【和室の逆襲】洋室化コストをゼロへ!「攻めたクロス」と水回り集中投資で賃料1.9万円UPを掴む戦略
【物件概要】
| ①構造 | PC(プレキャストコントロール) | ④間取り/世帯数 | 1LDK/16世帯 |
| ②築年数 | 1993年4月 | ⑤㎡数 | 32.37㎡ |
| ③階数 | 4階建て | ⑥入居率 | 100% |
【課題】水回りの「築年数相応感」と、没個性な空間
今回の物件が抱えていた最大の課題は、和室そのものよりも、**「水回りの品質が築年数相応であったこと」**にありました。
近年、入居検討者が最も重視するのはキッチンや浴室といった水回りの清潔感と機能性です。ここが「築年数相応」の状態では、たとえ部屋を洋室化したとしても、強力な競合物件との賃料レースに勝ち残ることはできません。また、多くのオーナー様が「無難な白」のクロスを選びがちですが、これでは「築年数が経った、どこにでもある普通の部屋」という印象を脱却できず、客付けスピードの低下を招いていました。
オーナー様の悩みは深刻でした。「リノベーションはしたいが、予算は無限ではない。和室を洋室にするだけで予算を使い果たして、本当に賃料は上がるのか?」という、切実な予算と効果のジレンマです。
【戦略的対策】投資を「和室の解体」から「機能とデザイン」へ
そこで打ち出したのが、「和室を活かす、攻めのリノベーション」です。
投資の軸を以下の3点に絞り込みました。
① キッチン・浴室の完全刷新
最もコストをかけるべき場所に資金を集中させました。
キッチンの交換と浴室のリフォームを行うことで、生活の基盤となる水回りの「古さ」を一掃。
入居者が内見時に最も厳しい目でチェックするポイントを、「築年数相応」から「最新の快適空間」へと格上げしました。
② 畳の交換
和室を維持するからといって、古びた畳のままでは逆効果です。
新しい畳の香りと質感は、入居者に「あえて選んだ和の空間」というポジティブな印象を与えます。
③ 「攻めたクロス」の導入
今回のリノベーションの白眉(はくび)と言えるのが、大胆な柄を配した「攻めたアクセントクロス」の採用です。
通常の賃貸経営では避けられがちな個性的なクロスをあえて導入することで、部屋全体に「モダンな和の隠れ家」のような唯一無二の個性を与えました。
このクロスが、窓からの採光や畳の質感と相まって、内見者の記憶に強く残る「選ばれる理由」となったのです。
■BEFORE①:キッチン

■AFTER①:キッチン

■BEFORE②:浴室

■BEFORE②:浴室

■BEFORE③:和室

■AFTER③:和室

【結果】賃料+19,000円でスピード成約
戦略は数字となって現れました。
成果1:賃料19,000円の大幅アップ
成果2:募集開始後、速やかな成約
和室の解体という「マイナスをゼロにする投資」ではなく、水回りと内装デザインという「プラスを積み上げる投資」に舵を切ったことで、地域の相場を大きく上回る成約を実現しました。
【結論】
「和室があるから……」「予算が足りないから……」と諦める必要はありません。
大切なのは、物件の弱点に固執して多額の予算を溶かすことではなく、「どこを直せば入居者の心に刺さるか」を見極める戦略眼です。
今回の成功事例は、水回りの確かな品質と、常識に縛られない「攻めのデザイン」を組み合わせることで、築古物件でも驚異的な収益改善が可能であることを証明しました。
今の時代、入居者が求めているのは「無難な部屋」ではなく「ワクワクする生活」です。
水回りを刷新し、和室のポテンシャルを「攻めたクロス」で引き出す。
このシンプルな戦略こそが、あなたの物件を収益物件のトップランナーへと押し上げるでしょう。
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