お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】未婚女性の住宅購入、「家賃を払い続けるのがもったいない」がトップ

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


カーディフ生命が未婚男女の住宅購入意識調査を実施

カーディフ生命保険会社は21日、住宅購入経験のある全国の未婚男女を対象とした「住宅購入に関する意識調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。今回はとくに、女性の社会進出が進みライフスタイルの選択が多様化してきていることを受け、女性の住宅購入における意識や行動把握に重点が置かれています。


調査は2017年10月17日~25日に、株式会社インテージの協力を得て、インターネット調査方式により実施、20~59歳の結婚経験がなく、住宅購入経験がある男女、2,196人から回答を得ました。男女の内訳は、女性が1,058人、男性が1,138人となっています。


・住宅購入の理由

家賃を払い続けるのがもったいない:女性39.2%、男性28.3%

老後の安心のため:女性36.5%、男性19.9%

マイホームを持ちたかった:女性36.4%、男性40.0%

資産として残る:女性28.3%、男性26.3%

将来的に家族を持ちたいと考えたから:女性1.7%、男性9.6%


住宅の購入理由では、女性の場合「家賃を払い続けるのがもったいない」からがトップで約4割を占め、次いで「老後の安心」のためと「マイホームを持ちたかった」からがほぼ同率の2位、3位にランクインしました。一方男性では、「マイホームを持ちたかった」が最多で他を引き離しており、女性に比べると10ポイント以上低いものの、2位に「家賃を払い続けるのがもったいない」が続く結果になっています。


「老後の安心」を挙げたのは、女性に多く男性の回答率の約2倍で、逆に男性では「将来的に家族を持ちたい」から住宅を購入したという人が比較的多く、1割程度存在したのに対し、女性の同回答者は1.7%とごく低い割合にとどまっていました。


・購入住宅の間取り

【女性】

ワンルーム・1K:3.4%

1LDK:18.9%

2LDK:35.0%

3LDK:32.8%

4LDK:6.8%

その他:3.1%


【男性】

ワンルーム・1K:3.1%

1LDK:8.1%

2LDK:22.0%

3LDK:41.6%

4LDK:22.0%

その他:3.2%


購入住宅の間取りをみると、女性の場合、2LDKが最多で3LDKが拮抗、男性では3LDKが最も多く、次に2LDKと4LDKが同率で続く結果になっています。ワンルーム~2LDKの割合は、女性で57.3%と過半数を占めたのに対し、男性では33.2%でした。3LDK以上が女性の場合42.7%、男性は66.8%となっています。


・住宅購入時点での年収総額

【女性】

400万円未満:32.3%

400~600万円未満:34.8%

600~800万円未満:16.5%

800万円以上:16.4%


【男性】

400万円未満:24.5%

400~600万円未満:35.1%

600~800万円未満:19.0%

800万円以上:21.4%


住宅購入時点での年収総額を尋ねると、女性の場合400万円未満の人も32.3%と多く、男性よりも収入が低い時点で購入に踏み切る傾向がありました。男性の方が各属性項目に比較的満遍なく分散しているようです。


・金利や税制で買い時と判断し購入

【女性】

過去2年以上:11.1%

過去2年未満:26.4%


【男性】

過去2年以上:12.0%

過去2年未満:20.2%


マイナス金利が導入された2016~2017年に住宅を購入した人では、金利や税制などが有利で買い時と感じたことを理由とする人が男女ともに増えていましたが、伸びはとくに女性で大きく、男性より5ポイント以上高い26.4%となっていました。


ローン不安は抱えつつも女性は住宅購入でよりアクティブに

・住宅購入後の変化

ずっと住み続けられるという安心感:女性80.5%、男性71.4%

家で過ごす時間の増加:女性64.7%、男性58.8%

家具・インテリアへのこだわり:女性62.3%、男性41.2%

趣味の楽しみが増加:女性54.3%、男性54.7%

自宅に友人や家族を招待:女性40.0%、男性27.2%


マイホームを取得した後の気持ちや行動における変化を問うた設問では、男女ともに「ずっと住み続けられるという安心感が得られた」が最多となりました。一方、男女で差が開いたのは、「家具・インテリアにこだわるようになった」や「自宅に友人や家族を招くようになった」で、いずれも女性の方が2桁以上高いポイントになっています。男性よりも女性の方が、住宅購入をきっかけに、よりアクティブな暮らしとなる傾向が見受けられました。


・住宅ローン返済への不安

【女性】

とても感じた:10.5%

感じた:16.6%

やや感じた:35.7%

あまり感じなかった:26.5%

感じなかった:5.9%

全く感じなかった:4.8%


【男性】

とても感じた:8.7%

感じた:16.1%

やや感じた:37.0%

あまり感じなかった:24.8%

感じなかった:7.2%

全く感じなかった:6.2%


住宅ローンを組む際の不安度を調べた結果では、「やや感じた」以上の、いくらかでも不安を感じた人の割合は、女性で62.8%、男性で61.8%とどちらも6割を超えています。「感じなかった」、「全く感じなかった」はいずれも1桁台で、住宅ローン返済への不安は、広く抱かれていることが分かりました。


・住宅ローンの不安理由

病気やケガによる収入減:女性62.8%、男性60.2%

急な出費:女性46.1%、男性36.2%

失業:女性37.0%、男性35.3%

リストラや配置転換などによる収入減:女性35.2%、男性40.2%

勤め先の倒産:女性18.3%、男性21.4%

親の介護による負担増:女性12.2%、男性7.9%


ローン返済における不安理由では、男女ともに「病気やケガによる収入の減少」が1位で、6割以上となっています。「リストラや配置転換などによる収入の減少」と「勤め先の倒産」は男性が女性を上回りましたが、「急な出費の発生」や「親の介護」では女性の方がかなり高い回答率を記録しました。


・購入前や購入時にやっておけばよかったこと

団信特約付与:女性23.6%、男性23.6%

より多くの住宅ローン比較:女性10.7%、男性9.4%

税制などに関する金融知識:女性10.2%、男性8.1%

資産価値に関する検討:女性7.7%、男性7.6%

立地条件の検討:女性7.2%、男性7.2%


購入前や購入時にやっておけばよかったと思うことでは、男女とも「団信特約を付けておけばよかった」とする回答が最多で、23.6%にのぼっています。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


カーディフ生命保険会社 プレスリリース

http://media.bnpparibascardif.com/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21