お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】首都圏賃貸成約数が6カ月連続で増加

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


アットホームが17年12月期の首都圏居住用賃貸物件動向を発表

アットホーム株式会社は1月26日、全国不動産情報ネットワークに登録された物件を対象に、首都圏(1都3県)の2017年12月期における居住用賃貸物件動向をまとめたレポートを公開しました。物件成約数や賃料の動向をみることができます。


・居住用賃貸物件成約数

首都圏合計:17,158件(前年同月比+3.3%)

東京23区:7,943件(前年同月比+9.6%)

東京都下:1,598件(前年同月比+5.1%)

神奈川県:4,261件(前年同月比-2.0%)

埼玉県:1,479件(前年同月比-15.6%)

千葉県:1,877件(前年同月比+7.9%)


2017年12月における首都圏の賃貸物件成約数は17,158件で、前年同月より3.3%増加し、6カ月連続のプラスとなりました。地域別にみると、東京23区が9.6%、千葉県が7.9%と大きく増加、東京都下も5.1%の増加となりましたが、埼玉県は前年同月に比べ15.6%のマイナスと、2桁減になっています。神奈川県も2.0%の減少でややマイナス傾向になりました。


・新築・中古別成約数の前年同月比

【新築】

首都圏合計:マンション+1.2%、アパート+31.1%

東京23区:マンション+4.1%、アパート+48.0%

東京都下:マンション+27.5%、アパート+94.7%

神奈川県:マンション-30.8%、アパート+16.4%

埼玉県:マンション-25.5%、アパート-16.9%

千葉県:マンション+79.2%、アパート+47.2%


【中古】

首都圏合計:マンション+3.4%、アパート+0.4%

東京23区:マンション+7.8%、アパート+15.1%

東京都下:マンション+0.8%、アパート+1.0%

神奈川県:マンション-2.7%、アパート-2.5%

埼玉県:マンション-13.8%、アパート-21.3%

千葉県:マンション+15.4%、アパート-4.4%


マンションとアパートのそれぞれで、新築・中古別に成約数をみると、首都圏合計ではいずれも前年同月比プラスとなり、新築マンションが5カ月連続、中古で2カ月連続、アパートは新築・中古とも7カ月連続の成約数増となっていました。


地域別では埼玉県が全項目でマイナスであったほか、神奈川県も新築アパートを除く項目がマイナスで、とくに新築マンションが前年同月比30.8%の減少となるなど、低調になっています。これに対し、東京23区と東京都下は全項目がプラス、東京都下の新築アパートは前年同月に比べ94.7%のプラスと大幅に伸びるなど、地域差も大きくみられました。


なお面積帯別の成約数を前年同月比でみると、マンションでは30平米未満のシングル向きと70平米以上の大型ファミリー向きが好調を続けている一方、30~50平米未満のカップル向きが再び減少に転じ、50~70平米未満のファミリー向きは3カ月連続の減少となっていました。アパートはシングル向きが増加に転じ、3カ月ぶりに全面積帯がプラスを記録しています。


賃料は全体に堅調な推移も平米あたりのアパート賃料指数で4カ月ぶり低下

・1戸あたり成約賃料

【マンション】

首都圏合計:8.79万円(前年同月比+1.2%)

東京23区:9.99万円(前年同月比+0.8%)

東京都下:7.04万円(前年同月比-4.1%)

神奈川県:7.76万円(前年同月比+0.8%)

埼玉県:6.66万円(前年同月比+0.5%)

千葉県:7.01万円(前年同月比+1.4%)


【アパート】

首都圏合計:6.44万円(前年同月比+4.9%)

東京23区:7.48万円(前年同月比+6.9%)

東京都下:6.04万円(前年同月比+0.3%)

神奈川県:6.26万円(前年同月比+4.9%)

埼玉県:5.22万円(前年同月比-5.9%)

千葉県:5.48万円(前年同月比+1.7%)


1戸あたりの成約賃料は、首都圏全体平均でマンションが8.79万円の前年同月比1.2%上昇、アパートが6.44万円の4.9%上昇で、それぞれ8カ月連続、7カ月連続のプラスとなりました。地域別にみても、東京都下のマンションと埼玉県のアパートを除き、前年同月より上昇しています。上昇幅は小さいものの、東京23区は10万円の大台を間近とするまでになりました。一方最も大きな下落は、埼玉県のアパートで前年同月比5.9%のマイナスで、5.22万円となっています。


なお2009年の値を100として指数化した賃料指数は、首都圏平均でマンションが96.0ポイントとなり、前月から0.4ポイントの上昇、アパートは100.8ポイントで前月より0.6ポイント上昇し、3カ月連続で100を上回る値になりました。


・1平米あたり成約賃料

【マンション】

首都圏合計:2,678円(前年同月比+3.0%)

東京23区:3,132円(前年同月比+2.6%)

東京都下:2,207円(前年同月比+0.5%)

神奈川県:2,273円(前年同月比+2.0%)

埼玉県:1,827円(前年同月比+0.7%)

千葉県:1,898円(前年同月比+2.7%)


【アパート】

首都圏合計:2,311円(前年同月比+3.8%)

東京23区:2,921円(前年同月比+1.1%)

東京都下:2,182円(前年同月比+2.9%)

神奈川県:2,164円(前年同月比-0.2%)

埼玉県:1,658円(前年同月比+1.2%)

千葉県:1,700円(前年同月比+6.1%)


1平米あたりの成約賃料をみると、首都圏平均はマンションが2,678円で前年同月より3.0%上昇し、6カ月連続のプラス、アパートも2,311円で前年同月より3.8%上昇、10カ月連続のプラスとなりました。地域別にみてもほぼ全地域が前年同月比で上昇しており、堅調な推移がみてとれます。神奈川県のアパートのみ、わずかにマイナスの前年同月比0.2%下落でした。


これを先と同様に指数化してみると、首都圏平均はマンションが96.2ポイントで、前月より1.5ポイント上昇しましたが、アパートは98.5で前月より0.9ポイントの低下となり、4カ月ぶりにマイナスを記録しました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・アットホーム調べ)



▼外部リンク


アットホーム株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)

http://athome-inc.jp/


関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21