不動産投資
サラリーマン大家の失敗例5選|初心者が避けたい原因と対策
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2023.05.17
満室の窓口
不動産投資に興味はあるものの、「実際にいくらあれば始められるのか分からない」「自己資金が少なくても本当に購入できるのか」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
不動産投資というと、数千万円単位の大きな資金が必要なイメージがあります。
しかし実際には、投資方法によって必要な金額は大きく異なります。
少額から始められる不動産クラウドファンディングのような方法もあれば、融資を活用して現物不動産を購入する方法もあります。
ただし、少ない自己資金で始められるからといって、安易に物件を購入するのは危険です。
不動産投資では、購入時の頭金や諸費用だけでなく、空室時のローン返済、修繕費、固定資産税などの維持費も考慮する必要があります。
本記事では、不動産投資はいくらから始められるのか、物件ごとの価格目安、必要な自己資金、少額資金で始めるためのポイントを分かりやすく解説します。

不動産投資は、投資方法によって必要な資金が大きく異なります。
少額投資であれば数万円から始めることも可能ですが、現物不動産を購入する場合は、一般的に数十万円から数百万円以上の自己資金を用意するケースが多くなります。
⚫︎少額なら数万円から始められる
少額から不動産投資を始めたい場合、不動産クラウドファンディングやREITなどの方法があります。
不動産クラウドファンディングは、複数の投資家から集めた資金で不動産を運用し、得られた利益を投資家に分配する仕組みです。
サービスによっては1万円程度から投資できるものもあり、現物不動産を購入するほどの資金がない人でも始めやすい点が特徴です。
また、REITは証券取引所に上場している不動産投資信託で、株式のように売買できます。
現物不動産を所有するわけではありませんが、商業施設、オフィスビル、マンションなどに間接的に投資できます。
ただし、これらは現物不動産投資とは異なり、自分で物件を選んで運用するわけではありません。
少額で始めやすい一方で、運用方針を自分で細かく決められない点には注意が必要です。
⚫︎現物不動産は物件価格や融資条件で必要資金が変わる
現物不動産投資の場合、必要資金は物件価格と融資条件によって変わります。
例えば、1,000万円の区分マンションを購入する場合でも、金融機関からどの程度融資を受けられるかによって、必要な自己資金は異なります。
頭金が10%であれば100万円、20%であれば200万円が必要です。
さらに、仲介手数料や登記費用、不動産取得税などの諸費用もかかります。
融資を受ける際には、年収、勤務先、勤続年数、他の借入状況、購入物件の収益性などが審査されます。
同じ物件であっても、投資家本人の属性によって融資条件が変わるため、一概に「いくらあれば始められる」とは言い切れません。
⚫︎「いくら必要か」は投資方法によって異なる
不動産投資には、主に以下のような方法があります。
・不動産クラウドファンディング
・REIT
・区分マンション投資
・戸建て投資
・一棟アパート・マンション投資
少額で始めやすいのは、不動産クラウドファンディングやREITです。
家賃収入を得ながら資産形成を目指すのであれば、区分マンションや戸建てなどの現物不動産投資が選択肢になります。
現物不動産投資は初期費用が大きくなりやすい反面、融資を活用できる点が大きな特徴です。
自己資金だけで購入する必要がないため、手元資金よりも大きな金額の物件に投資できます。

不動産投資で購入できる物件には、さまざまな種類があります。
物件の種類によって価格帯、収益性、管理の手間、リスクが異なるため、自分の資金状況や投資目的に合った物件を選ぶことが大切です。
一棟アパートや一棟マンションは、建物全体を購入して複数の部屋から家賃収入を得る投資方法です。
価格帯はエリアや築年数、構造によって大きく異なりますが、数千万円から数億円になることもあります。
初期投資額は大きいものの、複数戸から家賃収入を得られるため、1室が空室になっても収入がゼロになりにくい点がメリットです。
