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事例紹介

築53年・独立洗面台なしでも家賃8,000円アップ!周辺相場を逆手に取った「エアコン2台目」の空室対策マジック



「築年数が古くなってきたから、家賃を下げるしかないのだろうか…」 「内装は綺麗にしたけれど、今のトレンド設備がないから決まらない…」


そんなお悩みを抱えていませんか?築年数が経過すると、どうしても競合物件との設備競争に巻き込まれがちですよね。

しかし、物件の「弱み」を正確に把握し、地域の「需給バランス」を読み解くことで、大規模な設備投資をせずとも大幅な家賃アップを実現することは十分に可能です。


今回は、築43年・1LDKでありながら「独立洗面台なし」という致命的な弱点を克服し、家賃を41,000円から49,000円へと「8,000円アップ」させ、さらに退去後わずか10日で成約に至った驚きの満室成功事例をご紹介します。


【物件概要】
構造
鉄筋コンクリート造④間取り/世帯数
1R~1LDK
②築年数
築53年⑤㎡数
44.64㎡
③階数
3階建⑥入居率
100%


一見すると、どこにでもある「少し築年数の経過した地方の鉄骨造マンション」です。

専有面積は44.64㎡と、1LDKとしては非常にゆったりとした広さ(一般的な1LDKは30〜40㎡前後が多い)を確保できている点がこの部屋の最大のポテンシャルでした。




【課題】内装は綺麗、だけど「1LDKなのに〇〇がない!」


このお部屋は、事前に内装リフォームを済ませていたため、室内自体は非常に清潔感があり綺麗な状態でした。しかし、募集をかけるにあたって、頭を悩ませる大きな「課題」が2つ浮き彫りになったのです。


課題1:築43年の壁と「独立洗面台なし」という致命傷

現代の賃貸市場、特に単身者向け〜カップル向けの物件において、「独立洗面台」はバス・トイレ別と同じくらい必須とされる設備です。

このお部屋は44.64㎡の広々とした1LDKであるにもかかわらず、構造上の理由から独立洗面台が設置されていませんでした。ターゲットとなる層(広めの部屋を探している単身者や新婚カップル)にとって、「独立洗面台がない1LDK」は検索条件から真っ先に外されてしまう可能性が高いという、大きなディスアドバンテージを抱えていたのです。



課題2:周辺相場とのギャップと、オーナー様の二者択一

しかし、市場を細かくリサーチを進めると、面白い事実が判明しました。この物件の周辺エリアには、そもそも「この家賃帯(4万円台)で借りられる1LDK」自体が他に存在しなかったのです。

競合となるのは、同じ4万円台の価格帯であれば「独立洗面台はあるけれど、部屋が狭い1R(ワンルーム)や1K」ばかりでした。 



ここで、私たちは次の2つの選択肢(戦略)を迫られることになりました。


【選択肢 A:弱みを隠すための「同等家賃」戦略】

「確かに独立洗面台はありません。でも、同じ4万円台の1Rや1Kに比べたら、2部屋あって圧倒的に広くて使いやすい1LDKですよ!」とアピールし、家賃を以前のまま据え置き(41,000円)にして、広さの割安感を武器に募集する。


【選択肢 B:強みを活かすための「付加価値」戦略】

「エリア内に競合がいない4万円台の広々1LDK」という希少価値を最大限に活かす。独立洗面台がないという弱点には目をつぶってもらえるような、何か別の強力な付加価値をプラスすることで、家賃を以前より強気に引き上げて募集する。

オーナー様としては、当然「家賃を上げてキャッシュフローを良くしたい、利回りを改善したい」というのが本音です。しかし、独立洗面台がないまま家賃を上げて、本当にこの激しい市場で反響があるのかという大きな不安と葛藤もありました。




【施策】限界値突破!家賃アップに圧倒的な説得力を持たせた方法

私たちは、周辺エリアに「4万円台の1LDK」がないという需給の歪みに勝機を見出しました。つまり、「家賃を抑えつつも、荷物が多いから、あるいは2人で住むから広い部屋が欲しい」と考えている入居者ターゲットにとって、この物件は唯一無二の魅力的な選択肢になり得るということです。


そこで私たちは、選択肢Bの「付加価値を付けて家賃を上げる」戦略を決断しました。もしここで、無理に独立洗面台を新設しようとすれば、大がかりな給排水の配管工事や間取り変更が必要になり、数十万円以上の莫大な投資コストがかかってしまいます。これでは投資回収までに何年もかかり、オーナー様の負担が大きすぎます。


そこで、今回はあえて別の視点から、費用対効果が非常に高い設備投資を行いました。それが「エアコンの2台目設置」です。


なぜ「エアコン2台目」だったのか?


