お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年11月の首都圏中古M、成約件数が2.7%減少

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


東日本レインズが月例マーケットウオッチを公開

公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は11日、2017年11月の「月例マーケットウオッチ」を公開、首都圏と札幌市、仙台市における11月度の不動産流通市場動向のレポートを発表しました。


・首都圏中古マンション成約動向

成約件数:2,904件(前年同月比-2.7%)

平米単価:50.20万円(前年同月比+1.0%)

価格:3,203万円(前年同月比+0.9%)

専有面積:63.79平方メートル(前年同月比-0.1%)

築後年数:21.21年


2017年11月の首都圏(1都3県)における成約物件件数は2,904件で、前年同月より2.7%減少、前回に引き続きマイナスとなりました。一方、平米単価や価格は上昇し、いずれも2013年1月から59カ月連続で前年同月を上回る値になっています。専有面積はわずかに縮小され、63.79平方メートルでした。


・首都圏中古マンション在庫状況

新規登録件数:16,350件(前月比-6.0%、前年同月比+3.3%)

在庫件数:44,994件(前月比+0.8%、前年同月比+3.9%)

新規登録平米単価:55.20万円(前月比-1.4%、前年同月比-0.6%)

在庫平米単価:56.91万円(前月比+0.1%、前年同月比-0.4%)


11月の中古マンション新規登録は16,350件で、前年同月は上回ったものの、前月よりは少なめとなりました。在庫件数は前月比・前年同月比ともプラスで増加しています。新規登録物件の平米単価は、ほぼ横ばいながら3カ月ぶりに前年同月を下回る下落となり、前月比でも下落になっています。在庫平米単価もほぼ横ばいですが、前年同月比でわずかに下落へと転じ、48カ月ぶりのマイナスとなりました。


・地域別中古マンション成約動向

【東京都区部】

成約件数:1,219件(前年同月比-3.8%)

成約平米単価:74.23万円(前年同月比+3.1%)


【多摩】

成約件数:293件(前年同月比+2.4%)

成約平米単価:38.47万円(前年同月比-3.1%)


【横浜・川崎市】

成約件数:499件(前年同月比-7.1%)

成約平米単価:45.41万円(前年同月比+1.0%)


【神奈川県他】

成約件数:201件(前年同月比+6.9%)

成約平米単価:30.43万円(前年同月比-0.5%)


【埼玉県】

成約件数:314件(前年同月比-9.2%)

成約平米単価:29.40万円(前年同月比+0.9%)


【千葉県】

成約件数:378件(前年同月比+4.7%)

成約平米単価:26.69万円(前年同月比-0.3%)


地域別の動向をみると、成約件数で、埼玉県や横浜・川崎市に7~10%の比較的大きな減少が生じています。東京都区部も減少していますが、多摩は3カ月連続の増加、神奈川県他も6.9%の増加になっています。千葉県でも増加し、こちらは4カ月連続のプラスでした。


成約平米単価は、成約件数が前年同月を上回ったエリアでは下落、下回ったエリアでは上昇する傾向となり、上昇している東京都区部は62カ月連続のプラス、横浜・川崎市は18カ月連続のプラスとなるなど、上昇基調が継続されています。その結果、地域による差が開いてきている様子もうかがわれました。


中古戸建も価格は上昇し成約件数が減少

・首都圏中古戸建住宅成約動向

成約件数:979件(前年同月比-4.6%)

価格:3,168万円(前年同月比+5.0%)

土地面積:155.32平方メートル(前年同月比+8.1%)

建物面積:107.19平方メートル(前年同月比+3.3%)

築後年数:21.51年


2017年11月における首都圏の中古戸建住宅成約件数は979件で1,000件を割り込み、前年同月比4.6%の減少となりました。前月に続くマイナスです。一方、成約価格は上昇、3カ月連続のプラスとなりました。土地面積、建物面積も拡大しています。


・首都圏中古戸建住宅在庫状況

新規登録件数:5,173件(前月比-7.7%、前年同月比+3.7%)

在庫件数:18,897件(前月比+1.2%、前年同月比+4.9%)

新規登録価格:3,900万円(前月比+0.8%、前年同月比+6.8%)

在庫価格:3,974万円(前月比+0.5%、前年同月比+2.5%)


新規登録は5,173件で、前月に比べると減少しましたが、前年同月ではプラス、在庫件数では前月比・前年同月比ともプラスになり増加しています。新規登録物件の価格は上昇を続けており、3,900万円となりました。在庫価格も上昇し、21カ月連続の前年同月比プラスになっています。


・地域別中古戸建住宅成約動向

【東京都区部】

成約件数:173件(前年同月比-3.9%)

成約価格:5,527万円(前年同月比+2.4%)


【多摩】

成約件数:122件(前年同月比-19.7%)

成約価格:3,506万円(前年同月比+11.1%)


【横浜・川崎市】

成約件数:141件(前年同月比-5.4%)

成約価格:4,201万円(前年同月比+16.1%)


【神奈川県他】

成約件数:115件(前年同月比-21.8%)

成約価格:2,470万円(前年同月比-2.6%)


【埼玉県】

成約件数:202件(前年同月比-0.5%)

成約価格:1,954万円(前年同月比-4.5%)


【千葉県】

成約件数:226件(前年同月比+15.9%)

成約価格:1,978万円(前年同月比+21.9%)


地域別の中古戸建成約動向をみると、成約件数は全体に低調で、15.9%という2桁増を記録した千葉県を除き、いずれも前年同月でマイナスになっています。とくに多摩と神奈川県他では、それぞれ19.7%、21.8%と大幅な減少になりました。


価格は神奈川県他が3カ月ぶりに前年同月比マイナスへと転じたほか、埼玉県で下落傾向がみられたものの、全体としては上昇が目立ち、千葉県の21.9%を筆頭に、横浜・川崎市で16.1%、多摩で11.1%といずれも前年同月比2桁増のプラスとなりました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は東日本レインズ「月例マーケットウオッチ 2017年11月度」公開資料より)



▼外部リンク


公益財団法人東日本不動産流通機構 「月例マーケットウオッチ 2017年11月度」公開資料

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201711_summary.pdf


関連記事

  • 不動産投資

    中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット

    人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。

    2024.04.03
  • 不動産投資

    入居が決まらない理由は「メンテナンス」にある?|不動産投資

    あなたの物件がなぜ選ばれないのか、その秘密を解き明かします。共用部のメンテナンス不足が与える影響、改善策から差別化戦略まで、魅力的な物件へと生まれ変わる方法を紹介します。

    2024.02.29
  • 不動産投資

    不動産管理会社のプロが教える価値を上げるメンテナンスとは?|不動産投資

    不動産価値を高める秘訣とは?国交省の調査から見えた、長期修繕計画の重要性とオーナーの現状を解明。賃貸経営を成功に導くプロのメンテナンス術を解説いたします。

    2024.02.19
  • 不動産投資

    【不動産投資】物件価値を上げるためのメンテナンスで必要な項目を解説

    物件メンテナンスは賃貸経営の成功に不可欠で、物件の不具合における迅速な対応が入居者の退去を防ぎます。適切なメンテナンスは物件価値を高め、質の良い入居者を引きつけ、安定した経営を実現します。

    2024.02.15