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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】2016年アジア太平洋への初出店数が前年比減に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


CBREが2016年のアジア太平洋地域における商業関連レポートを公開

CBREは14日、アジア太平洋地域における商業・小売販売関連の2016年動向をレポートする資料を公開しました。昨今のテナント出店動向など、市場の動きをみることができます。


・初出店数

429件(前年比-16%)

(海外市場に拠点を有し該当地域に新規出店を行ったケースを含む)


CBREのリサーチによると、2016年において、調査対象となるアジア太平洋地域の主要25都市に新規出店を行った小売業者は429件で、昨年に比べて2桁減と大幅に少ない結果となりました。CBREが2012年に調査を開始して以来、初のマイナスでもあります。


減少に転じた主な要因としては、シンガポールにおける経済低迷や、台北における初出店数の伸び悩みが挙げられており、シンガポールと台北では、国内消費の低迷も確認されています。


全体で初の減少も飲食関連は堅調

全体では新規出店が低調となった2016年ですが、F&B部門とされる飲食関連小売業、とくにレストランや菓子・ペストリーの店舗における出店は活発で、初出店全体の約3分の1を占めるまでになり、小売業不動産市場の拡大を支えるセクターとなりました。


一般消費者のライフスタイルにおける外食ニーズの高まりが出店を後押ししているとみられ、ポートフォリオをEコマースから守ることで、成長戦略が引き続き順調にキープされているようです。


・出店戦略懸念事項

コスト上昇:67%

世界経済における先行き不透明感:53%


小売業者における出店時の懸念事項としては、コストの上昇が2年連続で最多となっています。アジア太平洋地域では、香港を除くほとんどの市場で賃料の伸びが堅調に推移したものの、労働力不足などから賃金や製造コストの上昇も響き、引き続き厳しい状況が続くものとなりました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は写真素材 足成より)



▼外部リンク


CBRE ニュースリリース

http://www.cbre.co.jp/


CBRE ホームページ

https://www.cbre.com/

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