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不動産投資

2018.05.30

満室の窓口

【pickupニュース】首都圏M平均賃料、直近3年では最低に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


マーキュリーが2017年の賃料動向総括を発表

株式会社マーキュリーは22日、2017年を総括した首都圏、関西、東海地域のマンション賃料動向データをまとめて公開しました。月別の平均賃料推移が過去年と比較されており、市況をみることができます。


・東京23区平均賃料動向

2017年:117,642円

2016年:119,694円

2015年:118,917円


・東京都下平均賃料動向

2017年:87,054円

2016年:87,418円

2015年:87,469円


2017年の東京23区におけるマンション賃料は、年間平均で117,642円となり、前年に比べ2,052円の下落となりました。2015年の値よりも1,300円ほど低く、過去3年では最低値です。月別の推移では、2月に113,000円水準の最低を記録、その後上昇して4月に120,000円水準で最高となりましたが、小幅な変動から横ばいに転じたのち、再び下落して12月にはやや回復した1年となっています。好調だった2016年に比較すると、全ての月で2017年の値が下回っており、賃料の下落傾向が確認されました。


東京都下は年間平均が87,054円で、かろうじて87,000円台をキープしたもののこちらも過去3年で最低、2015年の87,469円から徐々に下落してきています。ただし、首都圏の他地域に比べると下落幅は最少で、安定した相場になっているといえるでしょう。月別推移では、年初の1月が最低で3月から上昇、8月に2015年、2016年を上回る約91,000円水準で最高値を記録したものの、以降は下落、12月にはわずかに改善へと転じて1年を終えました。


・神奈川県平均賃料動向

2017年:95,449円

2016年:96,653円

2015年:96,073円


・埼玉県平均賃料動向

2017年:78,431円

2016年:79,630円

2015年:80,216円


・千葉県平均賃料動向

2017年:80,657円

2016年:82,361円

2015年:82,561円


神奈川県、埼玉県、千葉県をみても、年間平均は2017年が過去3年で最も低い値となっており、神奈川県は前年より1,204円の下落、埼玉県は1,199円、千葉県は1,704円、それぞれ下落しています。


神奈川県は最高値を記録した7月からの年後半における下落傾向が著しく、12月が最低値で92,000円水準に近づきました。埼玉県は全体に他地域より緩やかな推移をみせていましたが、11月から12月で大きく下落、12月に最低値の約75,000円になっています。千葉県はやや月別の変動が大きめで、5月と9月に上昇の山があり、5月は前年を上回りましたが、年初と年末の1月、2月、12月で平均を下回り8万円台を割り込む結果となっています。


愛知県は2017年が過去3年で最高、対する大阪府は最低に

・大阪府の平均賃料動向

2017年:82,006円

2016年:82,726円

2015年:82,810円


大阪府では、2017年の平均賃料が82,006円となり、2016年よりも720円低下しました。2015年から徐々に下落しており、2017年が最低値です。前半に上昇した賃料は5月にピークを迎え、過去3年と比べても最高の86,000円水準となりましたが、以降は下落、やや回復した9月で過去3年を再び上回ったものの、11月、12月には大きく下落して平均を押し下げる結果となりました。


・愛知県の平均賃料動向

2017年:79,471円

2016年:78,931円

2015年:78,661円


一方愛知県では、2017年の平均賃料が79,471円と過去3年で最も高い値になりました。徐々に賃料が上昇する傾向が続いていますが、今後は東京都や大阪府の傾向と同じく天井を打って下落してくる可能性もあるでしょう。


月別の推移では3月に大きなピークがあり83,000円台を突破しました。その反動からか4月には大きく下落したものの、その後回復、10月に再び低下しましたが、11月、12月と上昇傾向で1年を終えています。


・兵庫県の平均賃料動向

2017年:82,875円

2016年:84,870円

2015年:83,966円


・京都府の平均賃料動向

2017年:76,736円

2016年:76,071円

2015年:75,460円


兵庫県は、前年より年間平均賃料が2,000円ほど下落し、82,875円となりました。前年は変動も激しかったものの、主に5月~10月で高い水準の推移がみられましたが、2017年は全体に低調となっています。


一方京都府は、年間平均で2016年より665円上昇、2015年よりも276円高い76,736円となりました。3年の差異幅は非常に小さく安定した相場です。月別の推移でも、3年がほぼ同様の動きで2月に最低値を記録、5月をひとつの山にして、8月、9月で最高値水準となりました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


株式会社マーキュリー プレスリリース

http://mcury.jp/news/385/


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