不動産投資
賃貸併用住宅のメリットとデメリット
本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
2024.11.14不動産投資
2018.05.30
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東日本レインズが2017年度の不動産流通市場動向データを公開
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は17日、2017年度(2017年4月~2018年3月)の「首都圏不動産流通市場の動向」を発表しました。中古マンション、中古戸建、新築戸建、土地のそれぞれについて年間の市況データをみることができます。
・中古マンション成約状況
成約件数:37,172件(前年度比-0.7%)
成約価格:3,253万円(前年度比+5.7%)
平米単価:50.63万円(前年度比+4.5%)
面積:64.24平方メートル(前年度比+1.1%)
築年数:20.75年
2017年度における首都圏中古マンションの成約件数は、前年度を0.7%とわずかながら下回り、37,172件となりました。前年度比マイナスを記録するのは3年ぶりになります。前年度は過去最高であったため、減少となったものの引き続き37,000件台をキープした市場は、およそ堅調な推移だったといえるでしょう。地域別にみると、東京都区部と多摩地域、および東京都全体、千葉県は前年度を上回っていました。
成約物件の価格は前年度を5.7%上回り、平米単価も4.5%の上昇、それぞれ5年連続のプラスになりました。地域別でも全エリアで上昇が確認されており、好調といえます。平米単価が首都圏平均で50万円台となるのは、1994年度以来の23年ぶりで、バブル期を思い起こさせます。成約物件の価格帯別分析では、3,000万円以上の各価格帯における成約件数が増加、比率の拡大もみられ、高額な取引が進んだことが分かりました。
物件として、平均築年数は20.75年と経年化が進んでいますが、平均専有面積は64.24平方メートルと、前年度比で1.1%の拡大になり、2013年度から続いていたマイナス傾向から、今回プラスへと転じました。
・中古マンション新規登録状況
登録件数:197,207件(前年度比+1.9%)
価格:3,175万円(前年度比+2.0%)
平米単価:55.50万円(前年度比+0.8%)
面積:57.20平方メートル(前年度比+1.2%)
築年数:23.49年
中古マンションの新規登録件数は197,207件で、前年度を1.9%上回り、4年連続の増加、過去最高を更新する値となりました。地域別では東京都区部および東京都全体で前年度比マイナスとなったものの、それ以外のエリアでは前年度水準を上回りました。
登録物件の価格は前年度比2.0%上昇の3,175万円、平米単価も0.8%上昇し、55.50万円でした。いずれも5年連続の上昇です。平均専有面積は57.20平方メートルで、前年度より1.2%拡大、築年数の平均は23.49年でした。
・中古戸建住宅成約状況
成約件数:12,560件(前年度比-3.7%)
価格:3,111万円(前年度比+2.5%)
土地面積:147.69平方メートル(前年度比-0.5%)
建物面積:105.93平方メートル(前年度比+0.3%)
築年数:20.95年
2017年度の首都圏中古戸建住宅の成約件数は、前年度を3.7%下回る12,560件で、3年ぶりの前年度割れとなりました。地域別にみても、東京都区部および東京都全体は増加しましたが、それ以外のエリアはすべて前年度を下回っています。
成約物件の価格は前年度比で2.5%上昇、4年連続のプラスとなり3,100万円台となりました。価格帯別にみても3,000万円以上の各価格帯における比率が拡大してきており、好調な市況がうかがわれます。
土地面積は、前年度比0.5%とわずかながら縮小、一方で建物面積は0.3%とわずかに拡大されました。築年数は20.95年でやや経年化が進んでいます。
・中古戸建住宅新規登録状況
登録件数:63,187件(前年度比+3.7%)
価格:3,849万円(前年度比+2.8%)
土地面積:181.32平方メートル(前年度比-1.8%)
建物面積:111.75平方メートル(前年度比-1.1%)
築年数:22.03年
中古戸建住宅の新規登録は63,187件で、前年度比3.7%の増加、地域別では千葉県を除く全エリアがプラスとなり、中でも東京都区部や横浜・川崎地域での増加が顕著で、2桁増になっていたと報告されています。
物件価格は3,849万円で、前年度比2.8%の上昇、2年連続のプラスになりました。土地面積、建物面積はともにやや縮小し、それぞれ前年度比で1.8%、1.1%のマイナス、181.32平方メートルと111.75平方メートルでした。平均築年数は22.03年です。
成約件数が全項目で3年ぶりの前年度割れ
・新築戸建住宅成約状況
成約件数:5,273件(前年度比-1.3%)
価格:3,506万円(前年度比-1.6%)
土地面積:120.76平方メートル(前年度比+1.4%)
建物面積:98.22平方メートル(前年度比-0.1%)
2017年度の首都圏における新築戸建住宅の成約件数は、前年度比1.3%の減少となる5,273件でした。順調に伸びてきていた成約ですが、今回は3年ぶりに前年度水準を割り込んでいます。地域別でみると、東京都区部と多摩地域、および東京都全体の減少が著しく、2桁減のマイナスになっていました。
成約物件価格は、前年度比1.6%の下落で2年ぶりにマイナスへ転じたものの、3,506万円と依然3,500万円台になっており、天井感は広がりつつも高めの推移がみられる結果でした。地域別では千葉県と横浜・川崎地域を除く各エリアで下落になっています。
土地面積は前年度より1.4%拡大し、120.76平方メートルになりましたが、建物面積はほぼ横ばいも0.1%の縮小で98.22平方メートルとなっています。
・新築戸建住宅新規登録状況
登録件数:81,135件(前年度比+8.8%)
価格:3,960万円(前年度比+1.0%)
土地面積:115.15平方メートル(前年度比+0.3%)
建物面積:97.74平方メートル(前年度比-0.2%)
新築戸建住宅の登録件数は81,135件で、前年度を8.8%上回る増加、2年連続のプラスになりました。地域別では東京都区部が唯一マイナスであったものの、それ以外のエリアは前年度を上回っています。
価格は前年度比1.0%の上昇になる3,960万円で、7年連続の上昇、4,000万円台を間近とするまでになりました。土地面積は前年度より0.3%拡大の115.15平方メートル、建物面積は0.2%縮小の97.74平方メートルです。
・土地(100~200平米)の成約状況
成約件数:5,848件(前年度比-4.3%)
価格:2,874万円(前年度比+2.8%)
平米単価:19.79万円(前年度比+2.6%)
2017年度における首都圏の100~200平方メートル規模に該当する土地の成約件数は、前年度比4.3%の減少となる5,848件でした。やはり3年ぶりに前年度を下回っています。価格は前年度比2.8%の上昇となる2,874万円で、3年連続のプラスになりました。平米単価も前年度を2.6%上回る19.79万円で、20万円台がみえてきました。
・土地(100~200平米)の新規登録状況
登録件数:44,446件(前年度比-1.8%)
価格:3,023万円(前年度比+3.4%)
平米単価:21.26万円(前年度比+3.7%)
土地の新規登録件数は、前年度比1.8%の減少で44,446件になり、2年連続のマイナスでした。価格は3,023万円で、前年度に比べ3.4%の上昇、平米単価も3.7%の上昇で21.26万円となりました。いずれも3年連続で前年度の水準を上回っています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向」(2017年度分)公開資料より)
▼外部リンク
公益財団法人東日本不動産流通機構 「2017年度 首都圏不動産流通市場の動向」公開資料
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_201704-201803.pdf
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