不動産投資
新築と中古どっちが有利?利回りから見る物件選びのポイント
不動産投資において「新築」と「中古」、どちらを選ぶべきかは多くのオーナーにとって大きな悩みとなります。本記事では、両者の利回りの違いに焦点を当てて、初心者オーナーにもわかりやすく物件選びのポイントを解説します。
2025.06.23不動産投資
2018.05.31
満室の窓口
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!
健美家が全国の政令指定都市における利回り比較結果を公開
健美家株式会社は30日、同社の不動産情報サイト「健美家」に登録された新規物件を調査対象に集計を行った「政令指定都市別 2017年下半期利回り比較」の結果を公開しました。投資用物件の種類別で各地域の動向をみることができます。
・区分マンションの利回りと平均価格
1位 浜松市:20.37%、321万円
2位 新潟市:17.93%、350万円
3位 静岡市:16.83%、369万円
4位 北九州市:15.11%、467万円
5位 熊本市:14.42%、293万円
6位 岡山市:12,83%、438万円
7位 札幌市:12.50%、576万円
8位 仙台市:12.26%、646万円
9位 千葉市:11.46%、779万円
10位 堺市:11.35%、779万円
【下位5位】
16位 福岡市:8.08%、880万円
17位 横浜市:7.99%、1,242万円
18位 川崎市:7.21%、1,344万円
19位 京都市:7.07%、1,373万円
20位 大阪市:7.04%、1,372万円
2017年下半期(7月~12月)に新規登録された区分マンションは28,555件で、政令指定都市別に利回りでランキング化すると浜松市が唯一20%台を記録、トップになりました。平均価格では5位の熊本県が300万円を割り込んで最低となっています。
全体的には利回りの上昇した都市が目立ち、今期、築年数の古い物件における登録が増加したことが主な要因と分析されました。一方で下位の都市においては築年数における変化があまりみられず、ワースト4都市で表面利回りが7%台の低値、平均価格が1,200~1,400万円の高値という状況が継続されました。
1棟アパートは広島が唯一6%台に低下、1棟マンションは全体に低下傾向
・一棟アパートの利回りと平均価格
1位 堺市:13.40%、3,519万円
2位 新潟市:13.32%、3,489万円
3位 大阪市:12.10%、3,937万円
4位 神戸市:12.04%、3,219万円
5位 北九州市:11.06%、3,879万円
6位 札幌市:10.91%、4,514万円
7位 岡山市:10.69%、8,390万円
8位 静岡市:10.55%、7,220万円
9位 熊本市:10.33%、3,413万円
10位 浜松市:9.61%、4,375万円
10位 仙台市:9.61%、5,194万円
【下位5位】
16位 川崎市:7.89%、8,169万円
17位 さいたま市:7.77%、6,230万円
18位 福岡市:7.61%、5,168万円
19位 名古屋市:7.24%、6,760万円
20位 広島市:6.26%、9,819万円
一棟アパートでは、2017年下半期に新規登録された物件数が11,219件で、利回りのトップは堺市の13.40%でした。同率10位の浜松市、仙台市以降は1桁の利回りとなり、平均価格は4位の神戸市が最も低い3,219万円でした。
下位をみると、広島市で唯一6%台となる6.26%の低値になり、平均価格が9,819万円で最高値になっています。利回りの低い15~20位の都市では、平均築年数が20年未満と築浅傾向が強く、平均価格も高めになっていることがうかがわれました。
・一棟マンションの利回りと平均価格
1位 北九州市:9.71%、1億5,346万円
2位 大阪市:9.20%、1億652万円
3位 新潟市:9.15%、1億6,049万円
4位 岡山市:8.93%、1億4,358万円
5位 静岡市:8.85%、1億6,480万円
6位 熊本市:8.68%、1億788万円
7位 浜松市:8.58%、1億5,486万円
8位 堺市:8.50%、1億1,932万円
8位 札幌市:8.50%、1億3,422万円
10位 千葉市:8.31%、1億3,541万円
【下位5位】
16位 さいたま市:7.29%、1億9,567万円
17位 広島市:7.14%、2億1,724万円
18位 横浜市:6.93%、1億7,643万円
19位 福岡市:6.88%、1億6,252万円
20位 川崎市:6.41%、2億3,638万円
一棟マンションは新規登録件数が10,025件で、利回りのトップは北九州市の9.71%でした。2015年下半期には利回り10%台以上を記録した都市が4つありましたが、2016年下半期で熊本市のみとなり、それ以降は全都市が9%台以下で推移しています。長期的にみて、表面利回りの低下傾向が続いているといえるでしょう。
平均価格は12位の神戸市のみが1億円を割り込んだ9,957万円でした。下位の広島市と川崎市では2億円を突破し、川崎市が平均最高額の2億3,638万円になっています。18位の横浜市は長く7%台をキープしてきていましたが、今回築年数が浅くなったこともあり、6%台に低下しています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
(調査内容・「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家(けんびや)」)
▼外部リンク
健美家株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)
不動産投資
新築と中古どっちが有利?利回りから見る物件選びのポイント
不動産投資において「新築」と「中古」、どちらを選ぶべきかは多くのオーナーにとって大きな悩みとなります。本記事では、両者の利回りの違いに焦点を当てて、初心者オーナーにもわかりやすく物件選びのポイントを解説します。
2025.06.23不動産投資
高利回り物件は本当に得か?利回り10%超の落とし穴と選び方
「利回り10%超え」の不動産は一見すると高収益のチャンスですが、裏には意外な落とし穴があります。 本記事では、不動産オーナーや投資を検討している方に向けて、高利回り物件の魅力とリスク、そして失敗しない選び方を分かりやすく解説します。
2025.06.19不動産投資
不動産投資の減価償却とは?仕組み・計算方法・節税効果をわかりやすく解説
不動産投資でよく話題に上がる「減価償却」ですが、仕組みや計算方法、節税効果が具体的に理解できていない方も多いのではないでしょうか。 今回は、減価償却の基本から実際の節税活用、注意点を分かりやすく解説します。
2025.06.09不動産投資
不動産投資の初期費用はいくら必要?内訳と節約ポイントを徹底解説
不動産投資を始める際、物件価格以外にもさまざまな初期費用が発生します。 初期費用は正確に把握し、適切に節約することで、投資の成功率を高めることができます。
2025.05.31