不動産投資
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2018.05.30
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大和不動産鑑定が最新「オフィスプライス・インデックス」を公開
大和不動産鑑定株式会社は7日、東京都心部のオフィスビルにおけるネット床単価を査定、調査した「オフィスプライス・インデックス」の2017年第4四半期分を公開しました。スペッククラス別のオフィス価格動向をみることができます。
「オフィスプライス・インデックス」は、年間純収益を還元利回りで還元する直接還元法に基づき算定されている指標で、総収益を計算する際の賃料データは三幸エステート株式会社と株式会社ニッセイ基礎研究所による「オフィスレント・インデックス」を使用、総費用については大和不動産鑑定が独自に査定して導き出した数値が用いられています。
・オフィス標準定義
【都心Aクラスビル】
基準階面積:600坪
地上階層:35階建て
築年数:12年
最寄り駅からの距離:徒歩3分
【都心Bクラスビル】
基準階面積:450坪
地上階層:18階建て
築年数:16年
最寄り駅からの距離:徒歩3分
【都心Cクラスビル】
基準階面積:145坪
地上階層:9階建て
築年数:15年
最寄り駅からの距離:徒歩3分
調査において各クラスで想定されたビルは、それぞれ上記のようなものとなっており、これは「オフィスレント・インデックス」におけるA・B・Cクラスビルの標準的なビルにほぼ合致しています。
Aクラスはほぼ横ばい、Bクラスは下落でCクラスは上昇に
・東京都心部オフィスビル床単価
Aクラスビル:坪あたり840万円(前期比+0.6%、前年同期比+2.6%)
Bクラスビル:坪あたり399万円(前期比-6.0%、前年同期比+9.8%)
Cクラスビル:坪あたり268万円(前期比+2.5%、前年同期比+5.5%)
2017年第4四半期の都心Aクラスビルネット床単価は、坪あたり840万円で、前期より4万円、率にして0.6%の上昇となりました。第2四半期に記録した845万円から、第3四半期で836万円に下落していましたが、再び上昇に転じ、840万円台を回復しています。2010年以降では最高となる値を記録した2015年第3四半期の水準まで伸びていくか、今後の動向が注視されます。
Bクラスビルのネット床単価は坪あたり399万円で、前期より25万円、6.0%の下落となりました。わずかながら再び400万円台を割り込む数値になっています。ただし前年同期比では9.8%の上昇をキープしており、小幅に変動しつつも、全体としては2012年付近を底に上昇基調となっています。
Cクラスビルのネット床単価は坪あたり268万円となり、前期比で7万円、2.5%の上昇です。前期の第3四半期には下落でしたが、再び上昇に転じ、前年同期比でも5.5%の上昇となっています。こちらも周期的にやや下落となる時期はあるものの、2012年~2013年付近を底として上昇傾向を続けているといえるでしょう。
なお、調査で採用された還元利回り(CR)の値は、Aクラスビルの場合をみると3.9%で、前期と同値、2013年第4四半期から長く横ばいで推移しています。
ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大和不動産鑑定株式会社 プレスリリース
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