不動産投資
中古マンションのリノベーション投資|メリットとデメリット
人生100年時代といわれる今、不動産投資が注目されています。 中古マンションのリノベーション投資は、初期投資の負担を軽減できる点で、新築物件投資が難しい方々にも注目されています。 この記事では、中古マンションリノベーション投資のメリット・デメリットと、不動産投資の失敗例、投資を始める際の重要なポイントを解説します。
2024.04.03不動産投資
2018.05.31
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三井住友トラスト基礎研とアットホームが調査、最新データを公開
アットホーム株式会社と株式会社三井住友トラスト基礎研究所は21日、両社が共同で開発した指標である「マンション賃料インデックス」の2017年第2四半期データを公開しました。東京23区や東京都下、大阪市、名古屋市など全国主要12都市・エリアの賃貸マンション市場動向をみることができます。
「マンション賃料インデックス」は、ヘドニックアプローチと呼ばれる統計的手法を用い、アットホームの有する個別成約事例データから賃料の品質調整を行って、四半期ごとの賃料変化を指数化しています。なお、2009年第1四半期を基点とした連鎖型インデックスとなっており、データは同期を100とした指数で示されます。
・首都圏マンション賃料インデックス
東京23区:104.17(前年同期比+0.97、前期比-0.11)
東京都下:96.09(前年同期比-0.24、前期比-0.86)
横浜・川崎市:101.68(前年同期比+1.70、前期比+0.44)
千葉西部:99.94(前年同期比+3.25、前期比+1.02)
埼玉東南部:100.24(前年同期比+1.62、前期比-1.05)
首都圏の2017年第2四半期マンション賃料インデックスは、前年同期比で東京都下を除いてプラスとなりました。しかし前期に比べると、プラスになったのは横浜・川崎市と千葉西部に限定されます。いずれも1ポイント以上の改善となった千葉西部は今回、100に迫る値まで上昇してきました。
・地方都市概況
札幌市:113.46(前年同期比+4.47、前期比-0.35)
仙台市:116.59(前年同期比+1.30、前期比+0.36)
名古屋市:97.11(前年同期比+0.72、前期比-3.90)
京都市:109.60(前年同期比+2.60、前期比-0.59)
大阪市:111.84(前年同期比+2.59、前期比+2.17)
大阪広域:103.25(前年同期比+2.27、前期比+1.32)
福岡市:103.70(前年同期比+0.80、前期比+0.18)
地方都市の主要7都市・エリアは、いずれも前年同期比プラスになっており、全般的に堅調な推移をみせました。とくに大阪市や大阪広域は好調を維持しています。
東京23区のシングル上昇幅が緩やかに
18平方メートル以上30平方メートル未満を「シングルタイプ」、30平方メートル以上60平方メートル未満を「コンパクトタイプ」、60平方メートル以上100平方メートル未満を「ファミリータイプ」と定義し、各エリアの内訳をみた結果は以下の通りです。
・東京23区 タイプ別賃料インデックス
シングルタイプ:103.68(前年同期比+0.40、前期比+0.21)
コンパクトタイプ:104.85(前年同期比+1.86、前期比-0.17)
ファミリータイプ:100.39(前年同期比+2.44、前期比+1.51)
東京23区の賃料は、シングルの上昇幅が緩やかとなったほか、コンパクトタイプが前期に比べるとわずかにマイナスとなりましたが、いずれも堅調かつ安定的な推移をみせています。
・東京都下 タイプ別賃料インデックス
シングルタイプ:96.59(前年同期比+0.53、前期比-1.30)
コンパクトタイプ:96.66(前年同期比-0.18、前期比+0.59)
ファミリータイプ:93.52(前年同期比-0.01、前期比-0.35)
東京都下は、前期に伸びたシングルタイプで反動低下がみられたものの、若干の変動をみせながら、およそ横ばいの傾向が続いています。ファミリータイプは、今年に入りやや低調といえます。
・横浜・川崎市 タイプ別賃料インデックス
シングルタイプ:102.88(前年同期比+2.99、前期比+1.10)
コンパクトタイプ:102.76(前年同期比+0.93、前期比+0.47)
ファミリータイプ:102.98(前年同期比+3.69、前期比+0.70)
横浜・川崎市の賃料は、全体的に上昇、底上げ基調にあります。シングルタイプ、ファミリータイプでは、前年同期に比べ3ポイント前後の伸びを記録しました。
・千葉西部 タイプ別賃料インデックス
シングルタイプ:97.78(前年同期比+1.76、前期比+0.44)
コンパクトタイプ:98.69(前年同期比+2.05、前期比+1.60)
ファミリータイプ:108.20(前年同期比+6.75、前期比+0.04)
千葉西部では、ファミリータイプが2016年から大きく上昇してきています。前期に比べると横ばいですが、調査開始以来の高値をキープするものとなりました。コンパクトタイプも上昇してきています。
・埼玉東南部 タイプ別賃料インデックス
シングルタイプ:101.02(前年同期比+1.98、前期比-0.31)
コンパクトタイプ:100.23(前年同期比+1.70、前期比-0.44)
ファミリータイプ:98.71(前年同期比+1.57、前期比-1.94)
埼玉東南部の賃料は、前期にすべてで100を超えるなど大きく改善していましたが、今回はそこからやや下げ、ファミリータイプは100を割り込む指数となりました。しかし前年同期に比較すると、全タイプで1.5~2ポイント近いプラスになっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は「マンション賃料インデックス」公表資料より)
▼外部リンク
三井住友トラスト基礎研究所株式会社/アットホーム株式会社 「マンション賃料インデックス」2017年第2四半期 公開資料
三井住友トラスト基礎研究所株式会社 データ提供ページ
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