お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】マンション「購入意欲が増している」人が48.7%に増加

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


スタイルアクトが第40回のマンション購入意識調査を実施

スタイルアクト株式会社は8日、「第40回マンション購入に対する意識調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。同社の運営する分譲マンションの購入・売却検討者向けサイト「住まいサーフィン」の登録会員を対象にした調査で、2008年4月から四半期ごとに行われています。


調査期間は2018年1月11日~1月17日、「住まいサーフィン」登録会員21万人のうち、直近3カ月間に新築マンションの販売センターに足を運んだ人が対象で、197件の有効回答を得ました。


・マンション購入意欲の変化

増している+やや増している:48.7%(前期比+8.7ポイント)

以前から変わらない:37.1%(前期比-1.5ポイント)

やや減った:8.1%(前期比-8.2ポイント)

減った:6.1%(前期比+1.0ポイント)


1年前と比較したマンションの購入意欲について尋ねると、「購入意欲が増している」と「購入意欲がやや増している」の回答者を足した率は、前期より8.7ポイント増加した48.7%で、約半数にのぼりました。「購入意欲が増している」との回答者だけをみると、直近3年の調査で最も多い結果となっています。「購入意欲がやや減った」とする回答は大きく減少しており、全般的に購入を積極的に検討する向きが強まっているといえるでしょう。


・地域別購入意欲

【東京23区】

増している+やや増している:44.0%

以前から変わらない:42.2%

やや減った:7.8%

減った:6.0%


【その他】

増している+やや増している:55.6%

以前から変わらない:29.6%

やや減った:8.6%

減った:6.2%


購入意欲の変化を東京23区とその他に分けて分析すると、その他地域で「増している」と「やや増している」の合計が半数超の55.6%ととくに高くなっていました。東京23区は昨今の価格上昇を反映してか、やや他地域より意欲が低めで、「以前から変わらない」の回答が42.2%となり、購入意欲が増した人と同程度に多くなっています。


消費税増税をいよいよ意識する時期に、印象に残る魅力物件は減少か

・消費税増税前に購入したい

【全体】

そう思う:22.3%

まあそう思う:21.3%

どちらでもない:32.0%

あまりそう思わない:15.7%

そう思わない:8.6%


【東京23区】

そう思う:19.8%

まあそう思う:19.0%

どちらでもない:37.9%

あまりそう思わない:17.2%

そう思わない:6.0%


【その他】

そう思う:25.9%

まあそう思う:24.7%

どちらでもない:23.5%

あまりそう思わない:13.6%

そう思わない:12.3%


消費税が10%に引き上げられる2019年10月までにマンションを購入したいかどうか尋ねた結果では、全体で「そう思う」人と「まあそう思う」人がそれぞれ2割強となり、合計で43.6%の人が購入意向を示していました。消費税増税がいよいよ意識され、購入意欲アップを促進させる要因になっているとみられます。


東京23区とその他地域では、その他地域の方が「そう思う」、「まあそう思う」とも6ポイントほど高く、それに対し東京23区では「どちらでもない」の回答が約4割と多めの傾向になっています。


・購入したい物件数

0件:34.0%(前期比+3.3ポイント)

1件:37.1%(前期比-1.5ポイント)

2件:約24.5%

3件:約4%

4件:1%未満

5件以上:1%未満

平均:1.01件(前期比-0.15件)


最後に購入したいと思う物件の数を尋ねると、0件が前期より3.3ポイント増加して34.0%となり、1件は1.5ポイントマイナスの37.1%、2件以上の回答者は28.9%でした。このうち大半を「2件」の回答者が占めています。平均値も1.01件と、前期より0.15件減少し、5四半期ぶりのマイナスとなりました。購入意欲が増している一方で、検討対象となる魅力的な物件は減少しているようです。


スタイルアクトでは、この要因として、湾岸や横浜の大型物件など、印象に残りやすい「直近の販売で大規模な物件」といえる販売が一巡したことがあるのではないかとし、1月からは2018年度販売となる新規物件供給が開始されていくことから、この傾向は一時的なものになると予想、低金利や株高などプラス要素となる好調なファンダメンタルに下支えされ、消費税増税も見据えながら、購入に踏み切る消費者が増加していくと見込まれました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は「第40回マンション購入意識調査」詳細結果公開資料より)



▼外部リンク


スタイルアクト株式会社 プレスリリース

http://styleact.co.jp/news/?p=2929


「第40回マンション購入意識調査」詳細結果公開資料

http://styleact.co.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット

    人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。

    2024.04.03
  • 不動産投資

    入居が決まらない理由は「メンテナンス」にある?|不動産投資

    あなたの物件がなぜ選ばれないのか、その秘密を解き明かします。共用部のメンテナンス不足が与える影響、改善策から差別化戦略まで、魅力的な物件へと生まれ変わる方法を紹介します。

    2024.02.29
  • 不動産投資

    不動産管理会社のプロが教える価値を上げるメンテナンスとは?|不動産投資

    不動産価値を高める秘訣とは?国交省の調査から見えた、長期修繕計画の重要性とオーナーの現状を解明。賃貸経営を成功に導くプロのメンテナンス術を解説いたします。

    2024.02.19
  • 不動産投資

    【不動産投資】物件価値を上げるためのメンテナンスで必要な項目を解説

    物件メンテナンスは賃貸経営の成功に不可欠で、物件の不具合における迅速な対応が入居者の退去を防ぎます。適切なメンテナンスは物件価値を高め、質の良い入居者を引きつけ、安定した経営を実現します。

    2024.02.15