不動産投資
新築と中古どっちが有利?利回りから見る物件選びのポイント
不動産投資において「新築」と「中古」、どちらを選ぶべきかは多くのオーナーにとって大きな悩みとなります。本記事では、両者の利回りの違いに焦点を当てて、初心者オーナーにもわかりやすく物件選びのポイントを解説します。
2025.06.23不動産投資
2018.05.30
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オールアバウトらが中古住宅購入に関する意識調査を実施
住宅メーカー7社が合同で運営するサイト「イエノミカタ」と総合情報サイト「All About」を手がける株式会社オールアバウトは3月1日、中古住宅の購入を検討したことがある人を対象に意識調査を共同で実施、その結果をとりまとめて公開しました。
この調査は、過去3年以内に中古住宅購入を検討した経験があり、東名阪エリアに居住する30歳代以上の男女を対象として、2017年11月2日~9日にかけ、インターネット調査方式で行われました。有効回答は30歳代が252、40歳代が215、50歳代が126の合計661サンプルで、男女比は男性が59.2%、女性が40.8%となっています。
・中古住宅の魅力
手ごろな価格:75.2%
立地条件がよい:43.7%
リフォームができる:29.5%
広い:29.0%
早く入居できる:28.4%
住宅性能が優れている:16.8%
設備が充実している:14.5%
まず中古住宅の魅力は何か、複数回答可で選択してもらったところ、「手ごろな価格」が圧倒的トップの75.2%となりました。やはり新築住宅に比べ価格面でのお得さが一番に意識されているようです。
次ぐ2位には「立地条件がよい」が43.7%でランクインしました。よい条件のところには、すでに住宅が建っているというケースも多い今日、立地条件が優れていれば中古住宅でも魅力的と感じる人が増えています。このほか、「リフォーム」で理想の住まい空間としやすいことや、広さを確保できる点、「早く入居できる」点がいずれも3割程度の回答を得ました。
・中古住宅の不安点
隠れた不具合の有無:59.6%
設備の老朽化:59.6%
リフォーム費用:52.6%
耐震性などの住宅性能:45.1%
築年数:43.7%
害虫の発生有無:40.1%
保証・アフターサービスの有無:32.5%
特にない:3.3%
逆に、中古住宅で不安に思う点や、それが原因で購入を見送った点などを尋ねたところ、「隠れた不具合の有無」と「設備の老朽化」がともに59.6%で最多となりました。
3位には「リフォーム費用」が52.6%と半数超でランクインしましたが、4位には「耐震性などの住宅性能」が45.1%で続くなど、一見して綺麗でもなかなか分かりにくい、見えない部分となる住宅の性能・機能面を不安に感じる人が多いことが浮き彫りとなっています。「特にない」とした人は3.3%にとどまりました。
建築会社を気にする人が7割弱、うち約8割は大手ハウスメーカーを希望
・事前に開示してほしい中古住宅の情報
過去のメンテナンス・リフォーム履歴:69.1%
定期点検の結果:64.6%
耐震性能の有無:62.8%
新築時の設計図や設備:55.4%
特にない:2.7%
中古住宅を購入する際に、基本情報に加えてあらかじめ開示されると安心できるものは何か調査した結果では、「過去のメンテナンス・リフォーム履歴」が約7割でトップになりました。僅差の2位は「定期点検の結果」で64.6%、3位が「耐震性能の有無」で62.8%です。
「新築時の設計図や設備」について知りたいとした人も55.4%と半数を上回っており、「特にない」は2.7%とごく低値になったことから、該当する住宅について、どのようなメンテナンスが行われてきたかなど、より詳しいプロフィール情報が求められていると分かりました。
・建築会社に対する意識
考慮した:31.0%
どちらかというと考慮した:35.4%
どちらかというと考慮しなかった:21.2%
考慮しなかった:12.4%
・検討した中古住宅の建築会社
ハウスメーカー(大手):77.4%
ハウスビルダー(地方中堅):46.0%
地場工務店:27.3%
設計事務所:14.4%
その他:0.7%
次に購入を検討した際、その中古住宅がどの建築会社で建てられたものか考慮したかどうかを尋ねたところ、「どちらかというと考慮した」が最多の35.4%で、「考慮した」の31.0%と合わせた66.4%の人は、建築会社を選定条件にしていたことが明らかとなりました。
さらに、考慮した人を対象として、検討したのはどういった建築会社による中古住宅だったか回答してもらった結果では、全国または広範囲を対象とする大手住宅建設会社を指す「ハウスメーカー」が77.4%と圧倒的に多く、限定された地域で事業を展開する中規模業者の「ハウスビルダー」に30ポイント以上の差をつけてトップになりました。大手ハウスメーカーが手がけたという安心感が支持されやすくなっている傾向がうかがわれます。
・建築会社を考慮する理由
品質が一定で安定している:58.3%
耐震性など住宅性能が高い:54.7%
住宅履歴がきちんと残っている:39.4%
会社への信頼性:39.0%
保証・アフターサービスがしっかりしている:37.8%
なぜ元の建築会社を選定条件としたか、その理由について尋ねた設問では、「品質が一定で安定している」が最多の58.3%、次いで「耐震性など住宅性能が高い」が54.7%となり、この2項目が過半の回答率を得ていました。大手ハウスメーカーに感じやすい、安定的な品質管理や耐震性などの住宅性能の高さが、中古住宅で抱きやすい不安を解消するポイントになっているとみられます。
ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
イエノミカタ/株式会社オールアバウト プレスリリース
不動産投資
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