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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【日本一わかりやすい不動産投資】第15回 色の様々な心理的効果とデザインの法則

【デザインの法則】

 賃貸住宅のデザインは、白い壁に茶色い床とありきたりなものが多いです。その中でお客様に選ばれるためには、個性的な物件やお客様のライフスタイルに合った住まいが求められます。そのため、デザイン性に優れた物件を作ることは非常に重要です。良いデザインとは必ず法則に従っています。そのデザインの法則の中からいくつかご紹介させていただきます。

色の違う色相を円形に並べたものをカラーチャートといいます。これにより色の関係がわかりやすくなります。その中で色が隣り合わせになっているものは同系色と呼ばれています。

同系色でまとめ、その色の対角線上にある反対色を1割~2割加えてアクセントカラーにすることで綺麗なデザインが出来ます。色は組み合わせだけでなく、色自体に心理的に感じる重さもあります。

ここに同じ大きさの白い箱と黒い箱があるとします。どちらが重く感じるでしょうか?白と黒で心理的に重く感じる方を比較しますと、黒のほうが1.87倍重く感じる計測結果が出ています。そして色には重さだけでなく、奥行き感もだせることをご存知でしょうか?部屋の奥の壁に後退色である紺色、前進色である白色を貼ってみて、紺色の方は奥行きが感じられ、一方白の方は短く感じられます。このような効果を利用し、クロスの貼る場所も考慮することでお部屋を広く見せることができます。



 

【素材が与える印象】

同じ色でも素材によって印象が異なります。いくつかクロスの素材をご紹介します。

縦に織の入ったクロスは高級感や上品さを演出できます。黒色にすることでより一層高級感を出すことができます。一方、織が均等に細かく入ったクロスは淡く優しい雰囲気が出ます。パステルカラーと組み合わせても良さそうですね。

床材でも印象を変えることができます。大理石調のフロアタイルを使えば高級感が出ます。白色にして清潔感もプラスしたいですね。色と質感を組み合わせてデザインの幅を広げ、多様なニーズにも対応可能となります。

色や素材が与える効果をご紹介しましたが、それらを踏まえて効果的に演出するのがデザイナーの仕事です。同じ赤色でも様々な赤色がありますが、その中からお部屋に合う赤色を選ぶことができるのは経験豊富なデザインのプロに任せた方がオススメです。


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