お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年9月の首都圏マンション、契約率が前月に続く6割台

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


不動産経済研究所が首都圏の最新マンション・建売市場動向を発表

株式会社不動産経済研究所は16日、2017年9月度の首都圏におけるマンション・建売市場動向を公開しました。東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県南部を対象とした調査で、毎月データの更新が行われています。


・首都圏マンション市場動向

発売戸数:2,978戸(前年同月比-13.0%、前月比+41.7%)

月間契約率:64.9%(前年同月比-7.1ポイント、前月比-3.3ポイント)

1戸あたりの価格:5,824万円(前年同月比+4.4%、前月比+0.5%)

平米単価:84.6万円(前年同月比+7.6%、前月比-2.9%)


2017年9月における発売戸数は、前月よりは大きく増加したものの、依然3,000には届かず、前年同月より2桁減の低調な状態が続きました。月間契約率は前年同月比、前月比ともマイナスの64.9%となり、7割を下回ったほか、前月よりもさらに低下する傾向となっています。


一方、価格は1戸あたりで前年同月から総額246万円の上昇、平米単価でも6.0万円の上昇を記録しました。ただし前月に比べると、総額ではわずかに上昇のほぼ横ばい、平米単価ではやや下落になっています。


・首都圏マンション販売状況

販売在庫数:6,081戸(前月末比-26戸)

フラット35登録物件:2,859戸

即日完売物件:4物件96戸


2017年9月末の首都圏マンション翌月繰越販売在庫数は、前月から26戸減った6,081戸となりました。前年同月末から比較しても39戸の減少になっています。今月におけるフラット35の登録物件は、全体の96.0%でした。また即日完売は全体の3.2%にあたる96戸となっています。2017年10月の発売戸数は、3,500戸が見込まれました。


・地域別マンション市場動向

【東京都区部】

発売戸数:1,167戸(前年同月比-8.3%)

月間契約率:65.9%

1戸あたりの価格:7,364万円(前年同月比+7.5%)

平米単価:110.2万円(前年同月比+11.8%)


【都下】

発売戸数:342戸(前年同月比-32.9%)

月間契約率:38.6%

1戸あたりの価格:5,132万円(前年同月比+11.8%)

平米単価:71.1万円(前年同月比+13.4%)


【神奈川県】

発売戸数:876戸(前年同月比-6.8%)

月間契約率:70.9%

1戸あたりの価格:5,002万円(前年同月比-8.2%)

平米単価:71.9万円(前年同月比-5.5%)


【埼玉県】

発売戸数:343戸(前年同月比-17.5%)

月間契約率:58.9%

1戸あたりの価格:4,554万円(前年同月比+10.4%)

平米単価:65.1万円(前年同月比+8.9%)


【千葉県】

発売戸数:250戸(前年同月比-12.3%)

月間契約率:83.6%

1戸あたりの価格:4,207万円(前年同月比+0.1%)

平米単価:60.3万円(前年同月比+6.0%)


2017年9月における新規発売戸数は、地域別にみてもすべて減少となったほか、東京都区部と神奈川県以外では2桁減と大きくマイナスになりました。月間契約率も全般に低調で、神奈川県が70%台を維持したほか、千葉県で8割を超えたのに対し、都下は30%台にとどまりました。価格は総額、平米単価とも全体的に上昇していますが、神奈川県ではいずれもマイナスで下落傾向となっています。


建売住宅は発売戸数が増加

・首都圏建売住宅市場動向

発売戸数:350戸(前年同月比+16.7%、前月比+30.6%)

月間契約率:46.0%(前年同月比-1.7ポイント、前月比+9.8ポイント)

1戸あたりの価格:4,115.7万円(前年同月比-12.1%、前月比-7.5%)


2017年9月における首都圏の建売住宅新規発売戸数は350戸で、前年同月比、前月比とも2桁増となりました。契約率は前年同月に比べるとマイナスですが、前月からは改善しています。価格は前年同月、前月のいずれに比べても下落となり、4,115.7万円でした。


・首都圏建売住宅販売状況

販売在庫数:659戸(前月末比-64戸)

即日完売:0戸


発売後6カ月以内の販売在庫数は659戸で、前月末より1割程度減少しています。前年同月末に比べても50戸減少しました。即日完売はありません。


・地域別建売住宅市場動向

【東京都】

発売戸数:59戸

月間契約率:62.7%

価格:5,216.7万円


【千葉県】

発売戸数:138戸

月間契約率:42.8%

価格:3,620.4万円


【埼玉県】

発売戸数:125戸

月間契約率:45.6%

価格:4,171.3万円


【神奈川県】

発売戸数:24戸

月間契約率:33.3%

価格:3,996.8万円


【茨城県】

発売戸数:4戸

月間契約率:0.0%

価格:3,935.0万円


地域別の動向をみると、東京都の契約率が60%を超えましたが、その他は50%を大きく下回っています。茨城県では4戸の新規発売が報告されました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像は不動産経済研究所「首都圏マンション・建売市場動向 2017年9月度」公開資料より)



▼外部リンク


株式会社不動産経済研究所 「首都圏マンション・建売市場動向 2017年9月度」公開資料

https://www.fudousankeizai.co.jp/



関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21