不動産投資
新築と中古どっちが有利?利回りから見る物件選びのポイント
不動産投資において「新築」と「中古」、どちらを選ぶべきかは多くのオーナーにとって大きな悩みとなります。本記事では、両者の利回りの違いに焦点を当てて、初心者オーナーにもわかりやすく物件選びのポイントを解説します。
2025.06.23不動産投資
2018.05.30
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ホームプロが中古住宅リフォームの市場動向を調査
リフォーム会社の総合紹介サイト「ホームプロ」の運営を手がける株式会社ホームプロは18日、中古住宅購入者に対象を限定した「2017年 リフォーム実態調査」の結果をとりまとめ、公開しました。中古物件を購入し、リフォーム・リノベーションを行って住むといった、昨今注目される新たな住まい取得の選択肢における市場動向をみることができます。
調査は2017年1月1日~12月31日の期間、「ホームプロ」を利用して工事完了報告を行ったユーザーのうち、「リフォームのきっかけ」で「中古物件を購入した」「中古物件を購入予定」を選択した人を対象に、インターネットアンケート方式で実施、1,148の有効回答を得ています。
・リフォームにかけた費用
50万円未満:13.9%
50万円以上500万円未満:70.2%
500万円以上:15.9%
平均:298.7万円
【中古マンション購入者】
50万円未満:13.7%
50万円以上500万円未満:74.5%
500万円以上:11.7%
平均:260.6万円
【中古戸建住宅購入者】
50万円未満:14.4%
50万円以上500万円未満:62.9%
500万円以上:22.7%
平均362.3万円
まずリフォームにどの程度の費用をかけたか尋ねた設問では、住戸住宅購入者全体の場合、50万円未満は13.9%、50万円以上500万円未満が70.2%と圧倒的に多く、500万円以上は15.9%でした。平均額は298.7万円です。
リフォーム実施者全体では、50万円未満も3割強みられたほか、平均が218.5万円と80万円近く低い値になっていたことから、やはり中古物件購入者に絞りこむと、リフォーム費用が高めになることが分かりました。
購入物件種別でみると、中古マンションの購入者はより50万円以上500万円未満の割合が高く、74.5%にのぼり、50万円未満は13.7%にとどまっています。一方、中古戸建住宅の購入者の場合、50万円未満も14.4%あるものの、500万円以上の人が22.7%と比較的多く、中間層が少なめ、二極化の傾向がみられました。平均額では中古戸建住宅購入者が中古マンション購入者を100万円強上回り、362.3万円となっています。
・リフォーム物件の築年数
1~10年:10.9%
11~20年:38.2%
21~30年:27.2%
31年以上:22.5%
不明:1.2%
リフォームした物件の築年数は、11~20年が最多の38.2%で、次いで21~30年が27.2%、31年以上も22.5%ありました。20年以下での実施者が半数近くにのぼり、リフォーム実施者全体の約4割と比べて多かったものの、築年数がかなり経過した物件の購入者も少なくありません。とくに500万円以上の費用をかけた人では、31年以上が34.6%で最多回答ともなっていました。
契約までにかける日数は短めながら工期は長めの傾向
・リフォーム実施箇所
浴室・バス:43.5%
キッチン:42.4%
リビング:39.1%
トイレ:38.2%
洗面:35.0%
洋室:30.1%
和室:29.3%
ダイニング:27.1%
家全体:24.3%
廊下:14.0%
収納:13.1%
玄関:10.7%
リフォームを実施した部分はどこか、複数回答可で答えてもらった結果では、1位が「浴室・バス」で43.5%、続く2位は「キッチン」の42.4%でした。3位に「リビング」の39.1%がランクインしたものの、4位には「トイレ」の38.2%、5位に「洗面」の35.0%が入り、やはり主に水回りが上位を占めています。
リフォーム実施者全体と比べると、「家全体」までの上位9項目で中古住宅購入者の方が10ポイント以上高い値となっており、多くの箇所のリフォームを行っていることがうかがわれました。
中古マンション購入者と中古戸建住宅購入者で比較すると、マンション購入者は「リビング」のリフォーム実施が「キッチン」と同率の44.2%で2位と高位になり、戸建住宅では水回り4点で上位4位を独占、「リビング」は31.4%で5位とやや低めになる違いがみられています。また中古戸建住宅購入者では、全体では低いランクとなる「外壁」や「屋根」のリフォーム実施者も多く、それぞれ20.6%、17.3%になっています。
・リフォーム会社と工事契約するまでの日数
30日以下:25.2%
31日以上60日以下:38.6%
61日以上90日以下:20.1%
91日以上120日以下:7.9%
121日以上150日以下:3.5%
151日以上180日以下:1.2%
181日以上:3.5%
平均:61.0日
中央値:48日
・工事契約から工事完了までの日数
30日以下:21.2%
31日以上60日以下:36.6%
61日以上90日以下:21.8%
91日以上120日以下:11.0%
121日以上150日以下:3.8%
151日以上180日以下:2.5%
181日以上:3.1%
平均:66.8日
中央値:53日
「ホームプロ」への問い合わせから、リフォーム会社と工事契約を行うまでにどれだけの日数がかかったか調べた結果では、31日以上60日以下が最多の38.6%で、次いで30日以下が25.2%、61日以上90日以下の20.1%となりました。平均は61.0日で、リフォーム実施者全体が71.6日であったことから、10日ほど短い傾向となっています。
工事契約日から工事完了までに要した日数では、31日以上60日以下が最多の36.6%、2位は61日以上90日以下の21.8%で、30日以下の21.2%を僅差ながら上回りました。平均は66.8日と、リフォーム実施者全体の平均、60.6日に比べ、約6日長い結果となっています。実施箇所の多さや、高額で大規模なリフォームを実施する人も一定数存在することが影響したと考えられます。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
(調査内容・「2017年 リフォーム実態調査 -“中古を買ってリフォーム”編-(株式会社ホームプロ)」)
▼外部リンク
株式会社ホームプロ プレスリリース
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