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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】4割が土地活用に関心も、相続・譲渡したままの遊休地ありは約3割

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


シースタイルが土地に関する調査を実施

不動産関連の総合サイト・比較査定サイトの「スマイスター」を手がける株式会社シースタイルは12日、「スマイスター」ユーザーを対象とした「土地」に関する調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。


調査は、2017年11月9日~12月1日、任意で回答するインターネットアンケート方式で実施し、「スマイスター」ユーザーで20歳以上の全国男女、583人の有効回答を得たものとなっています。


・土地保有状況

もっている:46.5%

もっていない:53.5%


・土地の入手方法

購入:66.1%

相続:38.7%

譲渡:0.7%

競売:0.4%


まず土地の保有状況について尋ねたところ、土地保有者は46.5%、非保有者が53.5%と、ほぼ半々になりました。土地をもっている人を対象に、その入手方法を聞くと「購入」が最多の66.1%でしたが、「相続」も38.7%と多くなっています。


・土地購入の目的

家を建てる:50.6%

投資:7.7%

転売:7.7%

駐車場:2.6%

その他:2.2%

(相続・譲渡)で土地を購入・競売していない:34.7%


土地保有者に購入の目的を尋ねた問いでは、やはり「家を建てる」が最多の50.6%、次いで「投資」と「転売」がともに7.7%でした。収益用不動産として、投資目的や転売目的で購入している人も15.4%いることが分かります。一方で、相続・譲渡などによる取得のみで購入や競売はしていない人も多く、34.7%にのぼりました。


・家を建てる土地の購入時における重視点

予算:32.1%

立地・周辺環境:32.1%

生活の利便性:24.7%

交通の利便性:21.4%

広さ:20.7%

道路付け:12.5%

子どもの通学:9.2%

災害に強い:8.1%

方角:6.6%

実家の近く:6.3%


家を建てる土地の購入時にこだわったポイントを複数回答で選択してもらうと、「予算」と「立地・周辺環境」が同率トップの32.1%を獲得しました。以下は「生活の利便性」、「交通の利便性」、「広さ」がいずれも20%以上となっています。価格に対するシビアさももちろんですが、長く住まう生活の拠点となる場所であるからこそ、環境や利便性を重視して選んでいることが分かります。


また、将来のライフステージ、ライフスタイルの変化も見据え、「子どもの通学」や「実家の近く」といったポイントを重視する傾向も一定以上みられています。


未定のまま遊休地を保有している人も多数

・遊休地となっている土地の保有状況

ある:33.6%

ない:66.4%


土地を保有している人を対象に、遊休地となっている土地があるか尋ねると、約3人に1人は遊休地をもっていることが明らかとなりました。


・遊休地になっている理由

相続・譲渡したまま:30.8%

活用方法を検討中:28.6%

売りたいが売れない:26.4%

家から遠い:24.2%

使途がない:19.8%

毎年の固定資産税が気にならない:8.8%

活用資金がない:7.7%

使い勝手が悪い:2.2%


続いて、なぜ遊休地となっているかを尋ねたところ、「相続・譲渡したまま」だからとした人が3割を超え、「活用方法を検討中」とまだ決めかねている人も3割弱ありました。「売りたいが売れない」という人は24.2%、「家から遠い」からという人も24.2%あります。


遊休地とすると気になるのは固定資産税の高さですが、「気にならない」とする人は8.8%で、あまり多くはないものの存在し、その一方で「活用資金がない」から仕方なく遊休地になっているという人も7.7%みられました。


・土地活用意向

すでに土地活用している:8.7%

土地活用したい:31.6%

土地活用したくない:59.7%


土地活用の意向について尋ねた設問では、すでに実行している人が1割弱、意向がある人は31.6%で、約4割の人は土地活用を前向きに考えています。


・行っている土地活用

戸建て賃貸:27.5%

駐車場:23.6%

賃貸アパマン:13.7%

賃貸併用住宅:5.9%

貸地:5.9%

太陽光発電:5.9%

商業系施設:5.9%

トランクルーム:2.0%

医療系施設:2.0%

サービス付き高齢者向け住宅:0.0%


すでに土地活用を行っている人の具体的な活用タイプでは、「戸建て賃貸」が最多の27.5%、2位は「駐車場」の23.6%、3位が「賃貸アパマン」の13.7%でした。近年、関心を集めている「太陽光発電」や「トランクルーム」は、それぞれ5.9%、2.0%にとどまっています。超高齢社会の到来で増加している「サービス付き高齢者向け住宅」も、今回調査では0.0%でした。


・関心のある土地活用

駐車場:34.8%

賃貸アパマン:26.6%

戸建て賃貸:25.5%

太陽光発電宅:18.5%

貸地:17.9%

賃貸併用住宅:9.2%

トランクルーム:9.2%

商業系施設:8.7%

サービス付き高齢者向け住宅:7.6%

医療系施設:1.6%


今後土地活用をしたいと思っている人が、関心をもっている方法としては、「駐車場」がトップの34.8%となりました。初期投資を抑えた手軽な活用方法として魅力を感じられているのかもしれません。2位は「賃貸アパマン」、3位「戸建て住宅」となりトップ3をみると、順位に違いはあれど、活用中の人の関心と同じ結果になりました。4位には「太陽光発電宅」がランクインし、「貸地」もそれに続く2割弱の回答を獲得しています。


年代別にみると、20代・30代といった若年層では「駐車場」が半数または半数超を占め多くなっている一方、60代では「戸建て賃貸」が4割強と他の年代に比べて高めになり、70代以上では「賃貸併用住宅」が3割近い回答を得るなど、それぞれ違いがみられました。ライフステージに応じ、関心が変化していると考えられます。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容:スマイスター調べ)



▼外部リンク


株式会社シースタイル プレスリリース

https://www.sumaistar.com/

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