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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】マンションオーナー、約8割が「AI推定価格」に関心

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


大京穴吹不動産が初の“AI推定価格”に関する意識調査を実施

大京グループにおいて不動産流通事業を手がける株式会社大京穴吹不動産は13日、分譲マンションオーナーを対象とする「AI推定価格に関する意識調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。


「AI推定価格」は、各地域の特性や経済指標、最新の不動産市場データなどを含む売買履歴情報や賃貸情報などのビッグデータを、AI(人工知能)が日々学習し、既存マンション物件について、市場価格をリアルタイムに推計算出するもので、昨今、新たな仲介業界におけるサービスとして、その情報提供が開始されるようになってきています。


今回の調査は、そうした社会変化を受けて初実施されたもので、2017年7月19日~8月6日、2017年10月19日~11月5日の2回にわたって実施、千代田区・中央区・文京区・港区・渋谷区・新宿区・目黒区・品川区・大田区・江東区の10区に分譲マンションを所有するオーナー約112,500人を対象としたアンケートとして行われました。その結果、男性380人、女性170人の合計550人による有効回答を得ています。


・「AI推定価格」サービスの認知度

よく知っている:5%

知っている:19%

どちらとも言えない:11%

知らない:44%

全く知らない:21%


まず「AI推定価格」のサービスについて、どの程度知られているかを調べた結果、「よく知っている」と「知っている」の合計で24%と、約4人に1人は認知していることが分かりました。しかし「知らない」、「全く知らない」人が合計で65%と、新しいサービスであるため、まだかなり多い状況でもあります。


・サービスの利用経験

あり:16%

なし:84%


「AI推定価格」サービスを認知していた人に、利用経験を尋ねたところ、16%の人がすでに利用したことがあると回答しました。一方でやはり大半は未経験で、本格的な普及はまだ先になるとみられます。


迅速・容易に把握できるメリットから継続的に利用したい意向が強め

・「AI推定価格」オンライン公開サービスの必要度

とても思う:23%

思う:48%

どちらとも言えない:25%

あまり思わない:3%

全く思わない:1%


・必要理由

迅速かつ容易に価格を把握したい:72.9%

透明性の高い売買につながる:69.1%

売買のタイミングが自ら計れる:58.1%


・不要理由

AI推定価格と実取引価格には差があると思う:52.4%

その他:23.8%

AI推定価格に信憑性がない:19.0%

売却や賃貸に関心がない:9.5%


今後の「AI推定価格」情報について、インターネット上で公開するようなサービスが必要だと思うか尋ねたところ、「そう思う」人が約半数を占め、「とても思う」との合計では71%が必要と考えているという結果になりました。「あまり思わない」、「全く思わない」人は合計しても4%とごく少数になっています。


必要と考える理由では、「迅速かつ容易に価格を把握したいから」がトップで、「透明性の高い売買につながる」、「売買のタイミングが自ら計れる」といった回答も多くなっていました。その他では、営業的な感覚の査定より信用性が高いといった声や、資産価値を常に把握したい、AIによる効率化で不動産手数料が下がることに期待するといった声がみられています。


逆に、不要と考える理由では、「AI推定価格と実際の取引価格に差があると思うから」が最多の52.4%で、それ以外の理由を大きく引き離しました。信憑性に疑念を持つ人も約2割あります。また、売買に無関係な人々にも価格が安易に知られることへの懸念や、利用データが適切か判断しづらい、情報漏洩のリスクなどから不要とする声も寄せられました。


・「AI推定価格」の継続利用意向

とても思う:24%

思う:55%

どちらとも言えない:16%

あまり思わない:4%

全く思わない:1%


・知りたい頻度

毎週:1%

毎月:29%

半年ごと:47%

1年ごと:22%

その他:1%


「AI推定価格」について、今後継続して利用したいか尋ねると、「そう思う」人が過半数の55%を占め、「とても思う」も24%にのぼったことから、これらを合計した79%、約8割に継続利用意向があることが分かりました。


情報として知りたい頻度では、「毎週」といった回答もわずかにみられますが、最多は「半年ごと」の47%で、次いで「毎月」の29%、「1年ごと」の22%などとなっています。


・専用サイトの定期利用意向

とても思う:17%

思う:52%

どちらとも言えない:24%

あまり思わない:6%

全く思わない:1%


・サイトの希望利用頻度

毎週:5%

毎月:45%

半年ごと:39%

1年ごと:10%

その他:1%


「AI推定価格」の専用サイトがあった場合、定期的に利用したいと思うかどうか尋ねた結果では、やはり「(利用したいと)思う」人が最多で過半数の52%となり、「とても思う」とした人とあわせた69%が定期的に使いたいと回答しています。


また定期的に利用したい人に、サイトの希望利用頻度を問うと、「毎月」が最多の45%で、次いで「半年ごと」の39%となりました。「毎週」の回答者も5%あり、先の情報として知りたい頻度の問いに比べ、専用サイトが設けられた場合の利用頻度はやや上がる傾向にあることがうかがわれました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)



▼外部リンク


株式会社大京穴吹不動産 プレスリリース

http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20171213.pdf

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