不動産投資
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2025.10.02不動産投資
2018.05.30
満室の窓口
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築10年超マンションの価格上昇率でランキング!
株式会社マンションマーケットは4月30日、同社の運営するマンション相場情報総合ポータルサイト「マンションマーケット」のデータをもとに、東京23区内にあるJR東日本10沿線について平均平米単価を算出、ここ1年の価格上昇率でランキング化した結果を公開しました。
首都圏においては、とくにマンションや土地の資産性が電車の最寄駅の性質と密接に関連していることが多く、物件購入時にも重要なスペックポイントとみなされます。これは日常的に用いられる交通手段が電車であり、駅の利便性がエリアの利便性と直結、周辺の発展とも深く関わっているからと考えられるでしょう。こうした点から、資産性の高い線を探る今回のような調査は、有益な知見を提供するものといえます。
・調査定義および対象について
対象沿線:東京23区内に所在する駅があるJR東日本の線で駅数が多い主要上位10沿線
対象マンション:「マンションマーケット」掲載の2007年築分譲マンションで駅から徒歩10分圏内に立地するもの
徒歩1分の距離:80メートル
価格上昇率:2017年2月と2018年2月の平均単価比較による
使用データ:2018年3月20日時点
・JR東日本10沿線価格上昇率ランキング
1位 常磐成田線:6.20%
2位 総武線快速:3.38%
3位 京葉線:3.29%
4位 中央本線:2.95%
5位 常磐線:2.82%
6位 総武線各停:1.69%
7位 京浜東北線:-0.15%
8位 山手線:-0.25%
9位 埼京線:-1.38%
10位 東北本線:-2.36%
2017年から2018年で最も価格上昇率が高かったのは「常磐成田線」で、その値は2位以下を大きく引き離す6.20%でした。2017年2月の平均単価が626,813円であったのに対し、2018年2月には665,673円に上昇しています。トップ10の中で最も低い単価水準となっていることから、もともと安価であった影響は大きいと考えられますが、築10年超の分譲マンションで6.20%の価格上昇は注目に値するでしょう。
2位は「総武線快速」で3.38%の上昇、3位は「京葉線」の3.29%上昇と続きました。ランキングでは6位の「総武線各停」までがプラス、7位の「京浜東北線」以下は価格下落を示すマイナスになっていますが、築10年が経過すれば大幅に下落するのが当然となっていることを考えると、-2%台までの微減にとどまっているのは、一定の資産価値の高さを発揮しているとみられます。
なお平均単価で最も高額だったのは4位の「中央本線」で、2017年2月が916,061円であったところ、2018年2月に943,115円へ上昇、2.95%の価格上昇率を記録していました。
首都圏全体の高騰で高すぎる西東京に対し東東京有利、訪日観光客増も影響か
・物件/駅別上昇率ランキング
1位 ライオンズステージ西日暮里(三河島駅):119.93%
2位 ナイスシティアリーナ西日暮里(日暮里駅):115.98%
3位 CQレジデンシャル西日暮里ステーションフロント(日暮里駅):114.80%
4位 セジョリ西日暮里(日暮里駅):109.13%
5位 アプレシティ三ノ輪(三河島駅):108.90%
6位 ヴェルト日暮里イースト(三河島駅):107.41%
7位 ドルチェ日暮里(日暮里駅):105.32%
8位 アーバンキャッスル南千住(南千住駅):105.01%
9位 シティオ北千住(北千住駅):98.89%
10位 サンマークシティ日暮里ステーションポートタワー(日暮里駅):87.99%
より具体的に2017年2月から2018年2月の価格上昇率が高かった物件と最寄駅をみてみると、1位は三河島駅の「ライオンズステージ西日暮里」で119.93%となっていました。続く2位には日暮里駅の「ナイスシティアリーナ西日暮里」が115.98%で入り、3位は同じく日暮里駅の「CQレジデンシャル西日暮里ステーションフロント」の114.80%です。
線でみた結果では「常磐成田線」がトップでしたが、より詳細にみると常磐線停車駅が上位を独占、中でも三河島駅や日暮里駅の強さが目立ちました。8位、9位に現れた千住も含めたこれらの駅エリアは、荒川区・足立区といった比較的安価な東東京地域にあり、同じ率だけ高騰しても、実際の価格として上昇幅が抑えられるため注目されていること、また東京駅へのアクセスが良好であることが、近年における高評価のポイントになっています。
一般にマンションの場合、財閥系マンションでネームバリューによる付加価値から、価格上昇が発生しやすい、価格下落を抑制しやすいことが知られていますが、今回のランキングにみられる物件では、さほどネームバリューがあるとはいえず、マンション名ブランドよりも商品性そのものに価値が見出されていることが分かります。
商品性の重要な要素は立地エリアであることから、今回のランキング上位物件については、そのエリア評価が上昇していると考えられるでしょう。
・JR常磐成田線の上昇要因
西東京エリアの過度な高騰
民泊解禁
訪日観光客の増加
価格上昇率トップとなった「JR常磐成田線」について、そのプラス要因を分析・考察した結果では、まず首都圏全体のマンション価格高騰を背景とした、目黒区や世田谷区、渋谷区などの西東京エリアにおける過度な価格上昇が挙げられました。もともとマンション価格が高いこれらのエリアに比べ、相対的に割安感や手ごろ感が抱かれやすい東東京エリアで再評価が進んでいるという状況です。
また、民泊の法整備による本格的な解禁と訪日観光客の増加で、成田へのアクセスの良さは確実にプラス要因として働いていると考えられます。羽田空港へのアクセスに優れた大田区エリアでもマンション価格が上昇していることから、同様にエリアの活性化が促され価格上昇につながったとみられました。
ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社マンションマーケットによるプレスリリース(PR TIMES)
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