お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年の大型リフォーム平均額は約610万円

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


リクルート住まいカンパニーがリフォーム実施動向のトレンド調査結果を公開

株式会社リクルート住まいカンパニーは16日、2017年の「大型リフォーム実施者調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。消費者のリフォーム選択における意識や行動の最新動向をみることができます。


調査対象は、首都圏・東海圏・関西圏に居住する20歳以上の男女で、300万円以上のリフォームを3年以内に実施した人で、株式会社マクロミルによるインターネットリサーチ方式で調査、スクリーニング調査を2017年7月26日~8月9日に、本調査を同年8月9日~8月11日に実施し、826件の有効回答を得ました。


・リフォーム費用動向

全体平均:610.4万円(前年比-39.5万円)

300~500万円未満:56.4%(前年比+4.4ポイント)

500~700万円未満:18.5%(前年比+0.5ポイント)

700~1,000万円未満:10.7%(前年比-1.6ポイント)

1,000万円以上:14.4%(前年比-3.3ポイント)


2017年のリフォーム費用は、全体平均で610.4万円となり、前年より40万円ほど低下しています。内訳をみると、500万円未満が増加し、1,000万円以上の高額案件が減少、2015年、2016年と17%台でしたが、15%を割り込んでいました。


・リフォームのきっかけ

【全体】

住宅設備が古くなった・壊れた:44.1%(前年比+1.2ポイント)

家が古くなった・老朽化した:42.5%(前年比+2.1ポイント)

設備の使い勝手に不備がある:27.1%(前年比-4.4ポイント)


【一戸建て】

家が古くなった・老朽化した:46.8%

住宅設備が古くなった・壊れた:43.3%

設備の使い勝手に不備がある:26.7%

外観の見栄えが悪くなった:18.9%

建て替えをするより費用が少ない:17.0%

老後に備えたい:16.8%


【マンション】

住宅設備が古くなった・壊れた:46.8%

設備の使い勝手に不備がある:28.6%

家が古くなった・老朽化した:23.4%

間取りに不備がある:20.8%

好みのインテリア・デザインに変えたい:18.8%

収納スペースの確保:18.2%

老後に備えたい:16.2%


リフォームのきっかけを尋ねた結果では、全体の場合、ここ3年に大きな変化はみられず、住宅設備の老朽化がトップで、2位は家の老朽化、3位が使い勝手の不備となっています。


戸建とマンションの比較を行うと、戸建リフォームの場合、家の老朽化や外観の古さが気になったことがきっかけになる傾向が強い一方、マンションリフォームでは、設備故障・老朽化も多いものの、使い勝手の改善や内装の刷新希望など、より快適で好みの空間にしたいと考えたことがきっかけになりやすい傾向がうかがわれました。


・リフォーム時の重視点

【全体】

家事がしやすい:21.4%(前年比-2.2ポイント)

最新機能のついた設備を設置したい:20.0%(前年比+0.7ポイント)

省エネルギー性の向上:16.7%(前年比-1.3ポイント)


【一戸建て】

家事がしやすい:18.9%

最新機能のついた設備を設置したい:18.6%

省エネルギー性の向上:17.3%

断熱法の向上:16.7%

耐震性の向上:13.9%


【マンション】

家事がしやすい:31.2%

デザインや質感が気に入っている設備や素材を取り入れたい:27.3%

収納スペースが充実している:26.6%

最新機能のついた設備を設置したい:26.0%

広々とした空間にしたい:23.4%

好みのインテリアデザインにしたい:20.1%


リフォームを検討する際に重視した項目では、全体の場合、かなり回答が割れているものの、前年からトップ3に変化はなく家事のしやすさや最新設備、省エネ性能が意識されていました。


一戸建てとマンションで比較すると、いずれも家事のしやすさがトップとなったものの、戸建リフォームでは、設備の機能性向上のほか、住宅性能の向上を重視する傾向があるのに対し、マンションリフォームでは、よりデザインや空間作りが重視されています。


中古の入居前リフォーム動機は「自分好みの家にしたかったから」がトップ

・リフォーム実施箇所

浴室:56.7%(前年比+1.1ポイント)

トイレ:54.7%(前年比-3.5ポイント)

洗面室:53.4%(前年比-0.2ポイント)

キッチン:52.7%(前年比-5.7ポイント)

外壁:42.7%(前年比+0.5ポイント)

リビング:41.0%(前年比-3.8ポイント)


リフォームを実際に行った部分を尋ねた結果では、前年に1位だった「キッチン」が4位と順位を下げたものの、全体的な傾向では、痛みが気になりやすい水まわりが上位を占め、例年と同じ結果となっています。


・リフォーム住宅の入手経路

中古で購入:20.2%

その他:79.8%


・リフォームタイミング

中古物件購入後入居前に実施:55.1%

中古物件購入後居住後に実施:44.9%


リフォームを行った住宅の入手方法では、約2割が中古で購入したものと回答、中古住宅のリフォーム実施者となっていました。この回答者を対象に、リフォームしたタイミングを尋ねたところ、入居前が55.1%、入居後、ある程度の居住期間を経てから不満・不便点の解消のため実施した人が44.9%でした。


・入居前のリフォーム理由

自分好みの家にしたかったから(デザイン):35.9%(前年比-1.2ポイント)

住みたい物件にリフォームが必要だったから:34.8%(前年比-6.4ポイント)

新築より費用を抑えたかったから:27.2%(前年比+5.6ポイント)

自分好みの家にしたかったから(間取り):26.1%(前年比-2.8ポイント)

同じ費用で広い家に住めるから:15.2%(前年比-8.5ポイント)


中古物件を購入後、入居前にリフォームを実施した人の理由では、デザイン面について、「自分好みの家にしたかったから」がトップとなり、次いで「住みたい物件にリフォームが必要だったから」、「費用を抑えたかったから」などとなっています。前年比では、費用面の理由がやや増加しました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


株式会社リクルート住まいカンパニー プレスリリース

https://www.recruit-sumai.co.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21