一方で、建物全体の修繕費や管理費が発生するため、資金計画には余裕が必要です。
外壁塗装、屋上防水、給排水設備の交換など、大規模修繕が必要になると数百万円単位の費用がかかることもあります。
一棟投資は収益性が高い反面、運営の難易度も高いため、不動産投資の経験が浅い方は慎重に検討する必要があります。
区分マンション投資は、マンションの1室を購入して賃貸に出す方法です。
価格帯は、地方や築古物件であれば数百万円台から、都市部の築浅物件では数千万円になることもあります。
一棟投資と比べると購入価格が低く、管理も比較的しやすいため、不動産投資初心者に選ばれやすい投資方法です。
特に、都心部や駅近のワンルームマンションは単身者需要が見込めるため、安定した賃貸運営をしやすい傾向があります。
ただし、区分マンションは1室のみを所有するため、入居者が退去すると家賃収入がゼロになります。
また、管理費や修繕積立金が毎月かかるため、表面利回りだけで判断せず、実際に手元に残る収益を確認することが重要です。
戸建て投資は、一戸建て住宅を購入して賃貸に出す方法です。
地方や郊外では、数百万円台の中古戸建てが売り出されていることもあります。
購入価格を抑えやすく、利回りが高くなる可能性がある点が魅力です。
また、戸建てはファミリー層の入居が多いため、一度入居が決まると長期間住んでもらえる可能性があります。
入居期間が長くなれば、退去のたびに発生する原状回復費や募集費用を抑えやすくなります。
築古戸建ては修繕箇所が多いケースもあります。
屋根、外壁、水回り、シロアリ被害、雨漏りなどを見落とすと、購入後に想定外の費用が発生する可能性があります。
安く購入できる物件ほど、事前調査が重要です。

不動産投資は、自己資金が少なくても始められる可能性があります。
その理由は、物件を担保にして金融機関から融資を受けられるためです。
株式投資や投資信託では、基本的に自分の手元資金の範囲内で投資を行います。
一方、不動産投資では融資を活用することで、自己資金以上の規模の資産を運用できます。
不動産投資ローンでは、購入する物件そのものが担保になります。
金融機関は、借りる人の返済能力だけでなく、物件の収益性や担保価値も見て融資を判断します。
自己資金が少なくても、物件の評価が高く、安定した家賃収入が見込める場合は融資を受けられる可能性があります。
ただし、誰でも簡単に融資を受けられるわけではありません。
金融機関は以下のような点を確認します。
年収・勤務先・勤続年数・借入状況・自己資金の額・物件の収益性・物件の担保価値
初めて不動産投資を行う場合は、金融機関から慎重に審査される傾向があります。
不動産投資の大きな特徴は、入居者から得られる家賃収入をローン返済に充てられる点です。
例えば、毎月8万円の家賃収入があり、ローン返済が6万円であれば、差額の2万円から管理費や修繕積立金などを支払います。
最終的に手元に資金が残れば、毎月のキャッシュフローはプラスになります。
ただし、家賃収入があるからといって必ず利益が出るわけではありません。
空室期間が発生すれば、その間のローン返済は自己資金で行う必要があります。
家賃下落や修繕費の増加によって、当初のシミュレーションより収益が悪化することもあります。
そのため、購入前には「満室時」だけでなく、「空室が発生した場合」「家賃が下がった場合」「修繕費が発生した場合」も想定しておくことが大切です。
不動産投資では、家賃収入だけでなく、物件を売却したときの利益を狙うこともできます。
購入時より高い価格で売却できれば、売却益を得られる可能性があります。
人口が増えているエリア、再開発が進むエリア、駅周辺の利便性が高いエリアでは、将来的に物件価格が上がる可能性もあります。
ただし、不動産価格は必ず上がるものではありません。築年数の経過、人口減少、周辺環境の変化、金利上昇などによって価格が下がるリスクもあります。
そのため、値上がり益だけを期待して購入するのではなく、家賃収入だけでも運用が成り立つかを確認することが重要です。
現物不動産投資を始める場合、自己資金は物件価格の1〜3割程度を目安に考えるとよいでしょう。
ただし、これはあくまで目安です。
