お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】長男のUターン同居は高ハードル?66.5%が諦め

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


アットホームが長男をもつ親への意識調査を実施

アットホーム株式会社は5日、東京で働く長男をもつ40歳以上の親を対象としたトレンド意識調査「長男にUターンして欲しいか」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。跡継ぎとしてみられやすい長男に対する昨今の親の意識や将来の同居意向などを探っています。


調査は、東京で働く長男をもつ東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県以外のエリアに居住する40歳以上の男女で、現在長男とは同居しておらず、かつ長男と同じ都道府県に住んでいない人を対象に、インターネットリサーチ方式で2018年2月26日~2月27日に実施、男女各309人、合計618人から回答を得ています。


・長男のUターン意向

ずっと地元に戻らないといわれている:53.9%

地元に戻らないとはいわれていない:46.1%


長男に「ずっと地元に戻らない」といわれている人は全体の半数をやや上回る53.9%で、長男の婚姻状況とあわせてみると、既婚者では63.7%が戻らないといわれていました。また居住形態別に分析した結果では、賃貸物件の場合「戻らない」といわれていない人の方が52.6%と多くなっていたのに対し、持家の場合は「戻らない」といわれた人が68.4%に上っていました。


・長男のUターンは諦めている?

はい:66.5%

いいえ:33.5%


・本音ではUターンして欲しい

はい:45.6%

いいえ:54.4%


長男が地元に戻ってくることを「諦めている」人は、全体の66.5%で、すでに「ずっと地元に戻らない」といわれている人では、約9割が「諦めている」と回答しました。一方、本心では戻ってきて欲しいと思うかどうかを尋ねると、45.6%が「はい」と回答、「戻らない」といわれている人でも33.0%が戻ってきて欲しいと思っていることが明らかになっています。


・長男Uターンなら自腹で二世帯住宅にしたい

はい:20.6%

いいえ:79.4%

負担してもいい建設費用平均額:1,609.8万円


長男が地元に戻ってきてくれるならば、自腹で自宅を二世帯住宅にしたいと思うか、その意向を尋ねた結果では「はい」が20.6%で、さらにこの2割強の人を対象に、いくらまでなら建設費用を負担してもよいと考えるか尋ねると、平均が1,609.8万円になったと報告されています。


長男にこだわらない姿勢も、女性を中心に近居ニーズが高め?

・長男以外の息子/娘に対する地元居住意向

はい:42.1%

いいえ:57.9%


・地元に住んでくれるなら長男でなくてもよい

はい:92.6%

いいえ:7.4%


長男以外にも息子・娘がいる人を対象に「今後(も)地元に住んで欲しいか」尋ねると、「はい」が42.1%で、この地元に住んで欲しいと思う親に対し、地元に住んでくれるなら長男でなくてもかまわないかどうか、さらに尋ねると「はい」が92.6%と圧倒的多数になり、昨今は長男にこだわらない人が多くなっていることがうかがわれました。


・長男と将来同居したい

はい:17.3%

いいえ:82.7%


【男女別の「はい」回答率】

男性:22.0%

女性:12.6%


・長男と同居ではなく近居したい

はい:43.8%

いいえ:56.2%


【男女別の「はい」回答率】

男性:36.1%

女性:50.7%


長男と将来同居したいかどうか尋ねたところ、全体で「したい」と回答した人は17.3%で2割を切っています。男女別に内訳をみると男性が22.0%であったのに対し、女性が12.6%と10ポイント近く低く、男性の方が長男にUターンして家を継いで欲しい、同居したいと考えている傾向がみられました。


一方、同居ではなく近居したいかどうかでは、全体で「はい」が43.8%となり、男女別では男性の希望者が36.1%である中、女性の希望者は半数を超える50.7%と15ポイント近く高い結果になりました。女性は同居は難しいけれど、ある程度近くに住み行き来できるようにしたいと望んでいるようです。


・同居/近居を考えない理由

長男やその家族に気を遣うのが嫌:50.2%

今の地元を離れたくない:31.0%

東京やその周辺エリアでの生活が嫌:22.0%

介護施設に入る予定:5.9%

長男以外の子どもと同居/近居する:5.6%


長男との同居や近居を考えない人にその理由を挙げてもらった結果、「長男やその家族に気を遣うのが嫌だから」がダントツのトップで50.2%を占めました。また「今の地元を離れたくない」、「東京やその周辺エリアで生活したくない」という人も多く、それぞれ31.0%、22.0%となっています。


すでに「介護施設に入る予定」だからとした人も5.9%あったほか、「長男の自由にさせてあげたい」、「長男の仕事の都合もある」からといった長男を気遣う自由回答も多くみられたそうです。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・アットホーム調べ)



▼外部リンク


アットホーム株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)

http://athome-inc.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21