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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】都心5区オフィスビル、空室率10カ月連続低下で賃料もアップ

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


三幸エステートが最新のオフィスマーケットレポートを公開

三幸エステート株式会社は13日、2017年11月分の東京都心5区および東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡の全国6大都市における大規模オフィスビルのマーケットデータを公開しました。12月号のレポートとして、各データを閲覧することができます。


・調査定義

東京都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区

大規模ビル:1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル

現空面積:現在テナントが入居しておらず、契約後すぐに入居可能な面積の合計

募集面積:統計日時点で公開されているテナント募集中面積の合計


・都心5区大規模ビルの空室率と現空面積

空室率:1.57%(前月比-0.01ポイント)

現空面積:86,937坪(前月比-369坪)


上記の調査定義に基づいて算出された、2017年11月の都心5区における大規模ビルの空室率は1.57%で、前月よりもわずかながら低下、10カ月連続で改善しました。すでに1%半ば台という低い値ながら、なお低下を続けており、品薄感も強まっています。背景には、雇用拡大に伴うオフィスニーズの顕在化があるとされました。現空面積も8万坪台の低水準を前月より継続しており、さらに減少するなど、貸手優位な市況になっています。


賃料が大きく上昇し27,000円台後半に突入

・都心5区大規模ビルの募集賃料と募集面積

募集賃料:坪あたり27,785円(前月比+382円)

募集面積:274,941坪(前月比+5,336坪)


2017年11月の都心5区大規模オフィスビルの募集賃料は、共益費込みで坪あたり27,785円となり、前月より坪あたりで382円の上昇、率にして1.4%のプラスになりました。その上昇率の大きさは今年1月以来のものとなっています。27,000円台前半の緩やかな上昇基調が続き、やや天井感も出てきていましたが、今月は大きく伸び、2009年以来の27,000円台後半になりました。好立地の築浅ビルを中心に、募集賃料の引き上げを行う向きが強まっており、市況改善となりました。


募集面積は前月より5,000坪ほど増加し、再び27万台となりました。2018年には大量供給が予定されていますが、建築中ビルの募集面積は低水準にとどまっています。既存ビルでは、まとまった面積を確保することが難しくなっており、大口需要を中心に建築中ビルへと、そのニーズが滲みだしていると報告されました。


・賃料動向

2013年9月以降のプラス推移から2016年12月にマイナスへ

下落局面移行が予想されるも2017年1月以降は再びプラスに


対前年同月比でみる募集賃料の動向は、2013年9月から一貫したプラス推移をみせた後、2016年12月にマイナスへと転じました。通常のマーケットサイクルならば、そのまま下落局面になると予測されましたが、今回は今年1月から再びプラス推移となっています。


これは需給バランスの強い引き締まりを背景に、貸手優位の市況が広がったことが原因とみられ、底堅いニーズのもと、再び上昇局面に入ったと考えられました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は三幸エステート「Office Market 2017年12月号 東京都心5区大規模ビル」公開資料より)



▼外部リンク


三幸エステート株式会社 「オフィスマーケット 2017年12月号 東京都心5区大規模ビル」公開資料

http://www.sanko-e.co.jp/download_file/view/8723/2092


三幸エステート株式会社 「オフィスマーケットレポート」資料提供ページ

http://www.sanko-e.co.jp/data/report/201712

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