築36年の逆転劇!1990年竣工物件に「Renotta LIFE×キッチン交換」を断行し、家賃1.5万円アップを達成した金沢市松島での資産再生戦略
①構造
| 鉄骨造 | ④間取り/世帯数
| 1LDK・2LDK/5世帯
|
②築年数
| 1990年1月 | ⑤㎡数
| 51.2㎡ |
③階数
| 3階建て | ⑥入居率
| 100%
|
【課題】 1990年竣工(築36年)。築年数相応の古臭さと水回りの使用感が原因で、賃料査定40,000円まで下落のピンチ。
【施策】 「Renotta LIFE」を導入し、壁・天井・床をトータルコーディネート。さらに主役となるキッチンを最新のシステムキッチンへ完全刷新。
【結果】 査定額を大幅に超える「賃料15,000円アップ(55,000円)」で成約。20年間で数百万円規模の追加キャッシュフローを生み出す資産へ。









【課題】築36年の分水嶺。「賃料4万円」の壁と向き合うオーナーの焦り
今回対象となった1990年竣工の物件が直面していたのは、築36年という「物件の寿命」と「収益性」を大きく左右する分水嶺でした。
バブル期終盤に建てられたこの2LDK物件は、建物自体の構造はしっかりしているものの、退去後の室内には経年劣化による壁・床の黄ばみや古臭さが目立っていました。
特に、毎日の生活の中心となるキッチンの使用感は深刻で、内見時に「古い」「生活感がある」という強いネガティブな第一印象を与えてしまっていたのです。
前入居者の退去後、市場査定で提示された賃料は「40,000円」。
新築当時に比べれば大幅な下落であり、「安さ」でしか勝負できない状態に陥っていました。オーナー様の悩みは非常に深刻でした。
「このまま原状回復だけで4万円で貸し出すべきか、それとも多額の投資をしてリノベーションをし、家賃アップを狙うべきか。
失敗すれば投資を回収できず、大きな損失になってしまうのではないか……」という、経営者としての重大な決断を迫られていたのです。
BEFORE①:LDK

