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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年下半期政令指定都市の投資利回り、1棟Mが低下傾向

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


健美家が全国の政令指定都市における利回り比較結果を公開

健美家株式会社は30日、同社の不動産情報サイト「健美家」に登録された新規物件を調査対象に集計を行った「政令指定都市別 2017年下半期利回り比較」の結果を公開しました。投資用物件の種類別で各地域の動向をみることができます。


・区分マンションの利回りと平均価格

1位 浜松市:20.37%、321万円

2位 新潟市:17.93%、350万円

3位 静岡市:16.83%、369万円

4位 北九州市:15.11%、467万円

5位 熊本市:14.42%、293万円

6位 岡山市:12,83%、438万円

7位 札幌市:12.50%、576万円

8位 仙台市:12.26%、646万円

9位 千葉市:11.46%、779万円

10位 堺市:11.35%、779万円

【下位5位】

16位 福岡市:8.08%、880万円

17位 横浜市:7.99%、1,242万円

18位 川崎市:7.21%、1,344万円

19位 京都市:7.07%、1,373万円

20位 大阪市:7.04%、1,372万円


2017年下半期(7月~12月)に新規登録された区分マンションは28,555件で、政令指定都市別に利回りでランキング化すると浜松市が唯一20%台を記録、トップになりました。平均価格では5位の熊本県が300万円を割り込んで最低となっています。


全体的には利回りの上昇した都市が目立ち、今期、築年数の古い物件における登録が増加したことが主な要因と分析されました。一方で下位の都市においては築年数における変化があまりみられず、ワースト4都市で表面利回りが7%台の低値、平均価格が1,200~1,400万円の高値という状況が継続されました。


1棟アパートは広島が唯一6%台に低下、1棟マンションは全体に低下傾向

・一棟アパートの利回りと平均価格

1位 堺市:13.40%、3,519万円

2位 新潟市:13.32%、3,489万円

3位 大阪市:12.10%、3,937万円

4位 神戸市:12.04%、3,219万円

5位 北九州市:11.06%、3,879万円

6位 札幌市:10.91%、4,514万円

7位 岡山市:10.69%、8,390万円

8位 静岡市:10.55%、7,220万円

9位 熊本市:10.33%、3,413万円

10位 浜松市:9.61%、4,375万円

10位 仙台市:9.61%、5,194万円

【下位5位】

16位 川崎市:7.89%、8,169万円

17位 さいたま市:7.77%、6,230万円

18位 福岡市:7.61%、5,168万円

19位 名古屋市:7.24%、6,760万円

20位 広島市:6.26%、9,819万円


一棟アパートでは、2017年下半期に新規登録された物件数が11,219件で、利回りのトップは堺市の13.40%でした。同率10位の浜松市、仙台市以降は1桁の利回りとなり、平均価格は4位の神戸市が最も低い3,219万円でした。


下位をみると、広島市で唯一6%台となる6.26%の低値になり、平均価格が9,819万円で最高値になっています。利回りの低い15~20位の都市では、平均築年数が20年未満と築浅傾向が強く、平均価格も高めになっていることがうかがわれました。


・一棟マンションの利回りと平均価格

1位 北九州市:9.71%、1億5,346万円

2位 大阪市:9.20%、1億652万円

3位 新潟市:9.15%、1億6,049万円

4位 岡山市:8.93%、1億4,358万円

5位 静岡市:8.85%、1億6,480万円

6位 熊本市:8.68%、1億788万円

7位 浜松市:8.58%、1億5,486万円

8位 堺市:8.50%、1億1,932万円

8位 札幌市:8.50%、1億3,422万円

10位 千葉市:8.31%、1億3,541万円

【下位5位】

16位 さいたま市:7.29%、1億9,567万円

17位 広島市:7.14%、2億1,724万円

18位 横浜市:6.93%、1億7,643万円

19位 福岡市:6.88%、1億6,252万円

20位 川崎市:6.41%、2億3,638万円


一棟マンションは新規登録件数が10,025件で、利回りのトップは北九州市の9.71%でした。2015年下半期には利回り10%台以上を記録した都市が4つありましたが、2016年下半期で熊本市のみとなり、それ以降は全都市が9%台以下で推移しています。長期的にみて、表面利回りの低下傾向が続いているといえるでしょう。


平均価格は12位の神戸市のみが1億円を割り込んだ9,957万円でした。下位の広島市と川崎市では2億円を突破し、川崎市が平均最高額の2億3,638万円になっています。18位の横浜市は長く7%台をキープしてきていましたが、今回築年数が浅くなったこともあり、6%台に低下しています。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家(けんびや)」)



▼外部リンク


健美家株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)

https://www.kenbiya.com/img/press/pre2018-01-30.pdf

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