お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】“負”動産の意識高まる、相続したくないが2割超に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


シースタイルが不動産相続に関する意識調査を実施

株式会社シースタイルは9月26日、同社の不動産関連比較査定サイト「スマイスター」のユーザーを対象とした「不動産相続についての調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。


調査は、9月23日が全国宅地宅建取引業協会連合会の制定した「不動産の日」であることに合わせて行われたもので、2017年8月31日~9月11日でインターネット調査により実施、20代以上の全国男女781人から回答を得ています。


・不動産相続の経験および可能性

相続経験あり:21.9%

相続可能性あり:30.5%

いずれもなし:47.6%


まず、どれほどの人が不動産相続に関わるか調べるため、経験と可能性を尋ねたところ、すでに相続を経験した人と今後相続する可能性がある人の合計が52.4%と、半数以上にのぼることが分かりました。


・相続不動産の種別

戸建て:79.5%

農地:18.7%

土地:8.2%

マンション:7.0%

アパート:1.8%

ビル:1.8%

山林:1.8%

駐車場:0.6%


・誰から相続?

親:90.1%

伯父伯母(叔父叔母):4.1%

祖父母:2.3%

兄弟姉妹:1.8%

配偶者:1.8%


不動産相続経験者に、相続した不動産の種別と誰から相続したかを尋ねた結果では、親から戸建てを相続したケースが圧倒的に多くなっています。種別では「土地」よりも「農地」が倍以上多いこと、「マンション」は「土地」よりさらに少なく、「戸建て」の1割未満であることなども判明しました。


・相続不動産の状況

自分が居住:36.8%

売却:22.8%

空き家で管理:17.0%

空き家で放置:11.7%

賃貸利用:8.8%

更地化:5.8%

駐車場経営:4.1%

放置:3.5%

子どもが居住:3.5%

アパマン賃貸経営:3.5%


相続した不動産がどうなっているかという問いでは、自分が住んだという人が最多で、36.8%にのぼっています。一方、管理または放置状態で空き家のままになっているケースが、合計28.7%と3割近くあり、更地にしたもののそのままとなっているケース、放置しているケースも目立ちました。売却や賃貸での利用、駐車場経営など、何らかの収益化が図られているケースは合計41.0%です。


7割が収益化希望も相続予定の不動産を拒否したい人が2割超

次に、今後相続する予定の不動産がある人を対象に、意識調査を実施しています。


・相続予定の不動産種別

戸建て:81.5%

土地:33.6%

農地:11.8%

マンション:7.1%


・不動産相続意思

あり:79.4%

なし:20.6%


相続予定の不動産では、経験者と同様「戸建て」が最多となり、「マンション」はその1割にも満たない結果でしたが、「農地」と「土地」では、「土地」の方が3倍近く多くなっています。こうした不動産の相続意思を問うと、8割弱は「意思あり」としたものの、残りの2割超は相続したくないと考えていることが分かりました。


・相続可能性不動産の現在所有者

親:92.6%

兄弟姉妹:6.9%

祖父母:3.7%

伯父伯母(叔父叔母):2.6%

配偶者:1.6%


相続する可能性のある不動産を現在所有している人では、相続経験者のケースに比べ、「兄弟姉妹」の割合が高くなっています。


・不動産の相続後予定

未定:39.2%

売却:33.9%

自分が居住:33.9%

賃貸利用:14.8%

子どもが居住:9.0%

空き家で管理:6.9%

戸建て賃貸経営:6.3%

アパマン賃貸経営:5.3%

駐車場経営:4.8%

更地化:2.6%

空き家で放置:2.1%


相続する可能性のある不動産について、相続した場合どうするか尋ねたところ、「わからない」とした人が4割近くにのぼり、最多となりました。自分や子どもが住む予定とした人も多く、合計42.9%で、相続経験者とほぼ同様になっています。


一方、空き家のままにする人は1割未満で、売却から賃貸活用、駐車場経営やトランクルーム経営、サービス付き高齢者住宅の経営、太陽光発電で活用など、収益化を望み予定している人は合計69.4%と7割近くにのぼりました。予定段階では、何らかの収益化を見込んでいるものの、実際に相続するとうまく活用できなくなっているケースが少なくないのかもしれません。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・スマイスター調べ)



▼外部リンク


株式会社シースタイル プレスリリース

https://www.sumaistar.com/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21