お問い合わせ
このエントリーをはてなブックマークに追加

事例紹介

設備改善で年間収支300,000円の増収改善

Ⅰ、物件プロフィール

①構造:木造 ②築年数:築31年 ③階数:2階建て

④間取り/世帯数:1K/10戸 ⑤居室平米数:15.45㎡ ⑥入居率:70%


Ⅱ、改善前の問題点

【収支状況】

・現在入居中7室(3室空室)家賃収入204,000円(満室時293,000円)

 家主様より以前は賃料値下げ交渉が主体となり、決めてくれるのであればと了解をしていたが

 正直収支状況が合わなくなってきている。満室想定時で300,000円は切りたくないとの要望がございました。

 賃料も各世帯で違いがあり統一が図れていなかった。

【建物状況】

・1階部分に網戸が無く入居者様より設置希望が来ていた。

・TVモニターホンが無くセキュリティー面に不安があった。

・近隣物件ではインターネット無料が増えているが未対応の為、退去リスクを抱えていた。


Ⅲ、実際に行った改善提案/改善手法

【収支状況】

・Jcomインマイルームキャンペーン提案、実施(TVコンパクトB/NET120M無料wifi)

・現在空室となった101号室、102号室、104号室についてはTVモニターホン、網戸の設置

・LED照明についても退去毎に標準設備提案の実施と設置


上記対応を行い賃料30,000円、共益費1,000円に統一

既存入居者に対しては更新時に変更の旨を随時報告

全体として17,000円の賃料増額


Ⅳ、改善後の結果

CF状況

・改善前年間(1室辺り)

(オリバーゼロプラン 家賃28,000円 共益費0円 期間5年間 入退去2回 空室期間6ヶ月 運営費15%)

 EGI1,223,600円 NOI779,600円

・改善後年間GPI

(オリバーゼロプラン 家賃30,000円 共益費1,000円 期間5年間 入退去2回 空室期間1ヶ月 運営費15%)

 EGI1,623,780円 NOI1,085,780円 306,180円の増収見込み

総評

・元レオパレス物件となり、家賃値下げをして決定をしている現状からリフォーム提案、Jcomインマイルーム提案を行う事で近隣物件と見劣りしない物件になったと考えます。オーナー様の収益を考え今後の提案に活かしたいと考えます。

関連記事

  • 事例紹介

    賃貸市場の最新動向!入居者が求める設備ランキング

    人々のライフスタイルは多様化し、住まいに求める条件や優先順位も大きく変わりました。 住まいに求める設備や防犯対策、そして快適さが重視されるようになっています。

    2024.08.23
  • 事例紹介

    賃貸設備をアップグレード!よくある失敗とその対処法

    賃貸物件の魅力を高め、入居者の満足度を向上させるためには、設備の充実が欠かせません。 特に人気の設備を導入することは、空室対策として非常に効果的です。本記事では、2024年最新版の人気設備ランキングを踏まえつつ、管理会社として知っておくべき「賃貸管理」と「建物管理」の重要性についても解説していきます。

    2024.08.10
  • 事例紹介

    原状回復の落とし穴!見落としがちな手法と回避方法

    本記事では、見落としがちな室内リノベーションの具体例や、賃貸管理および建物管理の重要性について詳しく解説していきます。

    2024.08.03
  • 事例紹介

    外壁塗装の注意点!見落としがちな物件改善手法の落とし穴

    本記事では、外壁塗装の具体的な目的やその効果について詳しく説明するとともに、実際の参考事例を通じて、外壁塗装がどのように建物の保護と美化に役立つかを紹介します。

    2024.07.28