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超過累進課税とは？誰でも分かる相続税の簡単な計算方法

累進課税制度は、所得や遺産の額が増えれば増えるほど、税額が高くなる制度のこと。

累進課税制度には大きく分けて単純累進課税と、超過累進課税の2種類の方式があります。

単純累進課税は課税標準が一定額を超えた場合に、その全体に対して高い税率を適用するというものです。

超過累進課税は課税標準が一定額を超えた場合に、その超えた金額に対してのみ、高い税率を適用するというものです。

単純累進課税の場合、税率の境目ぎりぎりの人にとっては、課税標準の増加額以上に納税額が増加する場合があるなどの不合理が生じるため、現在用いられているのは、超過累進課税方式です。

今回は超過累進課税方式の計算方法についてお話していきたいと思います。

●財産が1億円の場合

税金の計算方法は、財産が1億円だった場合、下の図のようになります。

基礎控除が3000万円で、相続の際に1人につき600万円まで控除に入れることができます。

相続人が1人だった場合、基礎控除3000万円+600万円で合計3600万円が控除されます。

そして1億円から3600万円を引いた、6400万円に相続税が掛かります。

相続税は、下記記載の、表の税率を参考に、計算すると…

1億円以下で5001万円以上に当てはまる金額1400万円に30％の税率を掛けます。

同じように他の金額にも当てはまる税率を掛けていくと、合計で1220万円になります。

すべての金額に30％の税率を掛けるのではなく、ある金額までに掛かる税率が何％、それ以上が何％というように、金額に区切られて税率が掛かるため、分解して計算するのがややこしく、大変です。

そこで、下記記載の「控除額」の部分をご覧ください。

こちらを使えば簡単に計算することができます。

6400万円に、最高税率の30％をそのまま掛けて、表の控除額を引くことで先ほど計算した数字と同じ1220万円となります。

財産1億円の場合の税金算出 

相続税の逆算法 このように、早見表を使えば、すぐに計算をすることができます。

日本の相続税は、他の国と比べても相続税の税率がとても高いです。

しっかりと知識を身につけ、対策をしておくことが大切です。

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