不動産投資
賃貸併用住宅のメリットとデメリット
本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
2024.11.14不動産投資
2018.06.19
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住宅金融支援機構が住宅ローン利用者の実態調査結果を公開
独立行政法人住宅金融支援機構は5日、2017年度第2回「民間住宅ローン利用者の実態調査」から「民間住宅ローン利用者編」のデータ提供を開始しました。利用された住宅ローンの金利タイプやローン選びの傾向などをみることができます。
調査対象は、2017年10月~2018年3月に民間住宅ローンの借入れを行った全国の20~60歳未満の人で、調査実施時期は2018年4月10日~4月16日、インターネットアンケート方式で行われました。先着順で受け付け、1,500件の有効回答を得ています。
・利用住宅ローンの金利タイプ構成比
全期間固定型:13.3%(前期比+0.7ポイント、前年同期比-3.7ポイント)
固定期間選択型:30.1%(前期比-6.8ポイント、前年同期比-5.0ポイント)
変動型:56.5%(前期比+6.1ポイント、前年同期比+8.6ポイント)
民間住宅ローンの金利タイプ別利用状況をみると、「全期間固定型」が13.3%で、2017年4月~2017年9月を対象とした前期調査時より0.7ポイントとわずかに増えたものの、前年同期比では3.7ポイント減少、「固定期間選択型」は30.1%で、前期比、前年同期比のいずれもマイナスになっていました。
代わって増えたのは、「変動型」で、今回56.5%にのぼり、前期より6.1ポイント、前年同期より8.6ポイントと大きく伸びています。
・住宅種類別金利タイプ構成比
【注文新築】
全期間固定型:14.0%
固定期間選択型:34.6%
変動型:51.4%
【注文建替え】
全期間固定型:12.0%
固定期間選択型:36.0%
変動型:52.0%
【新築建売】
全期間固定型:15.3%
固定期間選択型:22.0%
変動型:62.7%
【新築マンション】
全期間固定型:11.2%
固定期間選択型:27.8%
変動型:61.0%
【中古戸建】
全期間固定型:16.1%
固定期間選択型:35.7%
変動型:48.2%
【中古マンション】
全期間固定型:11.4%
固定期間選択型:19.5%
変動型:69.1%
住宅の種類別でローン金利タイプの構成比率がどうなっているか調べた結果では、全種別で「変動型」が最多となったものの、とくに「中古マンション」購入者で高く、69.1%にのぼったほか、「新築建売」、「新築マンション」でも、それぞれ62.7%、61.0%と6割を超える値になっていました。逆に最も「変動型」の占める率が低かったのは「中古戸建」で48.2%です。
・今後1年間の住宅ローン金利見通し
【全体】
現状より上昇:29.1%(前回比-0.3ポイント)
ほとんど変わらない:59.0%(前回比+1.4ポイント)
現状より低下:3.1%(前回比-2.1ポイント)
見当がつかない:8.9%(前回比+1.1ポイント)
【変動型】
現状より上昇:21.0%(前回比-3.5ポイント)
ほとんど変わらない:66.7%(前回比+0.1ポイント)
現状より低下:3.3%(前回比-0.1ポイント)
見当がつかない:9.0%(前回比+3.6ポイント)
【固定期間選択型】
現状より上昇:32.7%(前回比+2.6ポイント)
ほとんど変わらない:56.2%(前回比+2.4ポイント)
現状より低下:3.5%(前回比-3.9ポイント)
見当がつかない:7.5%(前回比-1.2ポイント)
【全期間固定型】
現状より上昇:55.0%(前回比+8.4ポイント)
ほとんど変わらない:32.5%(前回比-0.3ポイント)
現状より低下:1.0%(前回比-4.8ポイント)
見当がつかない:11.5%(前回比-3.3ポイント)
今後1年間の住宅ローン金利に関する見通しを尋ねると、全体では前回調査とほぼ同じ結果になり、約3割が「現状より上昇」と予測、約6割が「ほとんど変わらない」とみていました。「現状より低下」すると予測した人はやや減少し、3.1%になっています。
