お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】住まいづくり、メーカー選定の決め手は「安心」

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


プレハブ建築協会が「信頼される住まいづくり」のアンケート結果を公開

一般社団法人プレハブ建築協会は15日、今回が24回目の調査となる2017年度「信頼される住まいづくり」アンケートを実施、その結果をとりまとめて公開しました。調査対象は、同会会員会社のプレハブ住宅メーカー10社でマイホームを新築し、2016年に入居した1,300人で、郵送により実施、702人の有効回答を得ています。


前回調査から内容を見直し、より調査項目を充実させて営業担当者の対応評価を中心に細かくチェックできるものとしたほか、設計・工事・アフターサービス担当者や建物に対する評価も調査対象とされました。


・メーカー選定の理由

安心できる会社だった:64%(前年比+4ポイント)

品質・性能が優れていた:60%(前年比+5ポイント)

営業担当者の説明に納得できた:54%(前年比-1ポイント)

アフターサービスが良いから:19%(前年比-1ポイント)

希望を反映した提案が良かった:18%(前年比-2ポイント)

知人に薦められて:13%(前年比+3ポイント)

外観・デザインが気に入った:12%(前年比-1ポイント)


なぜその住宅メーカーを選んだか、選択肢から理由を3つ選んでもらったところ、前回、前々回調査とほぼ同様の結果で、「安心できる会社だった」、「品質・性能が優れていた」、「営業担当者の説明に納得できた」がトップ3となりました。これらはいずれも50%を上回り、他に大きく差をつけたほか、安心感と品質・性能の前2択は前年より増加し、6割を超えるものとなっています。


トップ3以外の選択肢では、「希望を反映した提案が良かった」とする回答が年々減少傾向にあり、前々回の2015年度と比較すると8ポイントの低下、順位も4位から5位にダウンしています。


・住宅に対する満足度

とても満足:42%(前年比横ばい)

満足:40%(前年比+1ポイント)

まあ満足:17%(前年比+2ポイント)

どちらともいえない:0%(前年比-2ポイント)

やや不満:1%(前年比横ばい)

不満/とても不満:0%(前年比横ばい)


完成した住宅に対する満足度は引き続き高く、「とても満足」が42%で前年同値のトップ、「満足」はやや増加して40%となり、合計すると82%の人が満足感を抱いていました。


・工事全般の満足度

とても満足:36%(前年比+3ポイント)

満足:41%(前年比-2ポイント)

まあ満足:18%(前年比+1ポイント)

どちらともいえない:2%(前年比横ばい)

やや不満:3%(前年比-1ポイント)

不満/とても不満:1%(前年比横ばい)


工事全般については、「とても満足」と「満足」の合計が77%で、前回よりやや増加しています。間取り・プランの使いやすさでは、「明るさ」や「動線」、「希望・イメージとの合致」における満足度が高く、設備では「キッチン」、「ユニットバス」、「照明器具」などが、断熱性では「冷房・暖房の効きやすさ」や「気密性」で高い満足度を示す人が多かったと報告されています。


・アフターサービスに対する満足度

とても満足:37%(前年比+1ポイント)

満足:33%(前年比横ばい)

まあ満足:20%(前年比横ばい)

どちらともいえない:6%(前年比横ばい)

やや不満:4%(前年比横ばい)

不満/とても不満:2%(前年比+1ポイント)


アフターサービスに対する満足度では、70%の人が満足としており、ほぼ前年と同様で、住宅に対する満足度などに比べると低めであるものの、一定の高水準にありました。満足と回答した人では、「対応の丁寧さ」や「スピード」、「お手入れ方法のアドバイス」といった項目で高評価をつけていましたが、不満とした人では、対応「スピード」や「定期点検の頻度・内容」における評価が低い傾向にあったそうです。


営業には豊富な知識に基づく商品特徴やローンのアドバイスを期待

・営業担当者に対する総合満足度

とても満足:58%(前年比-2ポイント)

満足:29%(前年比+4ポイント)

まあ満足:9%(前年比-1ポイント)

どちらともいえない:2%(前年比横ばい)

