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事例紹介

繁忙期後の空室対策!家電プレゼントで家賃アップと即日申込を実現!

【背景】繁忙期後の退去と家主様の期待


今年の5月は、例年以上に多くの退去が発生し、賃貸市場は繁忙期を終えた後も厳しい状況が続いています。そんな中、築浅で人気の高い物件にもかかわらず、5月31日に退去物件が出ました。

今回の退去は1階の中部屋という、一般的に反響が集まりにくい条件の部屋。さらに、繁忙期後の解約という時期的な要因も重なり、早期の入居者確保が懸念されました。

家主様からは、「何もしなくても決まるかもしれないが、できれば家賃アップを実現し、かつ早期契約に繋げたい」というご相談がありました。家主様は最近、支出が増えてきており、少しでも収益を上げたいという強い意向をお持ちでした。


▪️物件概要

①構造鉄骨造④間取り/世帯数1K
②築年数5年⑤㎡数29.49
③階数3階⑥入居率94%


【課題】時期と部屋の条件がもたらす反響の壁

今回の募集において、特に注視すべき課題は以下の3点でした。

  1. ・時期的な反響の少なさ: 単身者向けの1Kという間取りは、通常、新生活が始まる春の繁忙期に最も需要が高まります。5月末の退去は、このピークを過ぎた時期にあたり、反響数の減少が予測されました。

  2. ・1階中部屋という条件: 賃貸物件において、1階の部屋、特に中部屋は日当たりやプライバシーの懸念から、上層階や角部屋に比べて人気が低くなりがちです。この部屋の特性が、反響獲得の障壁となる可能性がありました。

  3. ・家賃アップへの挑戦: 家主様の強いご希望である家賃2,000円アップは、時期的なハンディキャップや部屋の条件を考慮すると、容易な目標ではありませんでした。



【実施した施策】ターゲットに響く「家電プレゼントキャンペーン」

これらの課題を克服し、家主様の期待に応えるため、弊社は家主様と綿密な打ち合わせを重ねました。物件の主なターゲット層が単身者であることに着目し、彼らの新生活をサポートする魅力的なキャンペーンを企画しました。

その名も、**「6月中の入居で家電プレゼントキャンペーン」**です。

新生活を始めるにあたり、初期費用として家電の購入は大きな負担となります。このキャンペーンは、その負担を軽減し、入居者にとって非常に魅力的なインセンティブになると考えました。




【Before】




【After】


【Before】


【After】



結果:家賃2,000円アップで、なんと退去日に申込みを獲得!

さらに特筆すべきは、今回の家電プレゼントにかかった費用です。実は、プレゼントした家電は、別の部屋でレンタル用として使っていたものを活用したため、

かかった費用は家電のクリーニング費用のみという、非常にコストパフォーマンスの高い施策となりました。



【考察】「攻め」の姿勢で空室リスクを回避し、収益向上へ

今回の事例は、繁忙期を過ぎた後の難しい時期であっても、ターゲット層のニーズを的確に捉え、積極的に「攻め」の施策を打つことで、物件の競争力を飛躍的に高め、収益性向上に繋がることを明確に示しています。

今年の繁忙期後も退去物件が多く、多くの家主様が空室対策にご苦労されていることと存じます。しかし、今回の成功事例が示すように、繁忙期が終わった後でも、対策は決して遅くありません。ただお客様を待つだけの「受け身」の姿勢では、空室リスクばかりが増大し、収益機会を失ってしまいます。

今こそ、「攻め」の姿勢で、お部屋の潜在的な価値を最大限に引き出し、魅力的な物件へと生まれ変わらせるチャンスです。市場の状況やターゲット層のニーズを深く理解し、柔軟な発想で施策を講じることが、これからの賃貸経営には不可欠です。

空室にお悩みの家主様、ぜひ一度、私たちにご相談ください。物件の特性を最大限に活かした「攻め」の提案で、貴社の賃貸経営を強力にサポートいたします。

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