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不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】17年6月の首都圏居住用賃貸、アパートが好調

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


アットホームが6月分の市場動向データを公開

アットホーム株式会社は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年6月期の首都圏居住用賃貸物件に関する成約数・成約賃料をまとめた、最新市場動向データを発表しました。


2017年6月の物件成約数は17,918件で、前年同月比1.1%の減少となり、これで16カ月連続のマイナスになりました。しかし減少幅は小さくなってきており、前月比で7ポイント低下しています。地域別でみると、東京23区が8,198件の前年同月比1.9%増加、東京都下は1,484件で1.4%増加、神奈川県は4,491件の前年同月比6.4%減少、埼玉県は1,932件で2.3%減少、千葉県が1,813件の0.7%減少でした。


プラスとなった東京23区、東京都下ではとくにアパートが好調で、東京23区はアパートに絞ると前年同月比12.7%の増加になっています。東京都下はマンションも0.8%のプラスで、アパートが3.8%プラスと、いずれも堅調でした。


新築・中古の別で成約数をみると、首都圏全体の新築マンションは前年同月比3.8%の減少、中古マンションは2.1%の減少で14カ月連続のマイナスになっています。一方アパートは、新築が前年同月比3.0%の増加、中古が1.8%の増加といずれもプラスになりました。


面積帯別に成約数を前年同月比でみると、70平米以上の大型ファミリー向きマンションが4.9%増と、2カ月連続のプラスを記録しています。アパートは全面積帯で増加傾向となり、中でも東京23区では全てが2桁増となるなど、大きく伸びる結果になりました。また全体として、分譲マンションの価格上昇も影響し、ファミリー向き賃貸物件への需要回復がみられています。


成約賃料はマンション、アパートとも上昇

1戸あたりの成約賃料をみると、首都圏平均でマンションが8.98万円となり前年同月比0.4%の上昇、2カ月連続のプラスになり、アパートは6.46万円で2.9%の上昇、再びプラスに転じました。成約面積の平均はマンションが36.90平米、アパートが32.70平米となっています。


地域別では、東京23区のマンションが10.14万円の前年同月比1.2%上昇、東京都下は7.60万円で0.1%下落、神奈川県が7.85万円の1.4%下落、埼玉県も7.05万円で1.1%の下落でしたが、千葉県は7.05万円で1.1%の上昇でした。アパートの場合、東京23区が7.45万円の前年同月比2.8%上昇、東京都下で6.31万円の1.8%上昇、神奈川県は6.38万円で3.7%上昇、埼玉県は5.53万円で0.5%下落、千葉県は5.39万円の1.1%下落になっています。


2009年の1~12月各月を100として算出した賃料指数は、首都圏全体でマンションが89.6の前月比0.1ポイント上昇、アパートは99.8で2.7ポイント上昇し、100に迫る値となりました。


1平米あたりの成約賃料は、首都圏平均でマンションが2,599円の前年同月比0.4%下落となり、3カ月ぶりにマイナスを記録しましたが、アパートは2,187円で1.7%上昇、4カ月連続のプラスになりました。賃料指数はマンションが92.0で前月比0.5ポイントの低下、アパートは95.8で3.6ポイントの上昇です。


新築・中古の別で成約賃料をみると、首都圏平均で新築マンションは10.53万円の前年同月比3.7%上昇、中古マンションは8.87万円で0.1%上昇、新築アパートは8.05万円の前年同月比5.4%上昇、中古アパートが6.28万円で2.4%の上昇となり、いずれもプラスになりました。


面積帯別でみると、30~50平米未満のカップル向きマンションが3カ月連続で上昇、50~70平米未満のファミリー向きマンションが4カ月ぶりの上昇となったほか、アパートの全面積帯がプラスとなっています。とくにアパートの30~50平米未満、カップル向けは6カ月連続の上昇となりました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はプレスリリースより)

(調査内容・アットホーム調べ)



▼外部リンク


アットホーム株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)

http://athome-inc.jp/

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