お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

事例紹介

2025.05.02

クラスコ本社

築34年1Kが家賃9千円UP&3日で申込!「利回り改善」リノベ成功の裏側

築年数が経過した物件の空室対策や家賃下落に、頭を悩ませているオーナー様も多いのではないでしょうか。原状回復工事の費用負担も、悩みの種の一つです。                                                            しかし、その原状回復を「チャンス」に変え、見事に収益改善と早期満室を実現した事例が、ここ石川県金沢市にあります。                                                                     今回は、築34年の鉄骨造1Kマンション(21.6㎡)で、原状回復費用にわずかな追加投資を行う「戦略的リノベーション」により、家賃を9,000円アップさせ、さらに募集開始からわずか3日で次の入居者を獲得した驚きの成功事例をご紹介します。


≪物件概要≫                                                                                                          

所在地
石川県金沢市
構造
鉄骨造
間取り
1K
築年数
34年
専有面積
21.6㎡
階数
5階建て


避けられない「原状回復」… その費用を”コスト”で終わらせない決断                                                                                今回の物件では、入居者様が15年という長期間にわたり住んでおられました。長く住んでいただけたことは大変ありがたい一方で、退去時には、経年劣化による床やクロスの張替えなど、原状回復工事に相応の費用がかかることが予想されました。ここで、オーナー様と管理会社は考えます。「単に元通りにするだけで、次の入居者はスムーズに決まるだろうか?」「築年数を考えると、家賃を維持、あるいは向上させるにはどうすれば良いだろうか?」                                       そこで浮上したのが、**「利回り改善」という明確な目標でした。原状回復にかかる費用を単なる”コスト”として捉えるのではなく、これを機に物件の価値を高めるための”投資”**と位置づけ、追加のリノベーションを行うことを決断したのです。「これなら勝てる!」3Dパースが後押しした追加投資への確信                                                                                                           とはいえ、やみくもに追加投資をするわけにはいきません。費用対効果を最大化し、確実に成果に繋げる必要がありました。

そこで活用されたのが**「3Dパース」**です。計画段階でリノベーション後の室内を立体的に可視化することで、デザインや設備のイメージを具体的に共有。                                                          「このデザインと設備なら、近隣の競合物件にも決して見劣りしない。むしろ、差別化を図れる」                                                                                    3Dパースによるシミュレーションは、追加投資への不安を払拭し、「これなら家賃を上げても入居者は決まる」という確信を与えてくれました。

リノベーションの全貌:”すき好みされない”デザイン性で差別化                                                                                                       今回のリノベーションのコンセプトは、**「多くの人に好まれる普遍性を持ちながらも、他とは違う、洗練されたデザイン性」**で差別化を図ること。奇抜すぎず、しかし確実に印象に残る空間を目指しました。

原状回復工事(床・クロス張替えなど)の費用に、追加でかかった費用は103,125円。この「戦略的追加投資」で実施された主な内容は以下の通りです。                                                          (ⅰ)ドア交換: 部屋の第一印象を大きく左右する玄関ドアや室内ドアを交換。空間全体が引き締まり、新しさを感じさせます。                                                                (ⅱ)デザインクロス: 壁の一部分にアクセントクロスを採用。ただし、個性が強すぎない、洗練されたデザインを選ぶことで、おしゃれでありながらも落ち着ける空間を演出しました。                                            (ⅲ)タイル調フロアタイル: 床材には、高級感があり、かつ掃除もしやすいタイル調のフロアタイルを採用。上質な雰囲気を醸し出します。

■before


■after


これらの工夫により、ありきたりな1Kの部屋が、**「自分だけの特別な空間」**と感じられるような魅力的な一室へと生まれ変わりました。                                                                驚きの成果:家賃9千円UP&募集開始後わずか3日で満室!


リノベーション完了後、いよいよ入居者募集開始です。アピールポイントは明確でした。                                                                                     「築年数は経過しているけれど、中は新築同様。賃貸でありながら、まるで分譲仕様のような、あなただけの唯一無二のお部屋です」                                                                   その結果は、予想以上のものでした。周辺相場より9,000円高い家賃設定にも関わらず、募集開始からわずか3日という驚異的なスピードで入居申込を獲得したのです。

この成果は、リノベーション戦略が的確であり、ターゲット層に響いたことの証左と言えるでしょう。もちろん、当初の目的であった「利回り改善」にも大きく貢献する結果となりました。                                                                              長期入居者の退去に伴う原状回復は、費用がかかるピンチと捉えがちですが、見方を変えれば、それは**物件をバリューアップさせる絶好の「投資のチャンス」**でもあるのです。                                                 「うちの物件も古くなってきた…」「原状回復、どうしようか…」

もしあなたが同じような悩みをお持ちなら、今回の金沢市の事例を参考に、単なる修繕ではない、「利回り改善」に繋がるリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。適切な計画と実行により、あなたの物件も次の成功事例となる可能性を秘めています。

関連記事

  • 事例紹介

    学生エリアの空室対策!デザインと初期費用ゼロで満室を実現した事例を公開!

    今回は大学ほど近くにある物件の空室対策事例をご紹介いたします。 学生向けの物件が多いエリアで、年々増える築浅物件に押される形で高い空室率が慢性化していた本物件。 表面的な条件変更ではなく、物件価値の上昇による根本的な対策が必要とされていました。 こちらの紹介記事が、空室にお悩みのお客様のお役に立ちますと幸いです。

    2025.06.23
  • 事例紹介

    リノベ済みでも要検討!家賃UPの鍵は浴室にある!

    今回は築40年近い物件かつ、リノベーション施工してから11年経過したお部屋でも、「5,000円の家賃アップ」を浴室リノベーションによって達成した事例をご紹介します。

    2025.06.16
  • 事例紹介

    【築27年・2DK】大胆な間取り変更と”驚きの設備”で家賃16,000円アップ

    家賃UPの秘訣は「+α」にあり!よくあるリノベーションに加え、独自の工夫で差別化を図り、築27年の物件で家賃16,000円アップを実現した、その具体的手法を公開します。

    2025.06.10
  • 事例紹介

    繁忙期後でも大丈夫!水周りを一新&ダウンライトとアクセントクロスで収益を最大化!

    2025.06.02