お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.06.07

満室の窓口

【pickupニュース】18年3月の住まい買いどき感、変化なく横ばい

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


リクルート住まいカンパニーが住まいの買いどき感に関する最新意識調査結果を公開

株式会社リクルート住まいカンパニーは28日、住宅購入や住み替えを検討している人を対象に実施した「『住まいの買いどき感』調査」の2018年3月度分について、結果をとりまとめて公開しました。現在が住宅の購入や建築・リフォームのタイミングとして、どれだけ適していると感じているか、消費者意識をみる調査となっています。


調査は首都圏、関西、東海、札幌市、仙台市、広島市、福岡市の7大都市圏に居住する20歳以上70歳未満の男女を対象に、3カ月に1度のペースで、マクロミルによるインターネットアンケート調査方式により行われており、今回の実施期間は2018年3月24日~3月27日、有効回答が全体で8,732サンプルでした。なお分析においては、平成27年国勢調査に基づく各都市圏の年代別人口構成に合わせたウェイトバックが行われています。


・住宅の買いどき感

全体(買いどきと感じる):38.0%(前回比横ばい、前年同期比-3.4ポイント)

首都圏:37.8%(前回比+1.0ポイント、前年同期比-4.6ポイント)

関西:38.9%(前回比-1.8ポイント、前年同期比-3.2ポイント)

東海:39.3%(前回比+0.3ポイント、前年同期比+0.8ポイント)

札幌市:31.3%(前回比-1.7ポイント、前年同期比-4.1ポイント)

仙台市:35.1%(前回比+2.5ポイント、前年同期比-1.1ポイント)

広島市:35.9%(前回比-2.8ポイント、前年同期比-0.3ポイント)

福岡市:31.3%(前回比-2.5ポイント、前年同期比-13.2ポイント)


今は「住まいの買いどき」と感じている人は、全体で38.0%となり、前回調査と同じ値で横ばい傾向でしたが、前年同期と比較すると3.4ポイントの減少で、やや減退していることが分かりました。


都市圏別では、首都圏が前回より1.0ポイント改善し、37.8%となりましたが、ここ3年の3月における買いどき感としては最低の水準になっています。首都圏だけでなく、関西、札幌市、広島市、福岡市も同様でした。


全エリア中、最も買いどき感が高かったのは東海の39.3%で、唯一前年同期比でプラスを記録しています。逆に落ち込みが顕著だったのは福岡市で、同エリアは2017年3月に44.5%を記録、全体トップとなっていましたが、今回はそこから13.2ポイント下げた31.3%で、札幌市と並ぶ最下位でした。


・年代別住まいの買いどき感

20代:32.8%(前回比+1.3ポイント、前年同期比-0.5ポイント)

30代:40.0%(前回比+1.5ポイント、前年同期比-2.2ポイント)

40代:37.5%(前回比-2.3ポイント、前年同期比-3.7ポイント)

50・60代:41.1%(前回比-1.7ポイント、前年同期比-6.5ポイント)


年代別にみた住まいの買いどき感は、20代が前回に比べると1.3ポイント改善したものの、最も低い32.8%となっています。30代も前回より1.5ポイント改善し、40.0%に上昇、一方40代と50・60代は前回より悪化して、それぞれ37.5%、41.1%になりました。


マンションより一戸建てが買いどき?

・検討住宅タイプ別住まいの買いどき感

注文住宅:41.4%(前回比+1.3ポイント、前年同期比-2.0ポイント)

新築分譲マンション購入:37.9%(前回比-0.1ポイント、前年同期比-7.9ポイント)

新築分譲一戸建て購入:40.0%(前回比+0.6ポイント、前年同期比-3.9ポイント)

中古マンション:34.5%(前回比-0.1ポイント、前年同期比-3.9ポイント)

中古一戸建て:42.2%(前回比+2.6ポイント、前年同期比-2.0ポイント)


検討住宅のタイプ別で住まいの買いどき感を分析すると、注文住宅の建て替えや建築を検討している人では、前回より1.3ポイント上昇した41.4%が「買いどき」と感じていました。新築分譲一戸建ての購入検討者も、前回より0.6ポイント上昇した40.0%、中古一戸建ては前回比で2.6ポイントの上昇になる42.2%と、一戸建て住宅タイプの検討者では40%をいずれも上回り、わずかですが、前回より買いどき感が高まっていました。


一方、新築分譲マンションの購入検討者は、前回より0.1ポイント、前年同期比では7.9ポイントのマイナスとなる37.9%にとどまり、中古マンションも前回比0.1ポイントの低下、前年同期では3.9ポイントのマイナスになる34.5%でした。全体としてあまり高くはない“買いどき感”ですが、マンションタイプ検討者の方が、一戸建て住宅検討者より低い傾向がみられます。


・買いどきと感じる理由

消費税率の引き上げ予定:27.8%(前回比+1.8ポイント、前年同期比+8.1ポイント)

お金が借りやすい:21.0%(前年同期比-1.0ポイント)

景況感の上昇:20.6%(前年同期比+0.2ポイント)

住宅価格が上昇しそう:20.2%(前回比+2.3ポイント、前年同期比+1.5ポイント)

金利が上がりそう:18.2%(前回比+2.1ポイント、前年同期比+0.2ポイント)

住宅ローン減税など税制優遇メリットがある:17.6%(前回比+1.0ポイント、前年同期比-0.3ポイント)

物価が上昇しそう:13.5%(前回比+1.0ポイント、前年同期比+0.8ポイント)


買いどきと感じる理由を尋ねた結果では、「消費税率の引き上げが予定されているから」が最多回答を集め、27.8%にのぼりました。2017年9月以降、同回答の回答率は上昇を続けており、いよいよ税率アップが本格的に意識されてきていることがうかがわれます。


2位は「お金が借りやすいから」という資金調達のしやすさで21.0%、3位は「景況感が上昇しているから」の20.6%でした。「住宅価格が上昇しそう」とさらなる価格の上昇を見込む向きも20.2%と多めで、2015年12月以来の20%超水準に高まっています。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


株式会社リクルート住まいカンパニー プレスリリース

https://www.recruit-sumai.co.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット

    人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。

    2024.04.03
  • 不動産投資

    入居が決まらない理由は「メンテナンス」にある?|不動産投資

    あなたの物件がなぜ選ばれないのか、その秘密を解き明かします。共用部のメンテナンス不足が与える影響、改善策から差別化戦略まで、魅力的な物件へと生まれ変わる方法を紹介します。

    2024.02.29
  • 不動産投資

    不動産管理会社のプロが教える価値を上げるメンテナンスとは?|不動産投資

    不動産価値を高める秘訣とは?国交省の調査から見えた、長期修繕計画の重要性とオーナーの現状を解明。賃貸経営を成功に導くプロのメンテナンス術を解説いたします。

    2024.02.19
  • 不動産投資

    【不動産投資】物件価値を上げるためのメンテナンスで必要な項目を解説

    物件メンテナンスは賃貸経営の成功に不可欠で、物件の不具合における迅速な対応が入居者の退去を防ぎます。適切なメンテナンスは物件価値を高め、質の良い入居者を引きつけ、安定した経営を実現します。

    2024.02.15