利用金利タイプ別でみると、変動型選択者で「ほとんど変わらない」とする人が他よりも多く66.7%にのぼっています。固定期間選択型では、前期より「現状よりも低下」すると予想した人が半減し、「現状よりも上昇」と「ほとんど変わらない」が微増しました。全期間固定型では、「現状よりも上昇する」の回答者が多い傾向にあり、今回は55.0%で前期より8.4ポイントと、大きく上昇しています。
住宅ローンの決め手はやはり「金利」の低さ
・住宅ローン認知に大きな影響を与えた媒体
住宅・販売事業者:47.2%(前期比+12.6ポイント)
インターネット:15.0%(前期比-3.7ポイント)
金融機関:13.0%(前期比+0.5ポイント)
クチコミ:11.9%(前期比+0.2ポイント)
モデルルーム・住宅展示場:11.1%(前期比+4.6ポイント)
住宅情報誌:7.5%(前期比-3.2ポイント)
勤務先:5.9%(前期比+1.0ポイント)
ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザー:5.2%(前期比+0.5ポイント)
新聞記事:5.0%(前期比-6.5ポイント)
折込チラシ:4.2%(前期比-3.5ポイント)
新聞広告:4.0%(前期比-3.4ポイント)
利用した民間住宅ローンを知るきっかけとして、大きな影響を与えた媒体は何だったか複数回答可で回答を求めたところ、営業マンや店頭、営業所などの「住宅・販売事業者」が圧倒的トップで47.2%となりました。前期の調査時に比べても12.6ポイントの増加になっています。
2位は「インターネット」の15.0%でしたが、こちらは前期比3.7ポイントのマイナスとやや低下、3位は「金融機関」の13.0%で0.5ポイントの微増になりました。以下「クチコミ」や「モデルルーム・住宅展示場」などと続きますが、前回調査と比べると「新聞記事」や「住宅情報誌」、「新聞広告」、「折込チラシ」の減少が目立ち、これらの順位に変動もみられました。
・利用住宅ローンを選んだ決め手
金利が低いこと:69.7%(前期比+1.7ポイント)
住宅・販売事業者に勧められたから:24.1%(前期比+8.2ポイント)
諸費用が安かった:16.0%(前期比-3.8ポイント)
将来の金利上昇に備え返済額を確定したかった:14.5%(前期比-5.6ポイント)
保証料が安かった:12.9%(前期比-3.7ポイント)
繰上返済手数料が安かった:12.2%(前期比-3.4ポイント)
勤務先や取引関係などの付き合い・馴染み:11.8%(前期比+1.8ポイント)
返済期間中の繰上返済が少額から可能:9.8%(前期比-1.2ポイント)
借入可能か否かが早く分かった:7.8%(前期比-0.3ポイント)
返済中も安心の相談サポート体制:6.4%(前期比-1.5ポイント)
融資額が多くほぼ全額を1つのローンで賄える:6.0%(前期比+0.7ポイント)
利用した民間住宅ローンの選定理由を複数回答可で選んでもらった結果では、「金利が低いこと」が圧倒的トップで69.7%の回答率になっています。2位は「住宅・販売事業者(営業マンなど)に勧められたから」の24.1%で、前期よりも8.2ポイントの増加となりました。
3位には、融資手数料や団体信用生命保険料など「諸費用が安かったこと」が16.0%で入り、前回3位の「将来、金利が上昇する可能性があるので返済額をあらかじめ確定しておきたかったから」を逆転しています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は「民間住宅ローン利用者の実態調査」公開資料より)
▼外部リンク
独立行政法人住宅金融支援機構 「民間住宅ローン利用者の実態調査 2017年度第2回 民間住宅ローン利用者編」公開資料
https://www.jhf.go.jp/files/400346653.pdf
独立行政法人住宅金融支援機構 調査結果提供ページ
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