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空室対策

2025.03.13

満室の窓口

【空室対策】空室を埋めたいオーナー様へ|見落とされがちなポイントとは?

「なかなか空室が埋まらない…」

「家賃を下げるべきか?」

そんなお悩みを抱えているオーナー様も多いのではないでしょうか?

空室対策というと家賃の値下げやリフォームを検討しがちですが、意外と見落とされがちなポイントが空室の原因になっていることもあります。

そこで本記事では、 空室が埋まりやすくなるための「5つのチェックポイント」 をご紹介します。

小さな工夫で空室期間を短縮し、収益アップにつなげることができますので、ぜひチェックしてみてください!



<目次>
1.見落とされがちなポイントTOP5
 ー①建物の外壁を見直しているか?
 ー②エントランスや共用部分の第一印象を軽視していないか?
 ー③募集条件の柔軟性はあるか?
 ー④広告・募集写真のクオリティは適切か?
 ー⑤「古臭さ」にも注意が必要
2.大切なのはトータルでデザインすること
3.まとめ


1.見落とされがちなポイントTOP5

ー①建物の外壁を見直しているか?

建物の外観は、入居希望者が最初に目にする場所です。

特に、外壁の汚れやひび割れが目立つと、「古い」「管理が行き届いていない」といったマイナスの印象を与えてしまいます。

築年数が経過した物件ほど、外壁の塗装や補修を定期的に行い、清潔感を保つことが大切です。

単に補修するだけでなく、トレンドのカラーリングやデザインを取り入れることで、物件の魅力を高めることもできます。

例えば、モノトーンの配色や木目調のアクセントを加えることで、モダンな印象に仕上げることが可能です。

「築年数が経っている=古くさい」ではなく、「落ち着きがあり、手入れが行き届いた物件」と感じてもらえるように工夫しましょう。

こうした細やかな配慮が、内見者の興味を引きつけ、成約率の向上につながります。


ー②エントランスや共用部分の第一印象を軽視していないか?

エントランスや共用部分は、入居希望者が建物に足を踏み入れる際に最初に目にする重要なスペースです。

この部分が整っているかどうかで、物件全体の印象が大きく左右されます。

ゴミ置き場が乱雑になっていたり、郵便受けがチラシで溢れていたりすると、「管理が行き届いていない物件」と認識され、敬遠されがちです。

逆に、定期的に清掃が行き届いているエントランスや、観葉植物や照明の工夫が施されている共用部分は、「安心して住める環境」として好印象を与えます。

また、夜間の照明が暗すぎると防犯面で不安を感じる入居希望者も多いため、適切な照明の設置やLED照明への切り替えを検討するのも効果的です。

特に女性の単身者向け物件では、明るく清潔感のあるエントランスは大きなポイントとなります

。共用部分の美観を保つことは、入居率の向上だけでなく、長期入居にもつながるため、日頃から細やかなメンテナンスを心掛けましょう。


ー③募集条件の柔軟性はあるか?

賃貸市場の競争が激しくなる中で、入居者のニーズも多様化しています。従来の「敷金・礼金あり」の条件では、初期費用の負担を避けたい層には敬遠されがちです。

そのため、敷金・礼金をゼロにすることで、特に若年層や転居を検討している層の関心を引くことができます。

また、短期的な空室解消策として、フリーレント(一定期間の家賃無料)を設定するのも良いでしょう。

入居希望者にとって、初期費用の軽減は大きな魅力となり、競争力のある条件を提供することで、早期の成約につながります。

さらに、ペットを飼うことができる物件の需要が高まっているため、ペット可にすることも検討すべきポイントです。

ペット可の物件は供給が少ないため、他の物件との差別化が可能であり、入居希望者にとっての大きな決め手になります。

加えて、ペット共生型の設備(足洗い場の設置、傷つきにくい床材の採用など)を導入すると、より魅力的な物件となります。

引っ越しに伴う初期費用を抑えたい人向けには、家具・家電付きプランを用意するのも良いです。

特に、単身赴任者や学生、転勤者向けの物件では、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの基本的な家電が備え付けられていると、契約につながる可能性が高くなります。

募集条件の見直しを行い、柔軟な対応をすることで、入居者のニーズに合った物件に仕上げることができます。

時代の変化に合わせた柔軟な工夫が、長期的な空室対策にもつながるでしょう。


ー④広告・募集写真のクオリティは適切か?