融資条件や物件の種類、金融機関の方針によって必要な自己資金は変わります。
⚫︎自己資金の内訳は「頭金+諸費用」
不動産投資に必要な自己資金は、主に「頭金」と「諸費用」に分かれます。
頭金とは、物件価格のうち自己資金で支払う部分です。
2,000万円の物件を購入し、1,800万円の融資を受ける場合、頭金は200万円になります。
諸費用には以下のようなものがあります。
・仲介手数料
・登記費用
・司法書士報酬
・不動産取得税
・固定資産税の精算金
・火災保険料
・ローン事務手数料
・印紙税
物件価格だけを見ていると、購入時に必要な資金を見誤ることがあります。
実際には、物件価格とは別に諸費用が発生するため、事前に総額でいくら必要かを確認しておきましょう。
⚫︎自己資金は物件価格の1〜3割が目安
一般的には、自己資金は物件価格の1〜3割程度が目安です。
例えば、1,500万円の区分マンションを購入する場合、自己資金の目安は150万円〜450万円程度です。
そこに諸費用が加わるため、実際にはもう少し余裕を持って資金を準備する必要があります。
自己資金が多いほど、借入額を抑えられるため、毎月のローン返済負担は軽くなります。
ただし、自己資金を多く入れすぎると、手元資金が不足し、突発的な支出に対応しづらくなることもあります。
大切なのは、頭金をいくら入れるかだけでなく、購入後も安定して運用できる資金を残しておくことです。
⚫︎手元に残す予備資金も忘れない
不動産投資では、購入後にもさまざまな費用が発生します。
代表的なものは以下の通りです。
・空室時のローン返済
・原状回復費
・設備交換費
・修繕費
・固定資産税
・管理費
・修繕積立金
例えば、給湯器やエアコンが故障した場合、数万円から十数万円の費用がかかることがあります。
入居者が退去した際には、室内クリーニングや壁紙の張り替えなどの原状回復費が発生します。
自己資金をすべて頭金に使ってしまうと、こうした費用に対応できなくなる恐れがあります。
少なくとも数か月分のローン返済や修繕費に対応できる予備資金は残しておきましょう。

自己資金が少ない場合は、価格が比較的低く、融資を受けやすい物件を選ぶことが重要です。
ここでは、少ない自己資金で検討しやすい物件を紹介します。
中古ワンルームマンションは、比較的少ない資金で始めやすい物件の一つです。
都市部や駅近の物件は単身者需要が見込めるため、安定した入居が期待できます。
会社員や学生が多いエリアでは、賃貸需要が継続しやすい傾向があります。
ただし、中古ワンルームマンションを選ぶ際は、築年数や管理状況をよく確認する必要があります。
建物全体の管理が悪いマンションでは、将来的に修繕積立金が上がったり、資産価値が下がったりする可能性があります。
また、表面利回りが高く見えても、管理費や修繕積立金を差し引くと手残りが少ないケースもあります。購入前には、実質利回りを確認しましょう。
地方の中古戸建ては、購入価格を抑えやすく、少額投資向きの物件です。
物件によっては数百万円以下で購入できることもあり、自己資金が少ない人でも検討しやすいでしょう。
戸建てはファミリー層の需要があるため、入居者が長く住む可能性があります。
長期入居につながれば、空室リスクや入退去に伴う費用を抑えられます。
一方で、地方の中古戸建てはエリア選びが非常に重要です。
人口減少が進んでいる地域や賃貸需要が弱い地域では、購入価格が安くても入居者が見つからない可能性があります。
築古物件の場合は修繕費が高額になるリスクがあります。
購入前には、建物の状態、周辺の賃貸需要、想定家賃、出口戦略まで確認しておくことが大切です。
小規模な区分マンションも、少額で始めやすい選択肢です。
ファミリータイプよりもワンルームや1K、1LDKなどのコンパクトな物件は価格が抑えられやすく、初めての不動産投資でも検討しやすい傾向があります。
ただし、区分マンションは管理組合の運営状況も重要です。
修繕積立金が不足しているマンションでは、将来的に一時金の徴収や修繕積立金の値上げが行われる可能性があります。
物件そのものだけでなく、マンション全体の管理状態も確認しましょう。
少ない自己資金で不動産投資を始める場合、重要なのは「無理に高額物件を狙わないこと」です。
