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事例紹介

リノベーション物件の「時価」を考える:築古RC造マンションの賃料上昇から見据える資産価値

①構造鉄筋コンクリート造④間取/世帯数2LDK/30戸
②築年数38年⑤㎡数72㎡
③階数6階⑥入居率97%


今回の成功事例には、賃料上昇を可能にした重要な要素が二つあります。

1. 過去の英断:フルリノベーションが創出した「時を越える価値」

まず、9年前のフルリノベーションという点です。新築時の性能やデザインに縛られるのではなく、建物の躯体(RC造)の耐久性を活かしつつ、内部を現代のライフスタイルに合わせて完全に再構築しました。これにより、物件は単なる「築古」ではなく「リノベーション済み」という独自のカテゴリーを獲得しました。

これは、物件を「ストック」として捉え直し、「賃料の下落率を抑制する」効果にとどまらず、市場が物件の機能性やデザイン性を正当に評価した結果、「賃料を押し上げる」力を生み出しました。築年数というマイナス要素を、むしろ「耐久性の高いRC造」というプラスの土台に変え、その上に「最新の住み心地」という付加価値を積み上げたのです。

2. 現在の追い風:市場の変化とリノベーション物件への評価

次に、現在の市場環境です。新築マンションの建築コスト高騰、資材価格や人件費の高騰により、賃貸市場全体で新築物件の賃料水準が上昇しています。その結果、「新築に近い高い居住品質」を「新築よりも抑えた家賃」で提供できるリノベーション物件が、極めて魅力的な選択肢として浮上しています。

築年数よりも「デザイン性」「間取りの柔軟性」「設備のクオリティ」を重視する傾向が強くなっています。今回の成約は、この市場のニーズに完全に合致したことを示しています。募集開始20日でのスピード成約は、そのニーズの強さを物語っています。


オーナー様が目指すべき「賃貸不動産の価値観の転換」

今回の事例から、私たちは賃貸不動産経営におけるポイントの転換を迫られています。


ポイント①:コストとしての修繕から、投資としてのリノベーションへ

単なる老朽化対策としての「修繕」ではなく、賃料アップや空室率低減を目的とした「投資」としてのリノベーションを考える必要があります。築古物件のRC造という強固な骨格は、フルリノベーションを行うことで、新築物件にはない「立地の良さ」や「空間の広さ」と、最新の機能性を両立できるポテンシャルを秘めています。


ポイント②:賃料下落は不可避、という固定概念の払拭

適切なリノベーションと市場の変化を捉えたタイミングでの募集は、賃料の下落を阻止するだけでなく、築年が経っても賃料を上昇させるという極めて稀な成果を生み出すことが証明されました。これは、長期的な不動産経営計画において、極めて重要な要素です。


【室内写真】

まとめ:リノベーションは「未来の賃料」への投資

今回の成功事例は、オーナー様に対し、ご自身の保有する築古RC造物件の持つ真のポテンシャルを再認識させてくれました。

リノベーションは、初期コストこそかかりますが、それは将来にわたる賃料収入の安定と向上、ひいては売却時の資産価値維持・向上という「未来の賃料」への投資となります。

今後も市場のニーズを的確に捉え、貴社の物件が持つ*耐久性」と「立地」という変わらぬ強みを、リノベーションという手法で「デザイン性」と「機能性」という新しい付加価値に昇華させ続けることが、築古マンションの賃料をさらに押し上げ、最終的な資産価値を最大化するための最良の戦略となるでしょう。

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