お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

事例紹介

2025.12.04

クラスコ本社

戦略的デザインで実現!築30年2LDKを賃料+16,000円、申込2日で満室に導いた成功事例


【物件概要】

①構造鉄骨造④間取/世帯数2LDK/6戸
②築年数30年⑤平米数61㎡
③階数3階建⑥入居率100%


【課題】: 好立地のポテンシャルを解放し、物件価値を極限まで高める

この物件は、金沢駅まで徒歩圏内という非常に高い資産性を持つエリアに位置していました。                                                    しかし、築30年という経過と、**「和室ありの昔ながらの2LDK」**という間取りがネックとなり、以下の課題を抱えていました。                                    オーナー様の明確な要望: オーナー様からは、「物件価値の向上」を実現したいという強いご要望がありました。                                            旧態依然とした間取り: LDKに加えて和室がある間取りは、現代のファミリー層のライフスタイルに合致せず、高い賃料設定が難しい状況でした。                             競合物件との差別化: 周辺に点在する築浅物件や、類似間取りのリノベーション物件との競争に打ち勝つための、明確な付加価値の創出が急務でした。


【実施したリフォーム内容】: 間取り据え置きと徹底したターゲット戦略                             私たちは、エリアの賃貸市場を徹底的に調査し、**「コストを抑えながらも最も高い家賃設定が可能となるプラン」**を追求しました。

1. 「2LDKの維持」による収益最大化とコスト削減

  • 戦略的な間取り据え置き: 一般的なリノベーションで検討される間取り変更(例:3LDKや1LDKへの変更)は行いませんでした。市場調査の結果、このエリア・この広さでは2LDKが最も高い家賃設定を可能にする需要があると判断。

  • 改修費用削減: 間取り変更を行わないことで、大がかりな壁や配管の工事が不要となり、大幅な改修費用の削減に繋がり、結果的に投資回収期間の短縮を実現しました。

2. 和室をモダンな「洋室」へ変更

  • 需要低迷の解消: 従来の「LDK+洋室+和室」という間取りでは需要が低迷することが明確であったため、和室を機能的な洋室へと変更することを必須としました。

  • 一体感の創出: LDKと隣接する和室部分を洋室化する際、段差をなくしLDKとフラットにすることで、ドアを開放すれば広々とした一体感のある空間として使えるよう設計しました。

3. 「特別感と高級感」を演出するデザイン戦略

ターゲットであるファミリー層に高い魅力を感じてもらうため、メリハリのあるデザインを施しました。

  • モダンで落ち着いたLDK: 家族が集まるLDKには、万人受けするモダンで落ち着いた色合いを採用し、長く住みやすい空間を演出。

「寝室」への特別投資: 寝室となる部屋には、予算を集中させました。床にはタイル調の高級感あふれるフロアタイルを採用。また、壁と天井の一面にリブ柄のアクセントクロスを貼ることで、ホテルライクな「特別感・高級感」を演出し、競合物件にはない付加価値を生み出しました。


 ◾️BEFORE①

 ◾️AFTER①

 ◾️BEFORE②

 ◾️AFTER②

【結果】: 圧倒的なスピード成約と高収益化を実現

徹底した戦略とデザインが功を奏し、築30年という物件が、地域の人気物件へと生まれ変わりました。                                                賃料の劇的な向上: 従来の賃料から、月額なんと**+16,000円**という大幅な賃料アップを実現しました。これは、周辺物件の相場と比較してもトップクラスの賃料です。                                                                  異例のスピード成約: リノベーション完成後、わずか2日間で入居の申し込みをいただき、満室を達成しました。このスピードは、物件の競争力が極めて高まったことを示しています。                                                            収益の最大化: 間取り変更を行わないことで工事費用を抑えつつ、デザイン戦略で賃料を大幅に引き上げたため、オーナー様の収益最大化という目標を達成することができました。


成功のまとめ

今回の事例から学べる最も重要なポイントは、**「リノベーションの質は費用ではなく、戦略で決まる」**ということです。                                       私たちは、単に古いものを新しくするのではなく、一部屋ごとの入居者ニーズと地域の需要を徹底的に調査し把握します。                                       その上で、「間取りは変えない」「どこにデザイン費用を集中させるか」といった戦略的な提案を行うことで、オーナー様の投資効率と収益を最大化することが可能です。                                                                   まだ見ぬポテンシャルを秘めているかもしれません。物件の収益力アップをお考えでしたら、ぜひ一度、私たちの専門知識とノウハウにご相談ください。

関連記事

  • 事例紹介

    キッチン・浴室のデザインリフォームで5,000円家賃アップ!

    原状回復工事時のリフォームに合わせてキッチン、浴室にワンポイントのリノベーションをプラスすることで、家賃アップを実現した例をご紹介します。

    2025.11.25
  • 事例紹介

    家賃+5,000円を叶えた!浴室リフォームデザイン戦略

    築18年のRC造物件。次なる一手は、水回りの競争力強化でした。 最近のお部屋探しは、水回りの品質を重視される方が多くなっており、「築年数相応」の浴室が客付けスピードを低下させるということもあります。ユニットバス交換は高額であり、手が出しにくい。そこで部分的なリノベーション(壁一面張替・サーモ交換・鏡変更)で、予算を抑え、募集開始後わずか約10日間で賃料5,000円アップでの成約を実現した施策をご紹介します。

    2025.11.18
  • 事例紹介

    【築33年・和室2DK】大幅な間取り変更とデザイン性UPで家賃14,000円UP

    本事例は、築33年・金沢市内に位置する賃貸物件のリノベーション事例です。間取りは和室2間の2DKと、通常の原状回復ではお家賃の引き直しをせざるを得ない状況でした。しかし、リノベーションを行うことで物件価値を高め、収益を向上させることに成功しました。市場のニーズとマッチしない築古物件であっても、適切なリフォームにより空室対策と収益改善が可能であることを示す一例として、ぜひご参考いただければ幸いです。

    2025.10.26
  • 事例紹介

    予算制約を克服!「白」で魅せる空室対策!

    顧客の声に基づき、ターゲットであるカップル層に響く「白基調」のリノベーションを提案。 3DKを2LDKに変更しつつ、既存素材を残しつつ費用を抑えながらの改修に成功しました。 結果、工事完成当日に成約し、家賃を14,000円アップさせた事例を紹介します。

    2025.10.25