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国土交通省が木造3階建て住宅などの建築確認統計を公開
国土交通省は12月28日、2017年7月~9月分の「木造3階建て住宅及び丸太組工法建築物の建築確認統計」データを公開しました。この統計は、該当する建築物の最新動態を把握することを目的に、同省が特定行政庁などに対し、建築確認申請の有無を調査してまとめているものです。
・木造3階建て以上の戸建て等住宅棟数
2017年7月:2,305棟(前年同月比+6.9%)
2017年8月:2,276棟(前年同月比+8.1%)
2017年9月:2,318棟(前年同月比-0.3%)
木造3階建て以上の戸建て等住宅は、2017年7月~9月まで、いずれも月あたり2,300棟前後で推移しています。前年同月と比較すると、9月はわずかにマイナスのほぼ横ばいでしたが、7月は6.9%増、8月は8.1%の増加となっていました。
・木造3階建て以上の共同住宅棟数
2017年7月:270棟(前年同月比+23.9%)
2017年8月:292棟(前年同月比+30.9%)
2017年9月:313棟(前年同月比+41.6%)
木造3階建て以上の共同住宅をみると、7月はやや少なめの270棟でしたが、8月、9月には300棟前後の建築が確認されています。前年同月比では全ての月で2桁増となり、7月から9月にかけて増加ペースも上昇、9月は41.6%の増加と大幅なプラスになりました。
全体比率でも木造3階建て超の共同住宅は上昇傾向
・丸太組工法建築物の棟数
2017年7月:39棟(前年同月比-23.5%)
2017年8月:48棟(前年同月比+4.3%)
2017年9月:42棟(前年同月比-2.3%)
丸太組工法による建築物の棟数は、7月が40棟を割り込み、前年同月比で23.5%の減少となる大幅マイナスになったものの、8月には48棟で4.3%のプラスへと転じました。その後9月には再びやや減少し、前年同月比で2.3%のマイナスになっています。
全住宅着工戸数に対する比率の推移を分析した結果では、木造3階建て以上の戸建て等住宅が、月別にみた短期的推移で、2017年6月に約5.6%と一時的に高まったものの、2016年7月~2017年9月の期間、ほぼ4%超で横ばいになっています。年度別の長期的推移でも、ここ10年はおよそ4%台後半~5%前後で安定した動きになっていました。
これに対し、木造3階建て以上の共同住宅では、月別の短期的推移が3~7%とやや幅のある推移で、2017年4月に約3.2%となったのを底に上昇してきており、直近では5~6%の間となっています。年度別の長期的推移では、2001年度から一貫して上昇基調にあり、2013年度からは上昇ペースも加速、2001年度に0.1%程度であったところから、2016年度では約5.3%にまで高まっていることが分かりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は報道発表資料添付公開データより)
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000770.html
報道発表資料添付 参考推移データ
http://www.mlit.go.jp/common/001216341.pdf
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