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2018.05.31
満室の窓口
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東京海上アセットマネジメントが最新レポートを公開
東京海上アセットマネジメント株式会社は6日、最新のマーケット・ファンドレポートを公開、2017年9月のマーケット・レビューとして、国内および海外の株式や債券に関する資料のほか、J-REIT市場の動向を伝える資料の提供を開始しました。
・東証J-REIT指数にみる市場動向
2017年9月:前月末比-1.79%(配当込みベース-1.53%)
上旬:下落(北朝鮮の核実験実施、建国記念日への警戒感などから)
中旬:反発(北朝鮮をめぐる地政学的リスクへの過度な懸念が緩和されたため)
下旬:下落(先進国などでの長期金利上昇や世界的なREIT市場の下落から)
2017年9月のJ-REIT市場は、北朝鮮をめぐる地政学的リスクの高まりとその懸念、および世界的な長期金利の上昇に加え、月を通して市場の需給環境が好ましくなかったことから、前月末比マイナスの下落となりました。
上旬には3日に北朝鮮が核実験を実施したことで地政学的リスクが大いに高まり、また9日に同国の建国記念日が控えていたことで市場の警戒感が強まったことから、市場が下落しました。
しかし中旬になると、北朝鮮の新たな軍事的挑発がなくなったことや、国連安全保障理事会で採択された北朝鮮に対する制裁決議で、同国への石油輸出禁止や金正恩氏の資産凍結といった、当初予測された厳しい内容が除外されたことを受け反発、いったん上昇となっています。
下旬に入り、米連邦公開市場委員会声明を受けた米国の年内追加利上げ観測などで、先進国を中心に長期金利が上昇、世界的なREIT市場の下落に影響されるかたちで、再びJ-REIT市場も下落傾向となりました。
引き続き地政学的リスクや総選挙など注意が必要も底堅い相場展開の見通し
・三鬼商事による8月のオフィスビル賃貸市況データ
東京ビジネス地区平均空室率:3.35%(前年同月比-0.55ポイント)
平均募集賃料:坪あたり月額18,957円(前年同月比+3.47%)
・東京証券取引所によるJ-REIT市場投資部門別売買状況データ
銀行・証券(自己):買い越し
海外投資家・投資信託:売り越し
・当面の市場見通し
J-REIT各社の業績好調と分配金や資産価値にみた割安感で堅調
相対的に割安度の高まった銘柄への買いが進行
三鬼商事のデータからは、オフィスビル賃貸市況が好調で改善を続けていることがうかがわれます。またJ-REIT市場の需給環境では、8月は銀行と証券が買い越しに、海外投資家と投資信託が売り越しになるという売買状況です。
10月のJ-REIT市場としては、引き続き北朝鮮の動きなど地政学的リスクの高まりや、国内における総選挙の結果により、変動性が高まる可能性があり、その点で注意が必要となっているものの、全般としてJ-REI各社の業績が好調であることや、分配金や資産価値からみて割安感が出ていることから、底堅い相場展開が続くものと予想されました。
銘柄物色動向では、保有物件の分散化により分配金が安定している一方、足元の下落で相対的に割安度が高まった銘柄へと買いが入りやすくなるものと見込まれています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は写真素材 足成より)
▼外部リンク
東京海上アセットマネジメント株式会社 2017年9月「J-REIT市場」マーケット・レビュー
http://www.tokiomarineam.co.jp/pdf/J-REIT201710.pdf
東京海上アセットマネジメント株式会社 ホームページ
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