不動産投資
賃貸併用住宅のメリットとデメリット
本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
2024.11.14不動産投資
2018.05.31
満室の窓口
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住環境研究所が“実現したい暮らし”に関する調査を実施
積水化学工業株式会社 住宅カンパニーの調査研究機関である株式会社住環境研究所は11月29日、「実現したい暮らしニーズ」調査として、もう1度建てるならどんな住まいがよいかを尋ねるアンケートを実施、その結果をとりまとめて公開しました。
今回の調査は、2階建てと3階建てが混在する住宅市場における一般生活者の潜在的住まいニーズを探ることを目的としており、2005年~2017年に2階建て、もしくは3階建てを建築した20~69歳の単身者を除く全国の単世帯家族(北海道・沖縄を除く)を対象に実施されました。
敷地面積は80~180平米未満で、建築地周辺に3階建てがある、または3階建て建築が可能な土地に住宅を建築したケースと限定し、2017年8月にWebアンケート方式で調査、2階建て建築者1,000件、3階建て建築者200件の計1,200件を有効回答として得ています。
・建設計画時の検討状況
【2階建て建築者】
1階建て:3.3%
2階建て:81.8%
3階建て:15.2%
4階建て以上:0.0%
【3階建て建築者】
1階建て:0.8%
2階建て:29.8%
3階建て:66.1%
4階建て以上:4.3%
・もう1度建てる場合の願望状況
【2階建て建築者】
1階建て:9.2%
2階建て:73.1%
3階建て:29.2%
4階建て以上:1.8%
【3階建て建築者】
1階建て:3.3%
2階建て:20.2%
3階建て:70.2%
4階建て以上:18.5%
実際に2階建てを建築した人が、建設計画時に検討していたのは、「2階建て」が圧倒的で8割超を占めていますが、「3階建て」を検討した人も15.2%ありました。そこでもう1度建てるなら検討したい階数を聞くと、「2階建て」は減少し、「1階建て」も増えましたが、とくに「3階建て」が増加、約2倍の29.2%と3割近くになりました。
3階建てを建築した人では、建設計画時に「2階建て」の検討をした人が29.8%、「3階建て」を検討した人が66.1%でしたが、もう1度建てる場合の希望階数では、やはり「2階建て」が減少、「3階建て」がさらに増加して7割を超えたほか、「4階建て以上」とした人も18.5%にのぼっています。
・3階建て希望者の内訳
【居住地域別】
東海圏:32.3%(3階建て建築者・15.8%)
首都圏:31.9%(同・21.8%)
近畿圏:22.1%(同・20.1%)
その他地域:29.3%(同8.0%)
【敷地面積別】
80~100平米未満:28.8%(3階建て建築者・20.1%)
100~140平米未満:31.3%(同・17.4%)
140平米以上:27.3%(同・10.5%)
【世帯主年齢別】
40歳未満:27.1%(3階建て建築者・16.0%)
40歳以上50歳未満:30.3%(同・13.1%)
50歳以上60歳未満:30.3%(同・18.1%)
60歳以上:27.1%(同・15.6%)
もう1度建てるなら3階建てとした人の内訳ですが、居住地域別では、やや近畿圏が低かったものの、東海圏、首都圏は3割強、地方のその他地域も約3割と、大都市圏のみならず全国的に潜在ニーズがあることが確認されました。
敷地面積別では、100~140平米未満のクラスが3割超えでやや高いものの、ほぼ土地の広さに関係なく希望者がみられます。世帯主年齢別でも大きな差はなく、3階建てニーズは居住地域や土地の広さ、年齢などとあまり関係せず拡大していることが明らかとなっています。
浸水被害を意識したニーズの高まりも
・入居後の満足度(2階建て建築者/3階建て建築者)
住み心地:6.6ポイント/6.6ポイント
外観デザイン:6.5ポイント/6.9ポイント
明るさ・日当たり:5.8ポイント/6.3ポイント
動線:5.7ポイント/5.6ポイント
安全性:5.4ポイント/5.8ポイント
住まいの広さ:5.2ポイント/6.0ポイント
プライバシー確保:4.5ポイント/5.7ポイント
収納スペース:3.9ポイント/5.0ポイント
外構計画:3.9ポイント/5.5ポイント
住まいからの眺め:3.7ポイント/5.2ポイント
費用:3.6ポイント/3.5ポイント
総合満足度:7.0ポイント/7.4ポイント
回答者にそれぞれ入居後の満足度を+15~-15点で評価してもらい、7段階の加重平均値をとったところ、住まいの総合満足度は3階建て建築者の方が0.4ポイント高い結果となりました。
項目別では、2階建て建築者の満足度が上回ったのは「動線」と「費用」の各0.1ポイントで、「住み心地」は同値、その他はすべて3階建て建築者の方が高い点数となっています。とくに大きな差がみられたのは「プライバシー確保」と「収納スペース」、「外構計画」、「住まいからの眺め」で、これらの点がとくに3階建て住宅の長所と考えられます。
・3階建て願望ありの2階建て建築者が実現したい暮らし
水害に備えた暮らし:50.1%
エレベーターのある暮らし:47.2%
大型バルコニーのある暮らし:43.3%
上階の暮らし:41.7%
住みながら貸す暮らし:40.0%
敷地を有効に使う暮らし:37.0%
プラスα空間の暮らし:36.6%
実際には2階建てを建築した人で、もう1度建てるなら3階建てを希望するとした人を対象に、どのような暮らしを実現したいか尋ねた結果では、「水害に備えた暮らし」が最多で半数を超えていました。近年の集中豪雨による洪水、河川氾濫による甚大な被害の発生など、水害被害の増加を見た経験が、3階建て願望の高まりには、背景としてあることがうかがえます。
・3階建て居住への不安
建築費用:71.1%
上下階の移動・高齢期の生活:65.0%
維持管理費:40.8%
耐震性:35.2%
隣家からの日照など近隣問題:33.5%
法律的に建てられるか:21.0%
光熱費:19.6%
外観・デザイン:14.4%
その他:0.3%
特になし:6.7%
2階建てに居住しており、次には3階建てを希望する人に、3階建て住宅で不安に思うことを挙げてもらうと、「建築費用」が最多の71.1%、次いで「上下階の移動・高齢期の生活」が65.0%の2位で、その他の項目を大きく引き離す2トップになりました。
住環境研究所によると、昨年度の調査で3階建ての困りごとである「上下移動と高齢期の不安」については、エレベーターの採用によって概ね解消されていたほか、エレベーター採用層の88.6%が「採用して良かった」と回答していたため、3階建ての満足度向上には、エレベーターの導入有無とその使い勝手が大きく影響する可能性があるとされています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社住環境研究所 プレスリリース
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