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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】都心5区のオフィスビル、空室率が11カ月連続で低下

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


三幸エステートが最新のオフィスマーケットレポートを公開

三幸エステート株式会社は18日、「オフィスマーケット調査月報・オフィスマーケットレポート」の最新資料を公開しました。東京都心5区をはじめ、全国6大都市の大規模ビルに関するマーケットデータをみることができます。


東京都心5区における調査は、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区にある、1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビルが対象です。統計開始日は1994年1月1日で、今回の調査結果は2017年12月末時点のものになります。なお、調査項目の定義は以下のようになっています。


・定義

現空面積:現在テナントが入居しておらず、契約後すぐに入居できる面積の合計

募集面積:各統計日において公開されているテナント募集中物件の面積合計


・都心5区大規模ビルの空室動向

空室率:1.39%(前月比-0.18ポイント)

現空面積:76,621坪(前月比-10,316坪)


東京都心5区の2017年12月末時点における空室率は1.39%で、前月よりさらに低下、11カ月連続のマイナスとなりました。1%台前半というきわめて低い水準を記録するのは、2008年1月以来のことです。景気の回復拡大や雇用増加を背景に、オフィス需要は底堅く、2018年に竣工予定のビルでもテナント誘致が順調に進んでいると報告されました。


現空面積も2008年2月以来の7万坪台となり、需給バランスがさらに引き締まって市場の品薄感が高まっています。


賃料がわずかに下落、天井感もあるが貸手優位市況は継続の見通し

・都心5区大規模ビルの募集動向

募集賃料:坪あたり27,724円(前月比-61円)

募集面積:284,015坪(前月比+9,074坪)


2017年12月度の都心5区における大規模ビル募集賃料は、共益費込みで坪あたり27,724円となり、前月に比較するとわずかに下落しました。しかし、27,000円台前半の横ばい傾向を続けていた動きから、27,000円台後半へと大きく上昇した前月と同様の水準をキープしており、中長期的には緩やかな上昇傾向が続いているといえます。


2013年2月を底に上昇を続けてきた賃料は、上昇幅が緩やかとなり天井感が生じてきているものの、借り手側における貸手優位の市況認識も浸透してきていることから、品薄感と相まって賃料上昇の余地も広がってきていると指摘されました。募集面積は前月よりやや増加し、28万坪台となっています。


・6大都市大規模ビルの空室率

東京23区:1.5%(前月比-0.2ポイント)

札幌市:1.5%(前月比横ばい)

仙台市:5.4%(前月比-0.6ポイント)

名古屋市:3.3%(前月比-0.5ポイント)

大阪市:2.3%(前月比+0.1ポイント)

福岡市:1.4%(前月比-0.1ポイント)


全国6大都市の空室率をみると、東京23区、札幌市、福岡市が1%台でとくに低い水準となっています。大阪市で前月よりわずかに上昇したほか、札幌市で増減なしの横ばいになったものの、それ以外の地域では空室率が低下、全体に底堅いオフィスニーズが確認されました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は三幸エステート「オフィスマーケット2018年1月号 東京都心5区大規模ビル」公開資料より)



▼外部リンク


三幸エステート株式会社 「オフィスマーケット2018年1月号 東京都心5区大規模ビル」公開資料

http://www.sanko-e.co.jp/download_file/view/8836/2118


三幸エステート株式会社 データ提供ページ

http://www.sanko-e.co.jp/data/report/201801

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