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空室対策

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】17年4月度、中古物件の成約件数がマンション・戸建とも減少

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東日本レインズが最新の市況トレンドデータを公開

公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は15日、月例マーケットウオッチを更新し、2017年4月度の首都圏における不動産流通市場動向のデータ公開を開始しました。

2017年4月の首都圏中古マンション成約件数は3,163件で、前年同月に比べ4.0%の減少、新規登録件数も16,358件で、前年同月比3.6%の減少、前月比でも2.8%の減少となりました。在庫件数は42,423件と、前年同月比で3.9%の増加になり、2015年6月から23カ月連続のプラスとなっています。ただし前月比ではマイナス1.1%となり、3カ月連続の減少でした。

成約物件の平米単価は平米あたり50.40万円と、前年同月比8.4%の上昇、成約価格でも3,245万円の前年同月比11.2%上昇となりました。いずれも2013年1月から続く52カ月連続のプラスになります。専有面積は64.39平米で、前年同月比2.6%の拡大、築後年数は20.09年でした。

地域別に成約件数をみると、東京都区部は1,322件で、前年比1.5%のマイナス、13カ月ぶりに減少へ転じました。多摩は287件で前年比7.7%のマイナスです。神奈川県の横浜・川崎市は588件で、前年比4.2%の減少、神奈川県他は193件で前年比17.9%の大幅減少となりました。埼玉県も379件で、前年比11.9%の2桁減少でしたが、千葉県は394件と前年比で8.8%増加しています。

成約平米単価を地域別でみると、東京都区部は74.36万円で前年比8.2%の上昇、多摩も37.74万円で1.3%上昇しました。横浜・川崎市では46.09万円と、前年比11.2%アップの2桁上昇となり、神奈川県他は30.89万円の前年比8.5%の上昇、3カ月ぶりに再びプラスとなりました。埼玉県は28.00万円で前年比3.9%の上昇、千葉県は26.36万円と、前年比1.6%の下落になり、唯一のマイナスになっていました。

戸建も成約件数が減少、価格はほぼ横ばい

2017年4月における首都圏中古戸建住宅の成約件数は、1,126件の前年同月比3.0%減少でした。新規登録件数は5,489件と前年同月比2.2%の増加、前月比でも1.6%の増加となっています。在庫件数は18,163件と前年比で1.2%の減少になり、17カ月連続のマイナスとなりましたが、減少率は2016年10月から縮小してきています。

成約物件の価格は2,010万円と前年同月比0.4%とわずかなプラスで、ほぼ横ばいを維持しましたが、前月比では1.7%の下落になっています。土地面積は146.28平米で前年同月比1.4%の縮小でしたが、建物面積は105.10平米で、2.1%拡大しました。築後年数は20.84年になっています。

地域別にみた成約件数では、東京都区部が175件で前年同月と同値、多摩は176件の前年比2.3%増でした。神奈川県の横浜・川崎市は153件で、前年比23.9%の大幅減少となっています。一方神奈川県他は155件で、前年比6.9%の増加になりました。埼玉県は227件で前年同月と同値、千葉県は240件で前年比0.4%の減少でした。

地域別の成約物件価格をみると、東京都区部が5,146万円で前年比6.5%の下落、多摩は3,112万円で前年比1.6%の上昇でした。こちらは4カ月ぶりのプラスになります。横浜・川崎市では3,906万円と前年比5.5%の上昇、神奈川県他も2,710万円で前年比10.2%上昇を記録しました。埼玉県は2,106万円で前年比2.2%の上昇、千葉県は1,854万円で前年比5.8%の上昇です。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は東日本レインズ 月例速報マーケットウオッチ 2017年4月度公開資料より)


▼外部リンク

公益財団法人東日本不動産流通機構「月例速報マーケットウオッチ 2017年4月度」 公開資料
http://www.reins.or.jp/mw_201704_summary.pdf

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