資金に余裕がない状態で背伸びをすると、空室や修繕が発生したときに資金繰りが苦しくなります。
ここでは、少額資金で始めるためのポイントを解説します。
⚫︎日本政策金融公庫の融資を検討する
少額で不動産投資を始めたい場合、日本政策金融公庫の融資を検討する方法があります。
日本政策金融公庫は、民間金融機関とは異なる基準で融資を行っているため、条件によっては初心者でも利用できる可能性があります。
特に、事業性のある不動産投資や賃貸経営として計画性がある場合は、選択肢の一つになります。
ただし、融資を受けるには事業計画や返済計画が重要です。
「安く買えそうだから」という理由だけではなく、どのように収益を得て返済していくのかを明確に説明できる必要があります。
⚫︎信頼できる不動産会社に相談する
少ない自己資金で不動産投資を始める場合、信頼できる不動産会社に相談することも重要です。
初心者が自分だけで物件の良し悪しを判断するのは簡単ではありません。
利回りが高く見える物件でも、実際には空室リスクが高かったり、修繕費がかかったりするケースがあります。
信頼できる不動産会社であれば、物件価格だけでなく、賃貸需要、融資条件、管理体制、将来の売却可能性まで含めて提案してくれます。
販売を優先してリスクを十分に説明しない会社には注意が必要です。
メリットだけでなく、デメリットやリスクも説明してくれる会社を選びましょう。
⚫︎物件選びのポイントを押さえる
少額資金で不動産投資を成功させるには、物件選びが非常に重要です。
特に確認したいポイントは以下です。
・賃貸需要があるエリアか
・駅や生活施設へのアクセスは良いか
・想定家賃は現実的か
・修繕履歴は確認できるか
・管理状態は良好か
・出口戦略を描けるか
利回りだけで物件を選ぶのは危険です。
高利回りの物件には、それだけリスクが隠れていることもあります。
地方の築古物件は価格が安く利回りが高く見えることがありますが、入居者が決まらなければ収益は得られません。
反対に、利回りはやや低くても、賃貸需要が強いエリアの物件の方が安定運用しやすい場合もあります。
⚫︎無理のない資金計画を立てる
不動産投資では、購入前の資金計画が成功を左右します。
収支シミュレーションを行う際は、家賃収入からローン返済、管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険料、管理委託費などを差し引き、最終的に手元にいくら残るのかを確認しましょう。
また、以下のような悪いケースも想定しておく必要があります。
・退去後に3か月空室が続く
・家賃を下げないと入居者が決まらない
・設備交換で急な支出が発生する
・金利が上がって返済額が増える
・修繕積立金が値上がりする
不動産投資は長期で運用する投資です。
最初から大きな利益を狙うよりも、無理なく継続できる計画を立てることが大切です。
不動産投資は、投資方法によって必要な資金が大きく異なります。
不動産クラウドファンディングやREITであれば数万円から始められる一方、現物不動産を購入する場合は、物件価格や融資条件に応じて数十万円から数百万円以上の自己資金が必要になることがあります。
現物不動産投資では、自己資金の目安は物件価格の1〜3割程度です。
ただし、頭金だけでなく、仲介手数料や登記費用、税金などの諸費用も必要です。さらに、購入後の空室リスクや修繕費に備えるため、手元に予備資金を残しておくことも欠かせません。
少ない自己資金で始めたい場合は、中古ワンルームマンション、地方の中古戸建て、小規模な区分マンションなどが選択肢になります。
ただし、価格の安さだけで判断せず、賃貸需要や修繕リスク、出口戦略まで確認することが重要です。
不動産投資を成功させるには、無理のない資金計画と慎重な物件選びが欠かせません。
少額から始める場合でも、リスクを理解し、信頼できる専門家に相談しながら進めることで、安定した資産形成を目指せるでしょう。
参考・出典
不動産投資ローンや資産運用に関する基本的な考え方/融資制度・事業資金の考え方/中古マンション・戸建ての価格統計/新築マンション価格や市場分析
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