AFTER①:LDK
AFTER②:LDK

BEFORE①:キッチン

AFTER②:キッチン

なぜ、これほどまでに査定額が下がってしまったのか。
そこには石川県金沢市松島エリア特有の市場環境の変化があります。
金沢市松島エリアは、西金沢駅や金沢バイパスへのアクセスが良く、周辺には商業施設や企業、医療機関も多いため、20代〜30代の単身者、新婚カップル、若いファミリー層からの賃貸需要が非常に安定している地域です。
しかし、このエリアで部屋を探す若年層は、インターネットやポータルサイトで数多くの物件情報を比較検討します。
彼らが重視するのは、単なる広さや価格だけでなく、「室内に入った瞬間のワクワク感」や「毎日の料理や時間が楽しくなるデザイン性」です。
従来の「白壁に使い古されたキッチン」という無難な原状回復では、近隣の築浅物件やきれいな1LDK・2LDKの前に一瞬で埋没してしまいます。
4万円の据え置き価格で募集を出したとしても、長期空室に陥り、さらに賃料交渉を要求されるリスクをはらんでいました。
松島エリアで勝つためには、「安さ」ではなく「一目惚れさせる空間の魅力」を作ること以外に道はなかったのです。
【戦略的対策】「Renotta LIFE」×「システムキッチン刷新」の価値創出
「家賃を15,000円上げる(4.0万→5.5万)」という、築36年物件としては常識破りとも言える目標を達成するため、私たちは中途半端な補修を一切排除し、物件のポテンシャルを極限まで引き出す戦略的リノベーションを提案しました。
① 「Renotta LIFE」による壁・天井・床のトータルコーディネート
Renotta LIFE(リノッタ ライフ)の本質は、壁紙の一部だけを張り替えるような安易なリフォームではありません。
一部屋ごとに明確なデザインコンセプトを設定し、その世界観を表現するために「クロス(壁紙)」「天井」「床」の3面すべてを完全に調和させてリノベーションする手法です。
今回は、住む人の心を解きほぐす洗練されたインテリアコンセプトを設定。
壁面だけでなく天井・床まで色調と素材感を統一することで、お部屋全体が一つの作品のように美しく連動するデザイン空間を構築しました。
② 主役となる「最新システムキッチン」への完全交換
今回最も大きな投資であり、成約の決定打となったのが「キッチンの完全刷新」です。
お部屋の顔となるLDKにおいて、古びたセクショナルキッチンを撤去し、スタイリッシュな最新システムキッチンを導入。
Renotta LIFEによって計算された壁・天井・床のトータルデザインとシステムキッチンが完璧に融合することで、まるで新築マンションのモデルルームのような「料理が映える空間」を創出しました。
【結果】査定比137.5%!賃料1.5万円アップで55,000円成約達成
戦略的なピンポイント投資と明確なデザインコンセプトは、築36年のハンデを軽々と跳ね返す素晴らしい成果をもたらしました。
20年間で「360万円」の追加キャッシュフローを創出賃料が月額15,000円上がることによる財務的改善効果は、長期的な賃貸経営において圧倒的な差となって現れます。
仮にキッチン交換やRenotta LIFEの施工に初期費用がかかったとしても、毎月1.5万円の収益アップによって数年で投資回収を達成します
その後は20年スパンで360万円もの純粋な追加キャッシュフローをオーナー様にもたらす計算になります。
もし4万円の査定額でそのまま貸し出していたら、この360万円という大きな利益を失っていただけでなく、経年劣化に伴う更なる家賃下落や長期空室損という二重のリスクに晒されていたのです。
【分析】なぜ、この空間が1.5万円アップでの即決を生んだのか?
今回のプロジェクトの勝因は、「無難な白壁」を脱却し、入居検討者の「情緒的なニーズ(こんな部屋に住みたい)」に完璧に応えたことにあります。
多くの大家さんは、空室を恐れるがあまり「誰にでも嫌われない無難な白い部屋」を作り勝ちです。
しかし、競合が多い金沢市松島エリアにおいて、「無難な部屋」は「どこにでもある古びた部屋」と同義であり、入居者の記憶に残りません。今回の物件では、Renotta LIFEによって「クロス・天井・床」の3面がひとつのコンセプトでブレなく統一されていたため、内見でドアを開けた瞬間に圧倒的な清潔感と上質なデザイン性が目に飛び込みました。
さらに、その中心に最新のシステムキッチンが鎮座していることで、入居者は「この部屋なら毎日楽しく料理ができる」「友人やパートナーを招待したくなる」という具体的な暮らしのストーリーを描くことができたのです。
この「一目惚れさせる空間の魅力」こそが、相場より15,000円高い55,000円という賃料であっても「このクオリティなら安い」と入居者に確信させ、即決へ導いた真の理由です。
【結論】「築年数」を言い訳にしない、これからの賃貸経営
「築30年を超えたから、家賃が下がるのは仕方がない」
「古い物件にお金をかけても、回収できないだろう」それは経営ではなく、資産の自然減少を黙認しているだけです。
1990年竣工という、一般的には苦戦が予想される築年数であっても、市場のニーズを正確に見極め、コンセプトに基づいたRenotta LIFEと効果的な設備投資(システムキッチン交換)を行えば、家賃を37.5%も引き上げて収益力を再生させることは十分に可能です。
今回の成功事例は、一時的な「費用(コスト)」を恐れて縮小均衡を目指すのではなく、長期的な「手残り収益」を最大化させるための戦略的投資がいかに重要かを証明しました。
今の時代、入居者が求めているのは「安くて無難な古い部屋」ではなく、「自分のライフスタイルを格上げしてくれる、お洒落で快適な空間」です。