現在では、物件探しの多くがインターネット上で行われるため、写真のクオリティが成約率に大きな影響を与えます。

例えば、室内が暗く見える写真や、家具や設備が乱雑に映っている写真では、入居希望者に良い印象を与えることができません。

おすすめは、専門的な技術や高価な機材を必要とせず、手軽に利用できる物件撮影アプリを活用することです。

プロフェッショナルなクオリティの写真を撮るための機能を提供し、明るさ調整や広角効果を簡単に行うことができます。

また、AI技術を駆使して窓の外の景色も美しく映し出すため、より魅力的な画像を生成することが可能です。

360度パノラマ画像や動画といった先進的な視覚コンテンツも容易に作成でき、物件のリアルな雰囲気を伝え、内見の必要性を感じさせることができます。

視覚的な魅力を最大限に引き出すことで、競争の激しい市場においても、入居希望者の注意を引きやすくなるでしょう。


ー⑤「古臭さ」にも注意が必要

物件の内装において、壁紙と巾木の色や素材が一致していないことは、見た目の統一感を損ね、古臭さを感じさせる大きな要因となります。

例えば、モダンな壁紙に対して古風で色褪せた巾木は、空間全体の調和を崩し、安価で手抜きされた印象を与えかねません。

このようなちぐはぐ感は、特に新しい入居者にとって魅力を感じにくいのです。

水回りの黄ばみもまた、物件の古臭さを象徴する問題点です。

特にバスルームやキッチンのシンク周り、トイレの便座やタイルの継ぎ目に見られる黄ばみは、時間の経過と共に蓄積される汚れの結果です。

ここが清潔でないと、入居希望者は物件全体の管理が行き届いていないと感じ、他の選択肢を検討するかもしれません。


2.大切なのはトータルでデザインすること

画像|デザイナーズ・リノベーション賃貸 リノッタ(RENOTTA)より


「外観だけ綺麗」「室内だけ綺麗」ではなく、大切なのは物件全体をトータルでデザインすることです。

外観がモダンで洗練されていても、室内のデザインが一般的で特徴のないものでは、せっかくの魅力が半減してしまいます。

また、内装にこだわったデザインでも、エントランスや共用部が古びていたり、チグハグな印象を与えてしまっては、統一感が損なわれ、住む人にとって「特別な空間」とは感じにくくなります。


トータルデザインのポイントは、一貫したコンセプトを持ち、入居者が物件全体を通して価値を実感できること。

例えば、「ホテルライクな住まい」をテーマにするなら、エントランスは高級感のある照明と素材を使用し、室内はミニマルなデザインや間接照明で上質な空間を演出する。

共用廊下や駐輪場まで計画的にデザインすれば、建物全体に統一感が生まれ、入居者の満足度も向上します。

また、トータルデザインは入居率や物件価値の向上にも直結します。

視覚的な魅力だけでなく、住み心地や利便性にも配慮したデザインが重要です。

例えば、収納スペースの配置、家事動線を考えた間取り、家具の配置がしやすい設計など、実際の暮らしを想定した工夫が求められます。

物件のデザインは、ただ「おしゃれ」にするだけではなく、入居者に選ばれ続ける価値を生み出すことが重要です。

外観・共用部・室内が調和し、コンセプトが一貫した物件こそ、長く愛される住まいとなります。


3.まとめ

物件の価値を最大限に引き出すためには、「外観」「共用部」「室内」のすべてをバランスよく整え、トータルでデザインすることが重要です。

外壁やエントランスの美観を保ち、募集条件を柔軟に調整し、魅力的な広告写真を活用することで、競争の激しい市場の中でも入居者の関心を引くことができます。

また、細部のデザインやメンテナンスにも気を配り、「古臭さ」を感じさせない工夫を施すことが、長期的な入居率の向上につながります。


市場のニーズは常に変化しているため、物件の魅力を高める施策を定期的に見直し、改善を続けることが成功のカギとなります。

今回ご紹介したポイントを参考に、物件の価値をさらに向上させ、安定した収益確保につなげていきましょう。




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