お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】17年のリフォーム平均費用は218.5万円と上昇に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


ホームプロが利用者データからリフォーム実態を調査

株式会社ホームプロは26日、同社が運営するリフォーム会社の紹介サイト「ホームプロ」の利用者データをもとに、2017年の「リフォーム実態調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。リフォーム検討者・実施者の意識・動向をみることができます。


調査は2017年1月1日~12月31日の期間内に「ホームプロ」へ工事完了報告を行ったユーザーで、初回問い合わせ時の申し込み時アンケートから参加のあった人を対象として実施、8,667の有効回答を得たものとなっています。


・リフォーム費用

50万円未満:31.9%(前年比+1.0ポイント)

50万円以上~500万円未満:57.1%(前年比-2.1ポイント)

500万円以上:11.0%(前年比+1.1ポイント)

平均:2,185,000円(前年比+80,000円)


【マンション】

50万円未満:31.0%

50万円以上~500万円未満:60.8%

500万円以上:8.1%

平均:1,859,000円


【戸建住宅】

50万円未満:32.0%

50万円以上~500万円未満:55.3%

500万円以上:12.7%

平均:2,393,000円


【店舗・事務所など】

50万円未満:45.0%

50万円以上~500万円未満:47.6%

500万円以上:7.4%

平均:1,620,000円


リフォーム費用は、全体で50万円以上~500万円未満が半数を超える最多となりましたが、約6割を占めていた2016年・2015年に比べるとやや減少、2017年は500万円以上が1割を超える結果になりました。平均額も218.5万円と、前年より8万円アップしています。


住居種別でみた内訳では、マンションは50万円以上~500万円未満が6割を超えたのに対し、戸建住宅は500万円以上が他に比べ多い12.7%となり、マンションと戸建住宅を比較すると、平均額で約53万円の差がありました。店舗・事務所では50万円未満の小規模リフォーム率が上昇し、50万円以上~500万円未満と同水準に、平均額はその分低下して162万円になりました。


・リフォーム部分

浴室・バス:31.2%(前年比+2.2ポイント)

トイレ:27.5%(前年比+3.4ポイント)

キッチン:24.4%(前年比+0.8ポイント)

洗面:21.5%(前年比+1.6ポイント)

リビング:17.9%(前年比+1.0ポイント)

洋室:15.0%(前年比+0.4ポイント)

和室:14.5%(前年比横ばい)

外壁:12.8%(前年比+5.5ポイント)

家全体:11.8%(前年比+0.3ポイント)

ダイニング:11.1%(前年比+1.2ポイント)

屋根:11.1%(前年比-1.5ポイント)


リフォームを実施した部分としては、上位4つを水回りが独占、「浴室・バス」が中でもトップの31.2%となりました。以下「トイレ」の27.5%、「キッチン」24.4%、「洗面」21.5%と続きます。5位には「リビング」が水回り以外のトップでランクイン、前年より1.0ポイント増の17.9%でした。


2016年調査で1割を割り込み、大きく減少していた「外壁」は、再び12.8%に回復しています。「外壁」については、住居種別でマンションが1.2%ときわめて少なく、一方の戸建住宅では19.7%と4位にランクインする高値を記録、大きな差がみられる結果となっていました。


こうした違いのあるマンションと戸建住宅ですが、トップ3はいずれも水回りリフォームで、「浴室・バス」、「トイレ」、「キッチン」になっています。


リフォーム工事に要した日数は平均60.6日

・リフォーム検討時のこだわりポイント

工期:31.1%(前年比+6.2ポイント)

一部間取り変更:14.2%(前年比+4.0ポイント)

気に入っているメーカーや設備、商品:12.8%(前年比+4.9ポイント)

断熱性:11.1%(前年比+2.7ポイント)

耐震性:5.0%(前年比+2.0ポイント)


リフォーム検討時にこだわったポイントを複数回答で選んでもらうと、終えていたい工期があるとして「工期」と回答した人が31.1%と2位に倍以上の差をつけたスコアでトップとなりました。とくに入居前でのリフォーム実施者では、工期を気にする人が50.3%と過半を占めています。


2位は「一部間取りを変更したい」の14.2%、3位は「気に入っているメーカーや設備、商品がある」の12.8%でした。「オール電化」や「太陽光発電」といった回答は限定的で、それぞれ1.2%、0.7%にとどまっています。


・リフォーム工期(工事契約~工事完了)

30日以下:32.0%(前年比+3.4ポイント)

31日~60日以下:32.3%(前年比-1.4ポイント)

61日~90日以下:17.3%(前年比+0.6ポイント)

91日~120日以下:8.1%(前年比+0.1ポイント)

121日~150日以下:4.2%(前年比-0.1ポイント)

151日~180日以下:2.5%(前年比-0.2ポイント)

181日以上:3.6%(前年比-2.4ポイント)

平均値:60.6日(前年比-2.3日)

中央値:45日(前年比-1日)


リフォーム会社との契約日から、工事完了までに要した日数を調べると、「31日~60日以下」が最多の32.3%で、「30日以下」が32.0%と僅差の2位になっていました。よって60日以下で全体の約65%が終了していることになります。前年に比べると、やや短めの工事が増えており、平均値も2.3日短い60.6日でした。中央値は45日です。


費用別にみると、50万円未満で平均28.6日、50万円以上~500万円未満で63.4日、500万円以上で139.1日となっています。


・リフォーム会社との契約理由

プラン・提案内容:69.2%(前年比+3.6ポイント)

見積もり金額の納得感:68.0%(前年比+1.6ポイント)

マナー・態度:64.4%(前年比+3.6ポイント)

対応の早さ:62.3%(前年比+2.4ポイント)

時間・約束の厳守:42.1%(前年比+3.6ポイント)

施工時の段取り・管理への期待:41.4%(前年比+4.2ポイント)

技術力への期待:36.9%(前年比+1.7ポイント)

施工時の生活への配慮への期待:22.1%(前年比+2.1ポイント)

アフター・保証内容:17.6%(前年比+2.4ポイント)

支払い条件:11.0%(前年比+1.1ポイント)


工事を依頼したリフォーム会社の選定理由では、「プラン・提案内容」が約7割の69.2%でトップとなり、2位は「見積もり金額の納得感」で68.0%、3位は「マナー・態度」の64.4%、4位が「対応の早さ」で62.3%でした。ここまでが6割を超える回答を集めています。前年調査では「見積もり金額の納得感」が1位でしたが、今回は前年2位の「プラン・提案内容」に逆転されています。


500万円以上の費用をかけたケースで、とくに「プラン・提案内容」が重視されており、82.2%の回答を集めました。一方、50万円未満の小規模リフォームでは、「見積もり金額の納得感」が最多で71.9%になっています。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・「2017年リフォーム実態調査(株式会社ホームプロ)」)



▼外部リンク


株式会社ホームプロ プレスリリース

https://d1lp7h4k9jm0u1.cloudfront.net/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21