という、このお部屋でしか得られない明確な付加価値が評価され、価値に見合った家賃として入居者に選ばれました。
2. 競合を寄せ付けない圧倒的な差別化デザインと機能性が決め手に 金沢駅へのアクセスが良く、地元社会人の個人契約から企業の転勤族まで幅広い需要が存在する金沢市神田エリアにおいて、本物件はポータルサイトへの掲載直後から大きな注目を集めました。 類似した無難なデザインの1LDK物件が多数並ぶ中で、「他とは明らかに一線を画すおしゃれで洗練された内装」と「新築並みに整った水回り」として圧倒的な存在感を発揮。
複数の競合物件と比較検討していたターゲット層に対しても、「このデザインと充実した設備、居心地の良さであれば、54,000円を支払う価値が十二分にある」と深く確信させ、見事満室へと導くことができました。
まとめ:均一化された市場だからこそ「デザイン×水回り設備」が最大の武器になる
今回の金沢市神田における満室事例は、築古賃貸経営における非常に重要な示唆を含んでいます。 単に需要の高い間取り(1LDK)へ変更するだけにとどまらず、「周辺のライバル物件がどのような内装・設備で募集しているか」を細かく分析し、ライバルが提供できていないデザインや水回りのスペックを落とし込むことの重要性を証明しています。
大手ハウスメーカーをはじめとする競合物件が多いエリアであればあるほど、綺麗にするだけの均一化された改修では市場の中に埋もれてしまいます。あえてトレンド感のあるグレーのアクセントクロスや質の高い木目調フロアを取り入れ、水回りも徹底的に一新して「他にはない、住んでみたくなるおしゃれで機能的な部屋」へと昇華させることが、築古物件のポテンシャルを解放し、物件価値を跳ね上げる最大の鍵となります。
「築年数が経過しているから」「和室があって古いから」「周りに築浅の競合物件が多いから」と収益改善を諦める必要は一切ありません。エリアの市場特性とターゲットニーズに応じた正しい差別化戦略とデザイン・設備施工を行えば、家賃を大幅に引き上げながら高い収益性と満室経営を実現することが可能です。 所有されている物件の空室対策や収益性の改善、リノベーションの方向性でお悩みの不動産オーナー様は、ぜひ今回の「1LDK×差別化デザイン×水回り刷新戦略」をひとつの成功モデルとして参考にしてみてください。
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■今回活用したリノベーション(Renotta)について
今回の住まいづくりで活用したのは、全国展開のリノベーションブランド**「Renotta(リノッタ)」**です。 「一室入魂」をコンセプトに、一部屋ごとに独自の物語やデザインを吹き込むのが特徴。画一的な賃貸物件では味わえない、個性的で愛着の湧く空間デザインが、自分らしい暮らしを後押ししてくれます。
Renotta 公式サイトはこちら
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