お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

不動産投資

2018.05.31

満室の窓口

【pickupニュース】東京オフィスでなお続く賃料上昇・JLL調べ

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。

今回ピックアップするニュースはこちら!


JLLが2017年6月末時点のオフィスレポートを発表

総合不動産サービスをグローバルに展開するジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッド(JLL)の日本法人であるジョーンズ ラング ラサール株式会社は10日、2017年6月末(2017年第2四半期末)時点の東京オフィスにおける空室率と賃料のデータを公開しました。


今回は月次公開のAグレードオフィス、四半期ごと公開のBグレードオフィスと、両グレードのデータが発表されています。なおJLLの定義では、千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区の東京都心5区が東京中心業務地区として調査対象になり、Aグレードは延床面積30,000平方メートル以上、基準階面積1,000平方メートル以上、20階以上の階数をもち1990年以降に竣工した物件のオフィス、Bグレードは延床面積5,000平方メートル以上、基準階面積300平方メートル以上、8階以上の階数で1982年以降に竣工した物件のオフィスを指すとされます。


2017年6月末時点の東京Aグレードオフィスにおける空室率は2.9%で、前月から0.2ポイントの上昇、前期比で0.2ポイント、前年同月比では1.1ポイントの上昇となりました。新規供給物件における空室の発生が影響し、3四半期連続での悪化になっています。


一方賃料は、共益費込みで月額坪あたり36,544円となり、前月比0.3%、前期比0.3%、前年同月比では2.1%の上昇になりました。賃料の上昇はこれで21四半期連続となります。今回の賃料上昇は、大手町・丸の内エリアのサブマーケットが牽引するかたちとなっています。


Aグレード、Bグレードともに賃料が引き続き上昇

2017年第2四半期末時点での東京Bグレードオフィスにおける空室率は2.5%で、前期と比較すると0.3ポイント低下、2四半期ぶりの低下でやや改善の傾向をみせるものとなりました。ただし前年同期比では0.5ポイントの上昇になっています。


Bグレードオフィスの賃料は、共益費込みで月額坪あたり22,633円となり、前期比0.9%の上昇、前年同期比でも2.4%の上昇となりました。プラスを記録するのは、これで18四半期連続になります。上昇を牽引したサブマーケットとしては、赤坂・六本木、渋谷・恵比寿、新橋・虎の門が挙げられました。


ピックアップニュースは以上になります。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!


(画像はジョーンズ ラング ラサール 日本法人 ホームページより)



▼外部リンク


ジョーンズ ラング ラサール株式会社 ニュースリリース

http://www.joneslanglasalle.co.jp/


ジョーンズ ラング ラサール株式会社 ホームページ

http://www.joneslanglasalle.co.jp/japan/ja-jp

関連記事

  • 不動産投資

    賃貸併用住宅のメリットとデメリット

    本記事では、賃貸併用住宅のメリット・デメリットを整理し、後悔しないためのポイントを解説します。 賃貸併用住宅に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

    2024.11.14
  • 不動産投資

    次の繁忙期にこそ決める!長期空室が続く理由と空室対策アイデア7選

    賃貸物件の空室期間が長引くと、オーナーにとっては収益の損失となり、管理の手間も増えてしまいます。 しかし、長期空室の理由を正確に把握し、適切な対策を講じることで、次の繁忙期には満室にする可能性を大きく引き上げることができます。 この記事では、長期空室が続く主な理由を整理し、空室対策として効果的な7つの方法をご紹介します。 次の繁忙期に向け、確実な入居率アップを目指すためのヒントをぜひお役立てください。

    2024.10.31
  • 不動産投資

    リノベーションの費用対効果とは〜キャッシュフロー分析が不可欠〜

    不動産市場は絶えず変動していますが、その中でも特に注目されるのがリノベーションの利益性とその効果です。 本記事では、リノベーションの費用対効果を明らかにし、不動産投資におけるキャッシュフローを改善する具体的な戦略について解説します。

    2024.10.23
  • 不動産投資

    賃貸物件に「シェアサイクル」という選択肢|メリットと設置方法

    最近、都市部を中心に「シェアサイクル」が急速に普及しています。 自転車を手軽にレンタルできるシェアサイクルは、環境にも優しく、交通渋滞の緩和や通勤時間の短縮にも貢献するなど、多くのメリットがあります。 その「シェアサイクル」を賃貸住宅にも取り入れる動きが始まっているのです。

    2024.10.21