お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年10月の首都圏賃貸、アパートが増加もマンションは減少

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


アットホームが首都圏の居住用賃貸物件市場動向を発表

アットホーム株式会社は17日、全国不動産情報ネットワークに登録されている首都圏の2017年10月期における居住用賃貸物件の成約動向をまとめ、データ提供を開始しました。1都3県の成約数や成約賃料をみることができます。


・成約物件数

首都圏合計:17,728件(前年同月比+0.6%)

東京23区:8,094件(前年同月比+4.9%)

東京都下:1,646件(前年同月比+18.2%)

神奈川県:4,343件(前年同月比-7.5%)

埼玉県:1,736件(前年同月比-11.1%)

千葉県:1,909件(前年同月比+2.8%)


2017年10月の首都圏居住用賃貸物件成約数は、合計で17,728件と、前年同月比でわずかながら増加傾向を維持し、4カ月連続のプラスとなりました。地域別では、東京都下が18.2%増と好調だったのに対し、埼玉県は11.1%の減少となっています。東京23区と東京都下は5カ月連続のプラスである一方、埼玉県は7カ月連続のマイナスと、エリアによる格差がさらに広がってきている状況もうかがわれました。


・物件種別成約動向(前年同月比)

【首都圏】

マンション:-0.5%

アパート:3.3%

マンションシングル向き:1.5%

マンションカップル向き:-1.3%

マンションファミリー向き:-4.8%

マンション大型ファミリー向き:3.5%

アパートシングル向き:-1.5%

アパートカップル向き:9.2%

アパートファミリー向き:8.7%


【マンション新築】

首都圏合計:21.1%

東京23区:35.3%

東京都下:145.0%

神奈川県:-42.4%

埼玉県:8.9%

千葉県:-3.6%


【マンション中古】

首都圏合計:-2.1%

東京23区:1.7%

東京都下:6.3%

神奈川県:-10.3%

埼玉県:-14.4%

千葉県:5.1%


【アパート新築】

首都圏合計:3.3%

東京23区:-1.6%

東京都下:-2.0%

神奈川県:-7.6%

埼玉県:17.3%

千葉県:53.6%


【アパート中古】

首都圏合計:3.3%

東京23区:11.7%

東京都下:31.0%

神奈川県:-1.3%

埼玉県:-13.3%

千葉県:-4.0%


物件の種別でみると、首都圏全体ではアパートが5カ月連続の前年同月比プラスで好調だった一方、マンションはわずかにマイナスとなり、4カ月ぶりに減少へと転じました。新築・中古の内訳では、中古マンションの成約が減少しています。エリア別とあわせてみると、神奈川県が全項目で減少となり、新築マンションが42.4%の減少という大幅マイナスであったのを筆頭に、落ち込みが顕著な結果となりました。


なお、30平米未満をシングル向き、30~50平米未満をカップル向き、50~70平米未満をファミリー向き、70平米以上を大型ファミリー向きとすると、マンションではシングル向きが前年同月比で3カ月連続の増加になりましたが、カップル向きは2カ月連続で減少、ファミリー向きも再び減少になっています。アパートはシングル向きが5カ月ぶりにマイナスとなりましたが、カップル向き、ファミリー向きで5カ月連続の増加を記録しました。


賃料指数は全体で前月比上昇に

・1戸あたりの成約賃料

【マンション】

首都圏平均:9.08万円(前年同月比+2.7%)

東京23区:10.27万円(前年同月比+3.2%)

東京都下:7.90万円(前年同月比+5.1%)

神奈川県:7.79万円(前年同月比-1.9%)

埼玉県:6.97万円(前年同月比+0.9%)

千葉県:7.18万円(前年同月比+1.4%)


【アパート】

首都圏平均:6.50万円(前年同月比+2.5%)

東京23区:7.65万円(前年同月比+6.4%)

東京都下:6.43万円(前年同月比+1.7%)

神奈川県:6.22万円(前年同月比-2.5%)

埼玉県:5.52万円(前年同月比-0.2%)

千葉県:5.48万円(前年同月比+0.9%)


・首都圏賃料指数

マンション:96.3(前月比+3.0ポイント)

アパート:100.6(前月比+2.0ポイント)


2017年10月の1戸あたり成約賃料は、マンションが9.08万円で6カ月連続の上昇、アパートは6.50万円で5カ月連続の上昇となりました。2009年の値を100とした賃料指数でみても、マンション・アパートとも前月より上昇、アパートは100を超える値になりました。


地域別では、全般に好調だったものの、神奈川県がマンション、アパートの両方で前年同月より下落しています。アパートでは埼玉県もわずかに前年同月より下げました。


・新築/中古別成約賃料

【マンション新築】

首都圏平均:10.74万円(前年同月比+3.3%)

東京23区:11.62万円(前年同月比+3.4%)

東京都下:9.07万円(前年同月比-11.1%)

神奈川県:9.15万円(前年同月比+2.9%)

埼玉県:8.19万円(前年同月比-12.6%)

千葉県:8.82万円(前年同月比+7.7%)


【マンション中古】

首都圏平均:8.93万円(前年同月比+2.3%)

東京23区:10.13万円(前年同月比+2.8%)

東京都下:7.74万円(前年同月比+5.0%)

神奈川県:7.74万円(前年同月比-1.8%)

埼玉県:6.87万円(前年同月比+1.8%)

千葉県:7.12万円(前年同月比+1.1%)


【アパート新築】

首都圏平均:7.73万円(前年同月比-1.5%)

東京23区:9.06万円(前年同月比+13.7%)

東京都下:7.91万円(前年同月比-8.8%)

神奈川県:7.28万円(前年同月比-12.3%)

埼玉県:6.54万円(前年同月比+1.6%)

千葉県:6.58万円(前年同月比-0.3%)


【アパート中古】

首都圏平均:6.34万円(前年同月比+3.1%)

東京23区:7.46万円(前年同月比+5.5%)

東京都下:6.33万円(前年同月比+3.8%)

神奈川県:6.05万円(前年同月比-0.2%)

埼玉県:5.40万円(前年同月比-0.9%)

千葉県:5.35万円(前年同月比+0.2%)


新築・中古の別でみると、マンションは新築が5カ月連続で上昇、中古は6カ月連続で上昇しましたが、アパートは新築が5カ月ぶりに下落へと転じています。一方、中古アパートは10カ月連続の上昇でした。


地域別とあわせてみると、東京都下と埼玉県の新築マンションが前年同月比2桁マイナス、神奈川県の新築アパートが前年同月比2桁マイナスで、大幅な下落となりました。それに対し、東京23区の新築アパートは前年同月比13.7%で、2桁上昇になっています。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容:アットホーム調べ)



▼外部リンク


アットホーム株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)

http://athome-inc.jp/

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21