44.64㎡の1LDKともなると、リビング(LDK)と洋室(寝室)が壁と扉で完全に分かれています。一般的な地方の賃貸物件では、エアコンはリビングに初期設備として1台だけ設置されており、奥の寝室側は「入居者が自分で購入して、退去時に取り外して持って行ってください」というスタイルが基本です。

しかし、これが入居者にとっては大きな負担になります。特に夏場や冬場、リビングのエアコン1台だけで家全体の温度を快適に保つのは不可能です。寝室で快適に眠るためには、入居者自身が引っ越し時に約5〜10万円もの費用を払ってエアコンを購入・設置しなければなりません。しかも築古物件の場合、いざエアコンを付けたくても「配管穴がない」「専用のコンセントがない」といった問題で設置を諦めるケースも少なくないのです。

そこで、オーナー側であらかじめ「リビングと寝室、どちらの部屋にも新品のエアコンが設置されている状態」を完璧に整えました。


家賃アップ(41,000円→49,000円)への説得力

お客様にこのお部屋を紹介する際、次のようなキラーフレーズが使えるようになります。 

「こちらの物件、確かに独立洗面台はありません。ですが、同じ価格帯の狭い1Rに比べるて倍近く広いです。しかも、普通なら自分で買わなきゃいけないエアコンが、最初からリビングと寝室の2台とも付いています!引っ越し費用が10万円近く浮きますし、入居したその日からどの部屋にいても冷暖房が効いて快適ですよ!」


こうした営業トークのしやすさは、仲介会社の担当者が「この物件を最優先でお客様に勧めよう!」という強い動機にも繋がります。ネット上の条件検索では不利でも、現場の「人の手」によって成約率を引き上げる仕掛けを作ったのです。

 この具体的なメリットの提示により、エリア内の希少性(4万円台の広々1LDK)の価値を限界値まで引き出し、家賃を8,000円アップさせるための強力な「大義名分(説得力)」を入居者へ提示することに成功したのです。


■before




■after



【結果】退去からわずか10日!高キャッシュフローで満室へ


この徹底的な戦略に基づく差別化リフォームを行った結果、周辺の不動産業者の予想を大きく裏切る、驚くべきスピードとクオリティで成果が出ました。

  • 家賃: 41,000円 ⇒ 49,000円(月額8,000円、年間96,000円の大幅アップ!)

  • 成約スピード: 前入居者が退去してから、わずか10日後にスピード成約!

  • 物件全体の入居率: 100%(満室御礼)を達成!



家賃を8,000円も引き上げたにもかかわらず、募集開始から瞬く間に内見の申し込みが入り、退去からわずか10日という超短期での成約を実現しました。賃貸経営において最も避けたい「長期空室による家賃ロス(機会損失)」を最小限に抑えられただけでなく、今後の物件の資産価値を高め、経営を長期的に支える高いキャッシュフロー(収益性)を手に入れることができたのです。



【まとめ】賃貸経営を成功に導くオーナー様へのメッセージ


「物件の弱みを莫大なコストをかけて力技で埋めるのではなく、地域の需給バランスを冷静に読み解き、費用対効果の高い『別の実用的な価値』で上書きする」

もし、今回の「独立洗面台がない」という課題に対して、多くの人が陥りがちな「大がかりな配管工事をして無理やり洗面台を付けよう」という思考のまま動いていたらどうなっていたでしょうか。


工事費に何十万円も吹き飛び、利回りは悪化し、投資額を回収するまでに何年も必要になっていたでしょう。最悪の場合、壁を壊す工事などで工期が長引いてしまい、春の引っ越しシーズンなどの繁忙期を逃して、空室期間が何ヶ月も続いていたかもしれません。


しかし、「エアコン2台目の設置」という、1台あたり数万円程度で済み、かつ工事も数時間で終わる非常にスピーディーで安価な設備投資に絞ったことで、オーナー様の持ち出し(手元資金の減少)を最小限に抑えつつ、入居者の「住みたい!」という心理を刺激して家賃を8,000円も上げることに成功したのです。これこそが、真の賢い空室対策であり、健全なリノベーション戦略です。


多くのオーナー様は、管理会社から「周辺に新築が増えたので、家賃を3,000円下げましょう」と提案されると、つい受け入れてしまいがちです。

しかし、一度下げた家賃を元に戻すのは至難の業であり、それは物件の資産価値そのものを自ら引き下げる行為に他なりません。私たちは、安易な値下げに踏み切る前に、まだできることが必ずあると信じています。

また、今回の事例は「仲介会社(客付け業者)の味方を増やす」という意味でも非常に強力な手法です。

営業マンも人間ですから、築古で何の強みもない部屋より、「エアコン2台付きで初期費用が浮く、営業トークがしやすい部屋」を優先してお客様に紹介したくなるものです。ネットの検索条件というデジタルな壁を、現場の営業マンの熱意というアナログな力で突破する。


それも含めての「戦略」なのです。




賃貸経営を長く続けていく上で、築年数の経過による建物の老朽化や、設備のデッドコンディション(時代の変化による陈腐化)は避けては通れない共通の課題です。

しかし、間取りや築年数といったカタログスペックだけで一喜一憂する必要はありません。ターゲットとなる入居者のリアルな生活心理を細かく読み解き、周辺の競合物件との差別化ポイントを正しく見極めて突くことができれば、どんなピンチも大きなチャンスに変えることができます。


「うちの物件も築古で設備が古いから、家賃を下げるしかないのかな…」「最新の設備が足りないから勝てない…」と諦めて値下げをしてしまう前に、ぜひ一度、私たちと一緒に「その物件だけにしか出せない独自の強み」を掘り起こしてみませんか?


私たちは単なる「修繕」ではなく、オーナー様のキャッシュフローを最大化させるための「投資効率」を一番に考えてご提案をしています。

現在の空室にお悩みの方、家賃アップを狙いたいオーナー様からのご相談は、いつでも定期的にお受けしております。どうぞお気軽にお問い合わせください。


オーナー様の賃貸経営が、これから先もより豊かで、安定した高収益を生み出し続けるものになるよう、私たちは全力で伴走しサポートさせていただきます!







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