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事例紹介

条件変更のみで早期成約を実現!“収益アップ”も同時に叶えた募集条件の事例を大公開!

【物件概要】

エリア:石川県金沢市                                                        築年月:1991年                                                            総戸数:8戸                                                                 間取り:2LDK

 

【空室発生時の課題】

本物件は、最寄り駅から徒歩圏内というエリアに立地していましたが、退去後約4ヶ月にわたり空室状態が続いていました。         室内は原状回復工事に加え、浴室の軽微なリフォームも実施済みにもかかわらず、ご内見されたお客様からは、「内装は良かったけど、他にも見たい物件があって...」と検討や未決となる案件が続きました。

【実施した改善策】

検討や未決となる理由として多かったのが、「初期費用が高い」ことでした。敷金の性質などを理解されていても、「ご契約時にまとまったお金を支払いたくない」というご意見が多かったです。そこで今回は、「市場ニーズに合った募集条件の見直し+収益を下げない手法」に重点を置いて、以下の施策を講じました。


■ 募集条件の戦略的見直し

既に原状回復・部分的なリフォームが完了していたため、また、お客様からも「内装は良かった!」とのご意見を頂いていたことから、物件自体の魅力に問題ないと判断しました。近隣類似物件と比較したところ、周辺の競合物件では敷金なしのケースが大多数を占めていました。そのため、初期費用の高さがネックになる可能性があると想定されましたが、家主様のご意向により敷金2ヶ月の条件は維持する必要がありました。こうした状況を踏まえ、今回は入居希望者が重視する「初期費用の軽減」にフォーカスした提案を行いました。


①フリーレント2ヶ月の導入

単純なフリーレントの追加ではなく、家賃を6,000円アップした上でのご提案としました。                                    これにより、フリーレント期間中の収益減少を抑え、長期入居であればむしろ収益アップが見込めるご提案をさせて頂きました。


②短期解約違約金の設定

仮に短期で退去された場合でも、違約金で家主様の損失をカバーできるようにし、安心してフリーレントを導入いただける条件としました。このように、賃料の見直しを行わず、ターゲット層(個人契約のお客様)のニーズに合わせた「柔軟な募集条件の再設計」に取り組みました。

【結果】

募集条件を変更してからわずか1ヶ月でお申し込みをいただくことができました。                  ご契約は個人契約のお客様で、狙い通りフリーレントによる初期費用の軽減が大きな決め手となりました。                            家主様にとっても、早期の空室解消に加え、収益の改善にもつながる結果となり、大変ご満足いただける内容となりました。


【まとめ】

本事例では、空室の原因を「物件の設備」ではなく、「募集条件のミスマッチ」と捉え、的確に改善を図ることで早期の成約を実現しました。単なる家賃の値下げではなく、市場の動向とターゲット層のニーズに応じた戦略的な条件設計を行うことが、空室対策においては重要となります。今後も、周辺物件の動向を的確に分析し、家主様の収益性と入居者のメリットの両立を目指したご提案を続けてまいります。


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