やや不満:1%(前年比-1ポイント)

不満/とても不満:0%(前年比-2ポイント)


営業担当者に対する総合評価では、「とても満足」とした人はやや減少したものの、「満足」は増加し、「やや不満」や「不満/とても不満」は減少しているため、評価として上向きにあるとみられます。


詳細な項目別の評価では、「人柄・営業態度」の評価が非常に高いものの、「住まいづくりに関する知識」や「説明・アドバイス」になると少し満足度が下がり、段階ごとでは「契約段階」がピークで、設計、工事、入居後とプロセスが進むにつれ評価が下がっていく傾向にあることが分かりました。


・その他担当者への満足度(「とても満足」と「満足」の合計)

設計担当者:84%(前年比+1ポイント)

インテリアアドバイザー:82%(前年比+2ポイント)

工事担当者:82%(前年比+5ポイント)

アフターサービス担当者:82%(前年比+3ポイント)


営業以外の担当者に対する満足度は、前年より向上しており、最も高かったのは「設計担当者」への評価でした。「アフターサービス担当者」への評価は、「とても満足」が4ポイント増加し、同回答で設計担当者に次ぐ高さへと上昇しています。


・営業担当のアドバイスについて

【役に立ったもの】

商品特徴:73%

間取り等プラン内容:56%

資金やローン:55%

竣工までの建築スケジュール:43%

内装打ち合わせ:37%

住宅設備:34%

住まいに関する税金:33%

使い勝手:32%

先進設備の知識と説明:30%

メンテナンス:25%


【もう少し欲しかったもの】

間取り等プラン内容:14%

住まいに関する税金:12%

使い勝手:11%

先進設備の知識と説明:11%

住宅設備:9%

メンテナンス:7%

内装打ち合わせ:7%

資金やローン:6%

特になし:50%


営業担当者からのアドバイスで役に立ったものとしては、「商品特徴」や「間取り等プラン内容」に関するもの、「資金やローン」に関するアドバイスが50%を超えるトップ3でした。もう少し欲しいアドバイスは「特になし」が50%と、ほぼ満足されていましたが、「間取り等プラン内容」や「税金」、「使い勝手」、「先進設備」に関する説明などは、より充実化を望む声があがっています。


・営業担当に期待すること

迅速な対応:60%

報告・連絡・相談の密さ:51%

分かりやすい説明:46%

豊富な知識:43%

話をよく聞いてくれる:37%

約束を守る:22%

積極的に提案してくれる:22%

社内伝達をしっかりしてくれる:10%


営業の担当者に期待することを尋ねた結果では、対応の迅速さを求める人が60%で最多となり、次いで「報告・連絡・相談」を密にしてくれることが51%になりました。分かりやすい説明や豊富な知識を求める声も4割超と多く、十分な知識に基づいた迅速で細やかなコミュニケーションが求められていることがうかがわれます。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


一般社団法人プレハブ建築協会 プレスリリース

http://www.kyomu.purekyo.or.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット

    人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。

    2024.04.03
  • 不動産投資

    入居が決まらない理由は「メンテナンス」にある?|不動産投資

    あなたの物件がなぜ選ばれないのか、その秘密を解き明かします。共用部のメンテナンス不足が与える影響、改善策から差別化戦略まで、魅力的な物件へと生まれ変わる方法を紹介します。

    2024.02.29
  • 不動産投資

    不動産管理会社のプロが教える価値を上げるメンテナンスとは?|不動産投資

    不動産価値を高める秘訣とは?国交省の調査から見えた、長期修繕計画の重要性とオーナーの現状を解明。賃貸経営を成功に導くプロのメンテナンス術を解説いたします。

    2024.02.19
  • 不動産投資

    【不動産投資】物件価値を上げるためのメンテナンスで必要な項目を解説

    物件メンテナンスは賃貸経営の成功に不可欠で、物件の不具合における迅速な対応が入居者の退去を防ぎます。適切なメンテナンスは物件価値を高め、質の良い入居者を引きつけ、安定した経営を実現します。

    2024.02.15